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FTSE250とは?FTSE100との違いや取引についてもプロが解説!

FTSE250とは?FTSE100との違いや取引についてもプロが解説!

DailyFX, Research
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

英国FTSE100FTSE100種総合株価指数)は、ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100社の株価全体の動きを表します。一方、英国FTSE(英国 FTSE250種総合株価指数)は、それに続く101位から350位、250社のものです。

この2つの指数には、他にどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、英国FTSE250とは何か、取引の判断に影響を与える可能性がある英国FTSE100と英国FTSE250の重要な違い、それぞれの取引について詳しくご説明します。

英国FTSE250とは?

前述したように、英国FTSE250とはロンドン証券取引所に上場する銘柄のうち、101位から350位となる250社で構成される時価総額加重平均型の株価指数です。

FTSE100に含まれない中型株で構成されており、指数の発表は、英国のフィナンシャルタイムズとロンドン証券取引所が共同出資しているFTSE(フッツィー)インターナショナルがおこなっています。FTSEは、他にもFTSE100やFTSE350といった株式指数を発表しています。

英国FTSE100とは

英国FTSE100とは、ロンドン証券取引所に上場する時価総額上位100社の株価全体の動きを表す株価指数です。英国経済のバロメーターとして参考にすることができ、世界でも人気が高い株価指数の1つでもあります。

FTSE350とは?

FTSE350とは、ロンドン証券取引所に上場する企業のうち、時価総額上位350位の企業の銘柄で構成されている株価指数です。つまり、FTSE350はFTSE100とFTSE250の構成銘柄で作成された株価指数になります。

英国FTSE100と英国FTSE250を比較

FTSE100とFTSE250には、大きな違いがいくつかあります。それは、世界的に影響を及ぼす範囲、指数に影響を与える産業、価格変動のとらえ方といったことの他に、ボラティリティや流動性の水準など、これらの資産の取引に関する要因も含みます。

FTSE100とFTSE250の主な違い

FTSE100FTSE250
開始時期1984年1992年
構成銘柄時価総額上位100位の英国企業時価総額上位101~350位の英国企業
時価総額 (2020年4月9日)1兆6,300億ポンド1,790億ポンド
終値の過去最高値8,014(2023年2月)24,290(2021年9月)
重点的産業鉱業、石油、金融、製薬幅広い産業にわたる
収益源主に国外から国内・国外からほぼ半々
ボラティリティ通常、価格変動は小さめ通常、価格変動は大きめ

時価総額

FTSE100とFTSE250の最大の違いは、時価総額です。各指数を構成する企業の規模を考えれば当然のことですが、FTSE100の時価総額はFTSE250よりかなり大きく、上位数社の時価総額が指数全体に過度な影響をもたらします。その一方で、時価総額が小さいFTSE250の価格変動は、多くの企業から広く影響を受けます。このことは、次で詳しく説明します。

重点的産業とウェイト

FTSE100は、特定の産業の優良企業や、時価総額の大きな銘柄が中心です。例えば、石油産業のシェルやBP、製薬業のグラクソ・スミスクラインやアストラゼネカ、鉱業のBHPビリトンにリオ・ティント、銀行業のHSBCやバークレイズなどです。

これらの企業は、この指数においてより大きなウェイトを占めています。本稿執筆時点では、HSBCのウェイトは9.22%、シェルは8.39%です。つまり、指数を構成するウェイトが小さい企業より、これらのウェイトが大きい企業の価格変動が、指数全体に大きな影響を与えやすいということです。

一方、FTSE250はFTSE100に比べて消費者サービスや工業などの比率が高く、より幅広い産業にわたって、より均一なウェイトとなっています。

ウェイトとFTSE100の算出方法についての詳細は、「FTSE100とは?構成銘柄や計算方法、影響を与える要因について解説」をご覧ください。

収益源

FTSE100の収益の約70%は海外からです。この事実は重要です。なぜなら、英ポンドの価値がこの指数に非常に強い影響を与えるからです。

FTSE100を構成する企業の収益の大部分は米ドル建てであるため、英ポンド安は、収益を米ドルから英ポンドに換算すると収益が増えることを意味します。この要因は多くの場合、英ポンド安になると英国では輸入品が割高になるという、逆の局面に打ち勝ちます。その結果、英ポンド安になるとFTSE100が上昇するということが度々起こります。

