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FOMC予想:タカ派的な警告の可能性 - 金価格とS&P500の見通し

FOMC予想:タカ派的な警告の可能性 - 金価格とS&P500の見通し

ディエゴ・コルマン, ストラテジスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年5月1日14時49分更新

このレポートでは、日本時間2日深夜に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表の見通しをお届けする。さらに、金価格S&P500のテクニカル分析見通しを検証する。

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パウエル議長の記者会見に注目

FRBは4月30日―5月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利を5.25―5.50%に据え置き、声明でもフォワードガイダンスの修正はないとみられている。特に今回のFOMC会合では新たな経済見通しが示されないことから、政策見通しに関するパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まっている。

労働市場のひっ迫に加え、ディスインフレの進展の遅れなど最近の米経済情勢を考慮すると、パウエル議長はよりタカ派的な姿勢を示す可能性が高い。パウエル議長は、政策立案者が金融緩和を開始するにはまだ十分な確信が持てず、当面は忍耐が必要だと主張する可能性がある。その背景として、インフレ率はここ数カ月、予想外に上昇に向かっており、3月の個人消費支出(PCE)コア指数は前月比0.3%上昇と3カ月連続で高めの伸びを記録し、3カ月前比年率でみれば4.4%となっている。

タカ派的な姿勢へのシフトは、前回のドットチャート(FOMCメンバーによる金利予想分布図)で示された2024年に75ベーシスポイント(bp)引き下げるとの予測がもはや有効でないことを示唆するかもしれない。これは、インフレ圧力の再燃を防ぐため、利下げサイクルの開始が2024年後半、あるいは2025年まで先送りされるとの解釈につながる可能性がある。パウエル議長が金利上昇の長期化を認めれば、米国債利回りが上昇し、それに伴いドル相場も強気になるはずだ。しかし、そのシナリオは金価格には打撃を与えることになるだろう。

2022年から2023年にかけて525bpの引き締めが行われ、利上げはもはや既定路線ではなくなったが、記者らとの質疑応答におけるこのテーマに関するパウエル議長の回答に注目が集まるだろう。FRBが利上げを再開する可能性や、一部の政策立案者がこの可能性を検討していることが示唆されれば、二方向からのタカ派的な結果となり、ボラティリティは上昇し、リスク資産は大きく売られるきっかけとなる可能性がある。

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金価格 テクニカル分析

30日のニューヨーク金先物相場は大幅下落し、いくつかの重要なテクニカル下限を割り込み、4月上旬以来の安値を記録した。今後、下げが加速する場合は、フィボナッチ水準のサポート2,260ドルが控えている。反落の動きの中で、このエリアで底入れを開始する可能性があるが、下方ブレイクした場合は、2,225ドルに位置する50日単純移動平均線を目指す展開となろう。

現在の水準から強気に反転した場合は、2,295ドル、2,320ドル、2,355ドルがレジスタンスとなる。その後は2,390ドルに位置する短期下降トレンドラインが控えている。強気派がこのバリアを超えるのは難しいかもしれないが、ブレイクアウトが実現すれば、近い将来、2320ドルを目指して上昇する可能性がある。

金価格 (XAU/USD) 日足チャート

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S&P500テクニカル分析

30日の米国株式市場でS&P500種株価指数は5,165/5,185レンジの収束レジスタンスを上回ろうとしたが失敗に終わり、1.5%超と大きく下落した。短期的に弱気勢が相場をコントロールし続ければ、4月の安値4,690を目指す動きがすぐに見られるだろう。買い支える動きがなければ、4,855に向けてさらに下降する可能性がある。

弱気見通しとはいえ、トレーダーは慎重を期し、優勢な値動きに逆らうことは控えるべきだろう。S&P 500種指数が上昇に転じ、最終的に5,165/5,185の上限を確実に突破できれば、センチメントが好転し、5,260近辺に向けて上昇する可能性がある。ここから上昇を続ければ、史上最高値が更新されるかに関心が移るだろう。

S&P 500 日足チャート

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--- DailyFX.com マーケットストラテジスト ディエゴ・コルマン著

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