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コモディティのトレーダーは何をすべきか?株式との違いと秘訣

コモディティのトレーダーは何をすべきか?株式との違いと秘訣

DailyFX, Research

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このページの内容

株式コモディティ(商品)は、いずれも今日最も広くトレードされている金融商品です。このアセットクラスは、世界中の経済や経営基盤のほか、何百万人もの人々のトレードに強い影響を与え得ます。ここでは、コモディティと株式の微妙な違い、それぞれに適したトレードスタイル、そして両者の相互作用を理解することの重要性を説明します。

コモディティと株式の5つの違いとは?

コモディティと株式には、資産としてもトレード方法の観点からも多くの違いがあります。

ここでは、株式マーケットと比較したコモディティマーケットがどのようなものかをより詳しく見ていきます。

1. 資産の所有権

株式投資の場合、(デリバティブ取引でない限りは)事実上、その資産の所有権と企業の株式を取得しています。しかしコモディティ先物の場合は、原商品を実際に買っているわけではなく、それに相当する契約を買っています。

2. 保有期間

株式は短期間での売買も出来ますが、バイ&ホールド戦略による株式投資は長期に資産を保持することを理想とします。これは、世界の株式市場が提供する長期的なトレンドが、投資家に資産形成の機会をもたらし、それゆえに人気を集めたからです。しかし、コモディティは、デイトレード、スイングトレード、またはスキャルピングでもトレードされることがよくあり、価格はファンダメンタルズの影響を受けるため、変動が激しいマーケットにおいてはより短期的なトレードが適していると考えられます(下記参照)。

3. 価格を動かすファンダメンタルズ

株式とコモディティは、いくつかの同じファンダメンタルズ的な要因から影響を受けることがあります。例えば金利は、商品の在庫の保有コストに影響を与えることからコモディティと関連性があり、また、企業の借入コストにも影響を与えるため、株式にも影響を及ぼし得ます。しかし、いざという時にコモディティの価格を動かす主な要因は需要と供給であり、一方、株式の価格を動かす主な要因は関係する企業の財務状況、すなわち利益と配当です。これについては、以下で詳しく説明します。

4. 取引時間

証券取引所の閉場時間は様々ですが、午後から夕刻にかけて閉まることが多いです。例えば、ニューヨーク証券取引所(NYSE)は現地時間の午前9時30分から午後4時までが取引時間です。一方、コモディティは週末に休場となる以外はほぼ24時間開いています。先物の取引時間は、午後6時から午後5時で、日曜日から金曜日まで開いています(米国東部標準時)。

取引時間の詳細については、主要コモディティ主要株価指数のページで説明しています。

5. スプレッド

スプレッドは資産によって異なります。株価の変動が激しいことから、株式スプレッドは通常狭いです。しかし原油のように取引量の多いコモディティがある一方、オレンジジュースやフィーダー牛のような流動性の低い資産は非常に広いスプレッドになることがあります。

コモディティと株式のトレードの比較:トレーダー?投資家?

コモディティと株式のトレードには、いくつかの重要な決断が求められます。コモディティでよく見られる短期的な変動を巧みに利用するのか、あるいは株式の長期にわたるゲームに参加するのか?どのような価格変動要因が、自分の知識レベルに最も適しているのか?また、リスクに対する姿勢はどうか?以下、それぞれについて考えてみましょう。

トレードは短期か長期か

テクニカル指標を使った短期的な株のトレードは実行可能ではありますが、長期的に株式投資をおこないたい場合には、資産そのものを購入するのが一般的な方法です。これは、企業の株式という形で、大抵は取引口座を通じてその証券を購入し、より長い期間(通常少なくとも5年間)にわたり保有することです。かなりの変動はあるものの、過去1世紀にわたるS&P 500の平均リターンは前年比約10%です。

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しかしコモディティは、そのボラティリティから利益が得られる可能性は長期投資家よりも活発なトレーダーの方が高いことから、短期的なトレードが多いです。コモディティのボラティリティはアセットクラスの中で最も大きい傾向があります。例として、原油の四半期ごとのボラティリティは、1983年以後、12%から90%の間を変動しています。

これはコモディティの循環的な性質によります。世界的な需給の変化は極端になることがありますが、株式相場を動かす基本的な要因はそれほど顕著ではありません。下図は、トレーダーがどのようにコモディティの短期的動きから利益を得るのかを説明するため、原油の1時間足チャートにMACD(マックディー)を使いエントリーポイントを特定する方法を示しています。

どのファンダメンタルズが相場を動かすか?

前述したように、コモディティは需給要因によって大きく左右されます。例えば、大規模なインフラ整備をおこなう場合、そのことがの需要を高め、銅価格の上昇を引き起こす可能性があります。また、農産物は1年のうち特定の時期に価格の上昇や下落が起こり、季節性が大いにマーケットに影響を与え得ます。原油価格は政治的なイベント、工業生産高の急増、代替燃料の普及といった要因に影響され得ます。このようなファンダメンタルズ的な要因は、全てのコモディティのトレーダーにとって考慮すべき重要な要素であるため、各マーケットがそれぞれの要因に対しどう反応するかを知っておくことが鍵となります。

また、株価は企業の財務状況と事業戦略によって大きく動きます。貸借対照表はどうなっているか?収益はどう伸びてきているか?どのようにライバル企業を出し抜いているか?これらはコモディティとは異なる検討事項であり、それに応じて異なった考え方が必要かもしれません。

下のチャートは、21世紀にWTI原油が経験した数多くの価格変動と、その値動きの背景にあるファンダメンタルズ的な要因について、その短期的なトレードの判断に影響を与え得るイベントを示すためのラベルを付けたものです。ボラティリティを測る指標としてよく使われるアベレージ・トゥルー・レンジ(ATR)もチャート上に表示されており、この資産の短期的なボラティリティを示しています。その反面、長期投資家は、同期間にわたって急騰することが少なく、持続的な上昇軌道を示す「成長株」に期待します。

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あなたのリスク選考度は?

これからコモディティのトレーダーを目指すなら、株のトレードに比べてより慎重にリスク管理を検討すべきです。原油のような特定の資産は、価格変動が極端に激しくなることがあります。加えて、コモディティの必要証拠金は株式よりはるかに少ないため、より大きな損失が生じる可能性があります。また、マージンコールを補うための必要資金を確保しておかなければなりません。ただし、高いリスクには高いリターンを得る可能性があり、そのため多くの人々が特定のコモディティ資産を選ぶのです。

株式、コモディティ、FXのトレードの比較

株式とコモディティに加え、FX(外国為替)も検討すべきアセットクラスです。FXはある通貨に対するもう一方の通貨の価値の比較であり、これらの通貨ペアは順次コモディティと株式に相関し得ます。

FXと株式の関連性は複雑だが、基本的な理論は、国内株式が上昇すると、その経済が成長し海外投資家からの資金流入をうながすという信頼感から国内通貨の需要が生まれ、他方の通貨に対しその価値が上昇します。

コモディティとFXの関係について、例を挙げましょう。カナダは大量の原油輸出がそのGDPに寄与しているため、いくつかのカナダドルペアが原油価格と相関していることが歴史的に示されています。また、オーストラリアとニュージーランドの鉱業部門は、ニュージーランドドル(NZD)豪ドル(AUD)といったコモディティとの密接な相関をもたらしています。

株式やコモディティ関連のコンテンツに興味がある方は、以下の記事をご覧ください。

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