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FXの損切りを自動で行う注文方法3選!損を抑える5つのリスク管理手法も解説

FXの損切りを自動で行う注文方法3選!損を抑える5つのリスク管理手法も解説

DailyFXJapan, Research

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このページの内容

FXで成功するためには、損切りを迅速に行うことが重要です。なぜなら、損切りが遅れれば損失がどんどん膨らみ、大損してしまうことがあるからです。

「待っていれば価格が戻るだろう」、「損切りをしなければいつか勝てるだろう」といった考えは、大きなリスクをともないます。1回損切りをためらったことが命取りになり、口座資金が一気に減ってしまうことを防ぎたいのであれば、損切りを自動的に行うのがおすすめです。

また、リスク管理はトレード戦略を成功させるために重要な要素ですが、実は見過ごされがちです。リスク管理手法を適用することで、負けた取引がポートフォリオの価値に与える悪影響を効果的に減らすことができます。

この記事では、以下のポイントを中心に、詳しく解説していきます。

  • 損切りを自動で行う方法
  • 損切りを自動で行うメリット
  • 損切りの注意点
  • リスク管理が重要である理由
  • 取引におけるリスク管理の方法
  • 取引のリスク管理のためのツール

FXの損切りを自動で行う注文方法3選

FXの損切りを自動で行うためのおすすめの注文方法は、以下の3種類です。

  1. 通常の逆指値注文
  2. 保証付きの逆指値注文(ノースリッページ注文)
  3. トレーリングストップ

大損を防ぐために、しっかりと理解しておきましょう。

1) 通常の逆指値注文:通常の逆指値注文は、ほとんどのFXブローカーが提供している標準的な損切りの注文方法です。これはスリッページを起こしやすいため、ボラティリティの低いマーケットで最も有効となります。スリッページとは、マーケットにおいて指定された価格で、実際には約定されない現象のことであり、その価格に流動性がないため、またはマーケットに生まれた開きが原因で起こります。その結果、トレーダーは次善の策を取らなければいけませんが、以下の米ドル/ブラジルレアル(USD/BRL)のチャートに表されるように、大幅に悪い結果となる可能性もある損切りの注文方法です。

image1.png

2) 保証付きの逆指値注文:保証付きの逆指値注文(ノースリッページ注文)は、スリッページの問題を完全に排除します。価格のずれが生じやすい変動の激しいマーケットであっても、ブローカーが指定のストップ水準を保証するからです。ただし、この機能はブローカーによるストップ水準の保証に対し、取引額の数パーセントの手数料がかかるため、そのコストが生じます。IG証券では「ノースリッページ注文」が用意されており、週末や重要指標発表時でも100%指定した価格で決済されます。

image2.png

出所:IG証券

3) トレーリングストップ:トレーリングストップは、含み益が出ているポジションの場合、取引の開始時点の逆指値注文の位置と同じ間隔を保ちながら、現在価格に近づいて逆指値注文が移動します。例として、下の英ポンド/米ドルGBP/USD)のチャートは、有利な方向に動く売りポジションのエントリーを示したものです。マーケットが200pips動く度に、逆指値注文は最初の逆指値注文が置かれた160pipsの間隔を保ちながら、自動的にそのマーケットの動きに合わせて移動します。

グラフ  自動的に生成された説明

FXの損切りを自動で行うメリット3選

FXの損切りを自動で行うメリットは、以下の3つです。

  1. チャートを見ていなくても損切りできる
  2. 感情に左右されない
  3. 損失を管理できる

チャートを見ていなくても損切りできる

あらかじめ逆指値注文を入れておけば、チャートを見ていなくても損切りすることができます。なぜなら、逆指値注文を入れた価格に達すれば、自動的に損切りが実行されるからです。

しかし、逆指値注文を使わないと、自分に不利な方向に価格が動いても、仕事や家事などで損切りの注文を出せずに損失がどんどん膨らむおそれがあります。したがって、特にチャートを見ていられない時間帯は、しっかりと逆指値注文を入れるようにしましょう。

