メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
注目のトレード機会 2024年第2四半期:ドル/スイスフランが買い

注目のトレード機会 2024年第2四半期:ドル/スイスフランが買い

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

共有する:

このページの内容

英語版レポート公開日:2024年4月1日

2024年第2四半期の投資先として、デイリーFXのストラテジスト リチャード・スノーが注目するのはスイスフラン。本記事では、今後の見通しについてファンダメンタルズ・テクニカルの両面から解説する。

デイリーFXの3名のストラテジストが今期注目のトレード機会について解説するガイド【完全版】の無料ダウンロードはこちら↓

今期注目のトレード機会
今期注目のトレード機会
推薦者: リチャード・スノー
2024年第2四半期 注目のトレード機会
ガイドを入手

2024年第2四半期のおすすめ通貨ペア:ドル/スイスフランが買い

2024年第1四半期における各国中央銀行の発表には、2つの予想外な内容が含まれていた。いずれも、近年マイナス金利政策を経験した中央銀行によるものだった。まずは日銀によるマイナス金利の解除。もう1つが、意外なことにスイス国立銀行(SNB)が、主要な中央銀行では先陣を切って利下げに踏み切ったことだ。

スイスは成長率が低迷する中でインフレ率も低下の見通しであることを考慮すると、9月のトーマス・ジョルダン総裁の退任前にも、SNBが追加の利下げを実施する可能性がある。対照的に、FRBが利下げに踏み切るには、直近で予想を上回っているインフレ率が2%の目標値に着実に向かう中で、経済成長と労働市場の弾力性が保たれている必要がある。

第2四半期は対照的なファンダメンタルズからドル/スイスフランの投資チャンスが生まれる

SNBが利下げへ踏み切ったことで、他の中央銀行も本腰を入れて利下げを検討するようになった。とはいえ、スイスは先手を打ったことで、各国通貨との金利差で劣勢になり、自ら通貨安への扉を開くことになった。スイスは、先進諸国の堅固なインフレをもっと警戒すべきだったようにも見えるが、現状の健全とはいえないスイスフラン高や、極めて低いスイスの消費者物価指数(CPI:2月は1.2%上昇)を考慮すると、欧州連合(EU)諸国から見てもスイスの利下げは理にかなっている。

図1:スイスのGDPとインフレ率は下降傾向

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

出所:Refinitiv Datastream、FRB

また、スイスフラン高の状態では、スイスからの輸出品は、自国通貨が安い国の輸出品よりも競争力が低くなる。さらに、利下げに起因する輸入品の価格高騰が国内でインフレを引き起こすこともあるが、スイスについては利下げ幅がたった25ベーシスポイントであるうえに、現状では国内インフレ率が非常に低いため、重大な影響が出るとは考えにくい。

中央銀行の方針が第2四半期もドル/スイスフランを強気に

市場はSNBが6月にも25ベーシスポイントの追加利下げを実施する可能性が高い(78%)と見ているが、インフレ率のさらなる低下や国内総生産(GDP)の減速を根拠に追加利下げに対する期待感が高まれば、市場がこれを織り込んでスイスフランはさらに下落する可能性がある。

利下げ予想とその確率

image9.png

出所:Refinitiv

その一方で、FRBは2024年に3回の利下げを実施するという見通しを維持したにすぎない。FRBが公表したドットチャートは、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが予想するフェデラルファンド(FF)レートの予想値を表す19の点が表示され、10番目の点が中央値である。下図で、4.75%と5%の間にもう1つ点があれば、FRBが年内の利下げを見送ることがほぼ確定したことになり、会合後は直ちにドル高が進行しただろう。その一歩手前という結果は、FOMCメンバーが堅調な経済データを受けて、利下げに決心がついていないことがうかがえる。経済データが堅調である限り、第2四半期もドル高のまま推移していくだろう。

図2:2024年3月のFRBドットチャート

グラフィカル ユーザー インターフェイス が含まれている画像  自動的に生成された説明

出所:FRB、Refinitiv Datastream

より高い利益が狙えるドル/スイスフランは買い

ドル/スイスフランは2023年の大半で激しい値動きを伴う下降トレンドを形成したが、2024年に入ると反転した。その後、上昇が続き、SNBによる予期せぬ利下げ発表を背景に、最終的にはレジスタンスラインを上抜けた。この局面でポジションにエントリーする場合、第1四半期末の急激な上昇から始まる上昇トレンドを意識しながら適切なポイントを探すのがよいだろう。

あるいは、2023年の下降トレンドを基点に引いたフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準で相場が反落するのを待って、これを合図にエントリーするのもよいだろう。なお、相場が0.8829まで下降して、(年初あたりはレジスタンスラインだった)この水準をサポートラインにした上でポジションにエントリーした場合、後に続く強気の勢いでより高い利益が狙えるだろう。

次に注目ポイントになるのは、強気な値動きが続くかどうかを見極める目安にもなる0.9085である。ここを上抜けた後は0.9245、次は0.9473が注目される。ただし、相場が再度、2023年後半の安値圏に到達した場合は、強気相場の戦略は見直さなければならない。

ドル/スイスフラン 週足チャート

image11.png

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

デイリーFXの3名のストラテジストが今期注目のトレード機会について解説するガイド【完全版】の無料ダウンロードはこちら↓

今期注目のトレード機会
今期注目のトレード機会
推薦者: リチャード・スノー
2024年第2四半期 注目のトレード機会
ガイドを入手
広告

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。