メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
米ドル相場 テクニカル分析見通し 2024年第2四半期: 米ドルは引き続きサポートされる

米ドル相場 テクニカル分析見通し 2024年第2四半期: 米ドルは引き続きサポートされる

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

共有する:

このページの内容

米ドルは主要国の中央銀行の利下げ観測を受け上昇する見通しだ。本記事では、2024年第2四半期に向けた米ドル相場のテクニカル分析による予測をストラテジストのリチャード・スノーが解説する。

テクニカル・ファンダメンタルズ両面から分析した2024年第2四半期の米ドル相場見通し【完全版】の無料ダウンロードはこちら↓

米ドル相場見通し【無料】
米ドル相場見通し【無料】
推薦者: リチャード・スノー
米ドル相場見通し【無料】
ガイドを入手

米ドル指数(DXY)

米ドルの価値を測定する指標として知られる米ドル指数は、今年素晴らしいスタートを切った。堅調な経済データが事前の積極的な利下げ予想を覆したため、米ドルは強含みで推移している。FRBがよりハト派的なメッセージを発信し、2024年に3回の利下げを実施するという見通しを維持したにもかかわらず、3月後半には値を上げた。

指数は103.70に位置する200日単純移動平均線と、2023年後半の急落のフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準104.77の間で取引されている。

米ドル指数(DXY)日足チャート

グラフィカル ユーザー インターフェイス, グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

ユーロ/ドル

第1四半期のユーロ/ドルは、EUと米国の対照的な経済動向の差がさらに拡大し、弱含みとなった。さらに、ドルは大きな金利差の恩恵を受けており、ボラティリティが低い時期には、投資家が低金利の通貨を借りて金利の高い通貨に投資するため、金利の高い通貨が有利になる傾向がある。これはドル/円でより顕著だが、高利回りの通貨を求める人々にユーロは見過ごされる傾向がある。

1.1033と1.1140にレジスタンスが形成された後、ユーロ/ドルは1.0724をサポートラインとして下値を切り下げる展開となった。ユーロの強気派は巻き返しを試みたが、年初来高値を再び試すには至らず、その後、四半期最後の数週間は下落に転じた。

1.0724の下方ブレイクは売り継続のきっかけとなるため、第2四半期のユーロ/ドルにとって引き続き重要なレベルである。赤と青の四角は、過去2四半期の四半期ごとの平均的な動きをもとにした大まかな範囲を示している。ユーロ弱気、ドル強気の見通しを考慮すると、ユーロ売りでの取引を検討することになる。その場合、1.0656を最初の目標とし、大幅に反落した場合は2023年後半の安値である1.0450が見えてくる。

しかし、中央銀行がいつ利下げに踏み切るかわからないこの不透明な時期には、一直線な値動きは期待できないだろう。したがって、1.0929、そして以前レジスタンスゾーンとして機能した1.1033付近が上値の目処になる。1.1100を超え1.1140に向かう動きになれば、弱気な四半期見通しは無効となるだろう。

ユーロ/ドル 週足チャート

グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

英ポンド/ドル

英ポンドは今年、対ドルで良好なパフォーマンスを見せている通貨である。米非農業部門雇用者数の発表後に急落したが、第1四半期全体では少しの下落となった。それゆえ、英ポンド/ドルの見通しは、他の主要通貨に比べて弱気ではない。イングランド銀行(BOE、中央銀行)は、高止まりするインフレ率に苦慮し、利下げに関しては後手に回った。これが英ポンドの下支えとなった。しかし、BOEが2月に発表した予想では、インフレ率は年央には2%に低下し、利下げ路線は米国やEUのそれと並ぶことになる。

英国の政策金利は5.25%と、FRBの5.25―5.5%の下限と一致しているが、英ポンドは高騰するドルに対してよく持ちこたえている。以下の週足チャートでは、過去2四半期の平均的な動きから導き出された潜在的な上昇と下落の動きをマッピングし、ユーロ/ドル同様の予測を示している。

下値では2月の安値である1.2520が最初のハードルとなる。予想通りインフレが急速に低下した場合は、2021-2022年の主な下落のフィボナッチ・リトレースメント50%の水準1.2295、その後は1.2250が目標として意識される。

上値の目標としては、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準1.2756、次いで1.2960が注目され、1.2960を超えれば英ポンド/ドルの弱気見通しが無効となる。

英ポンド/ドル 週足チャート

グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

ドル/円

ドル/円は日銀がマイナス金利から脱却するという重大な決定をしたため、おそらく第1四半期で最も注目された通貨ペアだろう。持続的な高インフレの兆しと、過去30年間で最も高い賃金上昇率を記録したことから、日本銀行はついに利上げに踏み切った。しかし、この動きは円高にはつながらず、実際、円の価値はさらに低下した。低迷する経済と困難な外部環境により、日銀が実施可能な追加利上げは限られており、「キャリートレードの巻き戻し」は今のところ見えない。

ドル/円は150.00の大台に達するか、それを超えるたびに為替介入の脅威が高まり、リスクを伴う通貨ペアである。財務省の担当者は、為替レートが150.00付近にあるときは常に強気な楽観論を鎮めようとして円安をけん制する姿勢を示す傾向がある。

したがって、ドル/円の上昇は短命に終わる可能性があり、150.00より上では非常にリスキーな取引であることに変わりはない。とはいえ、過去2四半期の四半期ごとの動きにもとづく上値の予測では、160.00への野心的な上値追いが示されている。しかし、現実的には150.00を100pips上回るごとに、その可能性は低くなる。

加えて、ドル高もこの通貨ペアの下値(円高ドル安)の可能性を制限している。日本からの為替介入がなければ、ドル/円は第2四半期には146.56と152.00付近のレンジでの推移となる可能性がある。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合開催中、日本からの情報筋は日銀が7月か10月にもう一度利上げをおこなう可能性を示唆したが、これは本レポートの予測期間範囲外であり、第2四半期におけるドル/円への影響は限定的だろう。

ドル/円 週足チャート

グラフ  自動的に生成された説明

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

テクニカル・ファンダメンタルズ両面から分析した2024年第2四半期の米ドル相場見通し【完全版】の無料ダウンロードはこちらから↓

米ドル相場見通し【無料】
米ドル相場見通し【無料】
推薦者: リチャード・スノー
米ドル相場見通し【無料】
ガイドを入手
広告

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。