感情に左右されない

損切りを自動化しておけば、感情が排除されて想定外の大きな損失を抱えるリスクが低くなります。欲や感情が入ると、損切りをためらって大損することがあります。

例えば、1か月かかって得た利益が1日で無くなることも珍しくありません。とはいえ、逆指値注文を入れておけば、自動的に損切りが行われるため、地道に資金を増やしやすくなります。

損失を管理できる

逆指値注文を入れておくことにより、損失を管理することができます。なぜなら、損切りされる価格が決まると損失の金額も決まるからです。

例えば、ドル円を1万通貨取引している場合に、10pips不利な方向に価格が動いたら損切りすると、損失は1,000円になります(スリッページは除く)。あらかじめ1回の取引で生じる損失を把握できるため、大損を防ぐことができるのです。

FXにおける損切りの2つの注意点

FXにおける損切りを自動で行う注文方法を理解したら、損切りの注意点もチェックしておきましょう。

  1. 損切りのルールを必ず守る
  2. 損切りの基準は値幅だけではない

損切りのルールを必ず守る

損切りでは、自分があらかじめ決めたルールを必ず守ることが大切です。なぜなら、損切りのルールを設定していても、含み損を抱えるとルールを破り、損切りを先送りしてどんどん含み損が大きくなるケースが多いからです。

人間には利益を得る達成感より、損失による痛みを回避することを好む本能があり、相場の反転に期待してしまう傾向があります。例えば、10pips得られた達成感より、10pipsの損失の痛みの方が大きいのです。

そのため、損切りは自動的に注文が執行されるようにしておき、決してそれを変更しないことが感情に左右されないために重要になります。

損切りの基準は値幅だけではない

損切りの基準は、値幅だけではありません。つまり、「〇pips下がったら損切り」というような一定の値幅で損切りする形にこだわる必要はないということです。

一定の値幅で分かりやすく損切りの基準を決めるトレーダーもいますが、FXの価格は常に変動しており、変動幅も異なります。さらに、意識される価格(チャートのポイント)も異なるため、テクニカル分析を使って損切りの基準を決めるのが有効です。

具体的な基準は後述しますが、相場の動きに対応した、より損失を抑えられる可能性が高い価格を基準にすることをおすすめします。

リスク管理スキルをさらに向上させるには?

レバレッジ、リスクリワード比率、逆指値注文が、どのようにリスク管理に貢献するのか、また、なぜトレーダーにとってこれらの概念をしっかりと把握することが重要なのかについて知っておきましょう。

FXにおいて、なぜリスク管理が重要であるのか?

数多くのトレーダーが、取引を儲けの機会としてとらえていますが、損失の可能性については見落としがちです。トレーダーはリスク管理戦略を行うことで、マーケットが逆方向に動いた場合の負けた取引による悪影響を抑えることができます。

リスク管理をトレード戦略に組み込んだトレーダーは、ダウンサイドリスクを最小限に抑えつつ、上昇する動きから利益を得ることができます。これはストップ(逆指値)とリミット(指値)のようなツールの使用と、分散されたポートフォリオの取引を通じて実現されるものです。

逆指値注文を使用しないトレーダーは、マーケットが転換するとの希望を抱きながらポジションを長い間持ち続けるというリスクを冒しています。これはトレーダーが犯す最大の過ちとされますが、無料ガイド「成功するトレーダーの特長」を参考に全ての取引に戦略を取り入れることで回避できます。

FXにおけるリスク管理手法5選

以下はあらゆるレベルのトレーダーが考慮すべき、5つのリスク管理手法です。

  1. あらかじめリスクとリスク資産を特定する
  2. 最善のストップロス(損切り)水準を設定する
  3. ポートフォリオを分散させる:相関が低ければ低いほど、分散効果は高い
  4. リスクを一定に保ち、感情をコントロールする
  5. プラスのリスクリワード比率を維持する

