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ユーロ相場見通し 2024年第2四半期:利下げ開始で今後数ヶ月間下落か

ユーロ相場見通し 2024年第2四半期:利下げ開始で今後数ヶ月間下落か

ニック・コーリー, シニアストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

ユーロは、第2四半期に利下げが開始されることにより、今後数ヶ月間下落すると予想される。本記事では、2024年第2四半期に向けたファンダメンタルズ分析によるユーロ相場の予測をデイリーFXのストラテジスト ニック・コーリーが解説する。

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ユーロはファンダメンタルズに変化を迎える

ここ最近の欧州中央銀行(ECB)当局者の発言を信じるのであれば、ECBは今年第2四半期に利下げを実施し、今年後半も借入コストの引き下げは続くだろう。金融市場は、このシナリオとなる可能性が最も高く、今後数週間か数カ月間のユーロの重荷になるだろうと考えている。

ユーロ圏のインフレ率はさらなる低下が予測される

最新のECBによる予測では、インフレ率は今後数カ月および数四半期にわたってさらに低下すると予測されている。エネルギーのインフレ率は2024年の大半はマイナス圏にとどまり、一方で食品のインフレ率は2023年の10.9%から大幅に低下して2024年は平均3.2%との予測だ。物価上昇圧力が急速に後退したことで、ECBは現在、利下げ開始のタイミングについて確信と柔軟性を高めている。

グラフ  自動的に生成された説明

ユーロ圏の成長率は今年も低水準

一連の公的な予測によれば、ユーロ圏の成長率は2024年も微増にとどまり、最新のECBの予測では0.6%増と少々の回復を見込んでいる。直近の経済指標では、ユーロ圏の2023年の経済成長率が需要低迷と借入コスト上昇に阻まれ、0.4%増へと下方修正になった。ユーロ圏最大の経済大国ドイツは以前の水準まで経済活動を押し上げることができず、2024年の成長率はわずか0.2%とみられている。

ドイツのロベルト・ハーベック経済相は最近のコメントで、ドイツ経済は「厄介な水域にある」とし、この経済危機からのドイツの脱出が「期待していたより遅い」ことを示した。これによりドイツ経済が横ばいの状態であるという懸念が強まっている。ドイツ政府は当初、2024年のGDP成長率は1.3%と予測していた。だが、ドイツ経済は世界需要の低下による輸出の伸び悩みと、ロシアの石油・ガスへのこれまでの依存によって大きな打撃を受けている。ロシアのウクライナ侵攻後、ドイツは2022年後半にはロシアの石油・ガス輸入を停止した。

ECBは6月に利下げを開始するか?

3月に開催された直近のECB政策理事会で、クリスティーヌ・ラガルド総裁は、会合では利下げについては議論されていないとしたが、「金融引き締め政策の巻き戻しについて議論を始めている」と明かした。ラガルド総裁はまた、ECBがインフレ率を目標値にするための取り組みにおいて前進しているとし、「結果として我々は確信を強めてはいるが、まだ十分ではなく、もっとはっきりとした証明になるものやデータが必要である。4月にはもう少しわかるかもしれず、6月にはもっと多くのことがわかるはずである」と述べた。

ラガルド総裁が6月の会合について触れたことで、上半期末の利下げに対するマーケットの期待は跳ね上がった。金融市場は現在、6月6日開催の理事会で25ベーシスポイントの利下げが実施される確率を64%と見込んでいるが、ECBが今年3回、あるいは4回の利下げをおこなうのかどうかについてはまだ不確定とみている。

テーブル が含まれている画像  自動的に生成された説明

出所:Refinitiv、チャート作成:ニック・コーリー

インフレ率がさらに低下し、成長率も低水準にあることから、ECBは6月の政策理事会で金融引き締め政策を解除するプロセスを開始し、8月の休暇シーズンに入る前の7月の政策理事会では追加利下げをおこなう可能性が極めて高い。今年、借入コストの引き下げを開始する主要な中央銀行はECBだけではないだろうが、ECBが最初となる可能性が非常に高く、それにより今後数カ月間のユーロはさらに弱含みで推移するかもしれない

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