下のトレーディングビュー(TradingView)のチャートは、英国のEU離脱(ブレグジット)の是非を問う2016年の国民投票時のものです。この時は英ポンドが下落し、FTSE100は上昇しました。動きが一致した期間もいくらかあるものの、基本的に逆相関であることを示しています。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

一方で、FTSE250は国内に重点を置いているため、FTSE100と比べて英ポンド相場の変動がこの指数にそれほど顕著に影響を与えることはありません。ただし、これまでを振り返ると、中型株から成るFTSE250は英ポンド高の恩恵を受けやすいことが示唆されています。

英国FTSE100と英国FTSE250のリターンの違い

これまでFTSE250のリターンは、FTSE100のリターンより高いパーセンテージで推移しています。以下のTradingViewのチャートが示すように、2015年1月1日から2020年1月1日の期間に、FTSE250の価格は37%上昇しましたが、FTSE100は16%でした。

Chart to show price relationship between FTSE 100 and FTSE 250

これは不思議なことではありません。大きな優良株より小さな中型株の方がより高い成長が見込まれ、マーケットが「リスクオン」の局面においてはFTSE100よりFTSE250の方が相対的に良いパフォーマンスとなる可能性が高いということです。逆に、弱気なセンチメントが強まる局面では、規模や資本力といった観点から全体的リスクがより小さいと考えられる、守りの堅い大型株に資金が流入する可能性が高まります。

しかし、相場の急落を引き起こすファンダメンタルズの動向には注意が必要です。その衝撃の特性によって、異なる産業が打撃を受けることがあるためです。2020年の新型コロナウイルス感染症の流行では、世界的な石油需要の低迷、銀行株に打撃を与える低金利、経済活動全般の落ち込みなどが他の多くの産業の足を引っ張ることになり、魅力的な英国株はほとんどありませんでした。

英国FTSE100の取引

FTSE100は高い流動性と狭いスプレッドで、トレーダーに人気のある指数です。取引は、ロンドン証券取引所が開いている英国時間の午前8時から午後4時30分までおこなえます。

世界中の投機筋が、先物やETF、その他の手段でこの指数の価格を取引します。FTSE100の取引においては、短期的なデイトレードから長期的なポジショントレードまで数多くの戦略を実行することができます。詳細はDailyFXの記事、「FTSE100の取引方法とは?取引する際の戦略やポイントを解説」をご覧ください。

英国FTSE250の取引

FTSE250については、FTSE100とは違い、英国で最も人気ある株価指数というわけではないため、流動性が低い局面があるかもしれません。これはつまり、スプレッドが広がりやすいということです。この理由から、デイトレーダーにはあまり利用されない傾向があります。

しかしながら、多くの場合、中小企業の方がより大きな成長が見込まれるため、前述したように長期的なトレンドからは、中型株から成るこの指数の方がFTSE100よりパフォーマンスが良い期間が目立ちます。また、FTSE250はFTSE100に比べてボラティリティが高い傾向があるため、チャンスが多い反面、リスクも高くなる可能性があります。

英国FTSE250に関するFAQ

ここでは、FTSE250に関する知っておきたいことや注意しておきたいことをまとめてご紹介していきます。

  1. FTSE250をETFで取引することはできますか?
  2. FTSE All-Share Indexとは何ですか?
  3. ロンドン証券取引所とはどのような取引所ですか?

1. FTSE250をETFで取引することはできますか?

FTSE 250は、ETFや投資信託で取引することができます。また、先物でも取引可能です。

2. FTSE All-Share Indexとは何ですか?

FTSE All-Share Indexとは、ロンドン証券取引所で取引されている2,000社を超える企業のうち、約600社で構成される株価指数です。

3. ロンドン証券取引所とはどのような取引所ですか?

ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)とは、イギリスのロンドンにある証券取引所であり、世界における主要な取引所の一つです。上場企業はイギリス企業のみならず、国外の企業も多く含まれます。

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