1) あらかじめリスクとリスク資産を特定する

リスクは全ての取引に内在するため、取引を始める前にリスクを特定しておくことは必須です。一般的なルールとしては、常にひとつのポジションにつき口座資金の1%までをリスクとし、保有する全てのポジションの合計では5%以下にとどめるというものがあります。例えば、1万ドルある口座にその1%ルールを適用するなら、ひとつのポジションにつきリスクは100ドル以下にすべきです。そして、100ドルまたはそれ以下のリスクのために逆指値注文をどの程度の位置に設定するかにもとづいて、取引のポジションサイズを計算する必要があります。

この方法の利点は、上手くいかない取引が続いても口座の資金を保護できるということです。また、さらなる利点としては、マーケットの新たなチャンスを生かすために利用可能な証拠金(マージン)を持てる可能性があることです。これにより、既存の取引で必要となる維持証拠金に縛られて、そういったチャンスをあきらめる必要がなくなります。

2) 最善のストップロス(損切り)水準を設定する

逆指値注文を設定する位置を決めるために、利用できる様々な方法があります。

トレーダーは、以下のような方法によって逆指値注文を設定できます。

  • 移動平均線 – 買い(または売り)ポジションの場合、特定の移動平均線(MA)の上(または下)に逆指値注文を設定します。下のチャートは、移動平均線を動的な逆指値注文の水準としてどのように使うかを表したものです。
ダイアグラム  自動的に生成された説明
  • サポートゾーンとレジスタンスゾーン – 買い(または売り)ポジションの場合、逆指値注文をサポートゾーン(またはレジスタンスゾーン)より下(または上)に設定します。下のチャートは、レンジ相場において逆指値注文をサポートゾーンより下に設定したもので、大きな下落による損失を回避しつつ、取引に十分な余裕を持たせています。
グラフ  自動的に生成された説明
  • アベレージ・トゥルー・レンジ(ATR) - ATRは一定期間におけるFXの平均pipsまたはポイントの動きを測定し、逆指値注文を設定するための最小の間隔を提示します。下のチャートでは、直近の値動きから読みとった最大ATRにしたがって逆指値注文の間隔を設定することで、ATRに対して慎重なアプローチをとっています。
グラフィカル ユーザー インターフェイス  低い精度で自動的に生成された説明

*上級者向けヒント:通常の逆指値注文の代わりにトレーリングストップを使うことで、マーケットが有利に動いている時のリスクを軽減できます。トレーリングストップは、その名の通り、含み益が出ているポジションであれば、常に同じ間隔を保ちながら逆指値注文を有利な方向へ移動させるというものです。

3) ポートフォリオを分散させる:相関が低ければ低いほど分散効果は高い

例え1%ルールにしたがうとしても、ポジションがどのように相関するのかを知っておくことは極めて重要です。例えば、ユーロ/米ドル(EUR/USD)英ポンド/米ドル(GBP/USD)の通貨ペアは相関性が高く、これらは同じ方向に、互いに密接に動く傾向があります。高い相関性を持つマーケットでの取引は、その取引が有利に働く動きの場合には良いのですが、負けトレードの場合、ひとつの取引の損失が相関する取引にも当てはまるため問題となるのです。

下のチャートは、ユーロ/米ドル英ポンド/米ドルに見られる高い相関性を表しています。二つの価格の線が、いかに密接に互いを追っているかに注目してください。

image7.png

取引を行うマーケットをよく理解することと、相関性の高い通貨を避けることは、リスクを軽減し、より分散的なポートフォリオを実現するために有用です。

4) リスクを一定に保ち、感情をコントロールする

トレーダーは勝ちトレードを何度か経験すると欲が出てきて、取引のポジションサイズを大きくしたいという誘惑にかられることがあります。これは、資金を使い果たし、取引口座を危険にさらす最も単純な方法です。より熟練したトレーダーにとっては既存の勝ちのポジションを追加することは問題ないのですが、リスクに関しては、一貫した枠組みを維持することが一般的な原則です。

