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FTSE100とは?構成銘柄や計算方法、影響を与える要因について解説

FTSE100とは?構成銘柄や計算方法、影響を与える要因について解説

Research, Research Team
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

FTSE100とは、ロンドン証券取引所(LSE)における資本力の高い企業のパフォーマンスを示す重要な指標のことです。この記事では、FTSE100の計算方法や、構成銘柄、チャートの歴史、影響を与える要因、投資方法について解説します。

FTSE100とは?

FTSE100とは、ロンドン証券取引所に上場している時価総額上位100社のパフォーマンスを示す株価指数のことで、英国株式市場の健全性を示す最良の指数として、投資家から人気を集めている指数の1つです。なお、FTSE100に含まれる多国籍企業の数が増加するにつれて、FTSE250は英国経済をより的確に反映する広範な指標として用いられるようになりました。

FTSE100という名称は、「Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)」と「London Stock Exchange(ロンドン証券取引所)」の名称を組み合わせたもので、「Footsie(フッツィー)」とも呼ばれます。頭文字の「FTSE」は、FTSE100と同じ意味で使用されることが多いですが、それ以外にもFTSE250やFTSE500などの指数が存在します。

また、欧州の別の市場でFTSE100に相当するものとして、フランスのCAC40と、ドイツのDAX40が挙げられます。

FTSE100の計算方法

FTSE100の計算方法は、時価総額加重型であり、各銘柄の価値はその銘柄の市場価値によって変動します。すべての構成銘柄は上位100社にランクインしていますが、株価の高い企業であるほどFTSE100の価格に大きな影響を与えます。

上位10社は指数の価値の約40%を占めており、FTSE100をより正確に予測するためには、各社の株価を注視することが重要です。FTSE100の価格はリアルタイムで計算されており、企業の価格が変動するにつれて調整されます。

FTSE100の構成銘柄

2023年10月現在、FTSE100における上位5銘柄は以下のとおりです。上位5銘柄で指数全体の34.11%を占めています。

  • シェル
  • アストラゼネカ
  • HSBCホールディングス
  • ユニリーバ
  • BP

セクター構成では、「エネルギー」が14.25%で最も高く、続いて「ヘルスケア」が13.40%、「銀行」が10.16%です。

FTSE100の最高値とチャートの歴史

FTSE100は、1984年1月3日に指数水準1,000で算出が開始されました。時価総額は約29兆円で、ロンドン証券取引所全体の時価総額の約81%に相当します。FTSE100は2015年に初めて7,000を突破しており、それまでの最高値は1999年12月のドットコムバブルで達成した6,930.2でした。さらに2023年2月には、8,047.06の最高値を付けています。

FTSE100の値動きのパターンは米国のS&P500に影響を受けていますが、S&P500はこれまでFTSE100よりも大幅にパフォーマンスを上回っています。FTSE100がコモディティ株と鉱業株に集中しており、これらの銘柄は近年パフォーマンスが低迷していることに加え、成長が鈍化している新興市場へのエクスポージャーが大きいことも背景にあります。一方で、アップルやグーグルなどの巨大ハイテク株はS&P500の成長率を押し上げています。

以下のチャートは、今世紀におけるFTSE100の主要な価格変動と、その要因を示しています。

タイムライン  自動的に生成された説明

英国株式市場とFTSE100の関係性

英国株式市場は、世界の中でもとりわけ古くから存在する市場の1つです。その成熟度から、安定した投資環境と言えます。既存企業の業績追求と、新興企業の活力ある成長が同時に見られるダイナミズムも魅力です。また、英国株式市場は、金融やエネルギー、医薬品など多種多様な業種の企業が上場しており、その多様性から投資の選択肢が広がります。

FTSE100は、英国株式市場と密接な関係性を持っています。FTSE100はロンドン証券取引所上場の時価総額トップ100社を集めた株価指数であり、その成績は英国株式市場全体の動向を反映しています。英国の主要な上場企業が集まるこの指数は、英国経済のパフォーマンスをある程度理解するためのバロメーターとして利用されます。FTSE100に含まれる銘柄は、さまざまな産業分野をカバーしており、英国の経済活動全体の縮図とも言えます。また、FTSE100はロンドン証券取引所の全上場株の約80%を占めることから、英国株式市場全体の動きを大きく左右します。したがって、FTSE100の動きをチェックすることは、英国株式市場への投資を考える際の重要なステップとなります。

FTSE100と他国の指数との比較

FTSE100は英国の主要株価指数ですが、他国の指数と比較することも重要です。例えば、アメリカのダウ平均は30銘柄、日経平均は225銘柄と、FTSE100の100銘柄とは異なる構成となっています。また、各指数はそれぞれ国内の代表的な銘柄をカバーしており、経済動向の指標ともなります。円高による影響は日経平均に直接的な影響を与えますが、FTSE100には必ずしもその影響が見られるわけではありません。政治的な出来事や災害情報など、地域特有の要素もそれぞれの指数に影響を与えます。他国の指数との違いを理解することが、投資の成功に結びつくはずです。

FTSE100の値動きに影響を与える要因とは?