恐怖心と欲望は、取引の際に何度も頭をもたげます。FXのトレードにおける心理をコントロールして失敗を防ぐ方法を知っておきましょう。

5) プラスのリスク・リワード比率を維持する

リスクリワード比率を適正に保つことは、長期的なリスク管理に非常に重要なことです。先に損失が出たとしても、リスク・リワード比率をプラスに保ち、各取引で1%ルールを守れば、時間と共に取引口座の一貫性は大いに高まります。

リスクリワード比率は、トレーダーが何pipsのリスクを負っているかを、ターゲット(目標値)かリミット(指値)にヒットした時に受け取るpips数との比較によって算出します。1:2のリスクリワード比率とは、取引が上手くいった場合には2pipsの利益を出すために、トレーダーが1ピップのリスクを負っていることを表します。

リスクリワード比率の魔法は、その反復使用によるものです。IG証券は成功するトレーダーの特長という調査において、プラスのリスクリワード比率を使ったトレーダーは、マイナスの比率を使ったトレーダーと比較すると、利益の多い結果を示す傾向があることを発見しました(ガイドの7ページ)。トレーダーは例え50%の取引しか勝てなくても、プラスのリスクリワード比率を維持する限り、成功を収めることができるのです。

*上級者向けヒント:トレーダーは、取引が正しい方向に動いているのに、マーケットが方向転換して逆指値注文の引き金を引くことにしばしば苛立つことがあります。この事態を避けるためのひとつの方法は、2ロットシステムを利用することです。この戦略は目標値の中間地点でポジションの半分を決済し、その後、残りのポジションの逆指値注文を損益分岐点に持ってくるという方法です。こうすることで、トレーダーはひとつのポジションからの利益を確保し、残りのポジションは本質的にリスクのない取引となります(保証付きの逆指値注文を使っている場合)。

FXにおける損切りやリスク管理に関するQ&A

この項目では、FXにおける損切りやリスク管理に関して知っておきたいこと、注意すべきことをまとめてご紹介していきます。

  1. FXの損切り幅の目安は?
  2. 損切りをするから負けるのではないですか?損切りしないとどうなりますか?
  3. 損切りラインの決め方は?
  4. 損切りしない手法はありますか?

1. FXの損切り幅の目安は?

FXの損切り幅の目安は通貨ペアにもよりますが、スキャルピングの場合5~10pips、デイトレードの場合10~50pips程度を目安にするとよいでしょう。「秒スキャ」と呼ばれる1秒~数秒のごくわずかな時間で売買を行う取引手法を行うトレーダーの中には、1~2pipsという極端に狭い損切り幅を設定するトレーダーもいます。

どのようなタイプのトレーダーであっても、損切りばかりになってしまうことや、一度で大きな損失になってしまうことを防ぐ幅にするのがポイントです。加えて、前述した通りプラスのリスクリワード比率を維持することを心がけてください。

2. 損切りをするから負けるのではないですか?損切りしないとどうなりますか?

FXで損切りをしないで待つこと(塩漬け)は、大きなリスクを抱えることになります。損切りをしない場合、含み損がどんどん膨らみ、最終的にロスカットされる可能性があります。ロスカットが執行されるということは、口座内の資金が大きく減少することを意味し、それまでの利益が一気に吹き飛んでしまうということです。

仮にコツコツと1億円を稼いだとしても、1回のロスカットで一気に1億円を失ってしまっては意味がありません。そのため、基本的に損切りは必ずすべきものだと言えるでしょう。

3. 損切りラインの決め方は?

損切りライン(ストップロス水準)の決め方には、主に以下のようなものがあります。

  • 移動平均線
  • サポートゾーンとレジスタンスゾーン
  • アベレージ・トゥルー・レンジ(ATR)

4. 損切りしない手法はありますか?

損切りしない手法には、例えばスワップポイント狙いのポジショントレード(長期トレード)があります。要するに、スワップポイントでコツコツと稼ぎ、利益を積み上げるということです。

ただし、自分に不利な値動きになってしまうリスクもあることから、ロスカットを防ぐためにレバレッジを低く抑えることが必要です。もちろん、場合によってはロスカットになる可能性もあります。

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