トレーダーは、FTSE100の価格に影響を与える要因を理解しておかなければなりません。その要因としては、英ポンド、決算発表、経済指標、政治状況、世界の市場動向が挙げられます。

1. 英ポンド

FTSE100を構成する企業の売上高における約4分の3は海外からのものであり、英ポンド安は英国製品を購入する際のコストを下げることを意味します。これにより輸出が増加し、FTSE100の価格を上昇させる可能性があります。

2. 決算発表

決算発表には、株価と指数を順番に動かす影響力があります。FTSE100の算出方法は時価総額加重平均であるため、例えば上位10銘柄のプラス、またはマイナスの決算発表があると、指数全体の価格に大きな影響を与える可能性があります。

3. 経済指標

主な経済指標としては、GDP(国内総生産)、インフレ率、失業率、金利などが挙げられます。例えば、英国のGDPが上昇すれば、経済全体の活性化を反映し、企業収益の向上が見込まれます。これにより、投資家の信頼感が高まり、FTSE100の値動きにもプラスの影響を与える可能性があります。

また、インフレ率や失業率の変動も重要です。インフレ率が高まると、物価上昇を背景に利益が圧迫される可能性があるため、株価へのマイナス影響が出ることがあります。一方で、失業率の低下は経済の好調を示し、投資家にポジティブな影響を与えやすくなります。さらに、金利が上昇すると、企業は債務返済の増加に直面して利益が減少します。その結果、株式や指数が下落する可能性があります。

4. 政治状況

政治情勢はFTSE100の値動きに大きく影響を与える要素の1つです。政府の経済政策や法改正は、市場に波及します。例えば、法人税率の変更や規制緩和などが企業の業績に直接影響をもたらし、それによってFTSE100の値動きも変わります。

5. 世界の市場動向

FTSE100の値動きは、全世界の市場動向とも関連しています。特に、国際金融市場の重要な要素である米国や中国の経済動向は著しい影響力を持っています。

米国は世界最大の経済大国であり、その金融政策や経済指標の変動は全世界の株式市場に影響を及ぼします。例えば、金利政策や雇用統計が発表される日は、FTSE100も含めた各国の株式市場がその動向を注視します。

中国は世界第2位のGDPを有しており、また英国と深い経済関係を持っています。したがって、中国の経済状態や中国政府の経済政策はFTSE100に影響を与える可能性があるでしょう。

FTSE100への投資方法

ここでは、FTSE100に投資する方法を紹介します。

先物・ETF

FTSE100は、FTSE100先物やETF(上場投資信託)、インデックスファンドを利用して取引できます。ETFは証券取引所に上場し、株式のように売買可能な投資信託です。個別銘柄をピックアップすることなく、一括で英国株への投資が可能となります。

FTSE100は流動性が高く、取引スプレッドが狭いことが特徴です。そのため、さまざまなタイムフレームで明確なテクニカルパターンを示す可能性があります。また、トレーダーに投資機会を与えるボラティリティを有していることも魅力の1つです。

CFD(差金決済取引)

CFD(差金決済取引)とは、商品や金融指数の価格変動に基づく契約の一形態のことです。取引開始時点と終了時点の価格差に基づいて、利益や損失が決まります。

CFD取引のメリットは、レバレッジ効果です。少額の投資で大きな金額を取引することが可能で、その結果、大きな利益を得るチャンスも広がります。ただし、同時に大きなリスクを伴います。投資額以上の損失が生じることもあるため、リスク管理に十分な注意を払う必要があります。

個別銘柄への直接投資

FTSE100に組み込まれている企業の株式へ直接投資することも可能です。FTSE100の構成銘柄の中から、将来性を感じる、もしくは信頼をおける企業を選び、その企業の株式を直接購入する方法です。アストラゼネカやHSBCホールディングス、BPなど大手企業の動向を追うことで、投資のタイミングを見極められるでしょう。ただし、個別銘柄への投資はその企業の経営状況や業績に大きく左右されるため、リスクも伴います。そのため、投資を行う際には十分な情報収集とリスク管理が欠かせません。

DailyFXでは、FTSE100の取引方法について、戦略や専門家の分析、取引時間など、より詳しい内容を提供しています。

FTSE100は英国株式市場全体に投資できる株式指数

FTSE100は、英国株式市場全体のパフォーマンスに投資できる株式指数です。構成銘柄の上位企業に注目しながら、自身の取引戦略に組み込むことをおすすめします。FTSE100に投資する方法は、先物やETF、CFDなどが挙げられます。それぞれの特徴を考慮し、適切にリスクを管理しながら投資することが重要です。

DailyFXでは、FTSE100の最新情報やニュース、予測、専門家による分析、無料で閲覧できる四半期ごとの株式相場見通しを提供しています。

こちらの記事もおすすめ:FTSE100の取引方法とは?取引する際の戦略やポイントを解説

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