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原油価格&ドル円見通し:原油90ドル突破!!原油高で円安!?

原油価格&ドル円見通し:原油90ドル突破!!原油高で円安!?

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

WTI原油価格が22年11月以来の90ドルに上昇した。原油価格の動向は、ドル円にとっても重要であるが、原油価格、そしてドル円の今後の見通しとは。ECB理事会を経て、FOMC、日銀会合といった重要イベントが迫る。

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サマリー

  • 原油価格、需給両面から上昇
  • 原油とドル円の関係
  • 原油価格&ドル円の見通し

原油価格、需給両面から上昇

WTI原油価格は、2022年11月以来の90ドル台に上昇。ロシアによるウクライナ侵攻の影響で原油価格が上昇した2022年を除くと、2014年以来の水準である。

 

サウジやロシアなどOPECプラスが原油供給を制限し、原油の需給が引き締まるとの観測が、原油価格上昇の背景にある。ブルームバーグによると、原油市場は10-12月に2007年以来最大の供給不足になる可能性があると指摘している。また、中国の景気刺激策が、原油の需要を増加させるとの思惑も原油高要因になっている。中国の中央銀行、人民銀行は14日、景気下支えのために今年2回目となる預金準備率の引き下げ(0.25%)を実施した。

 

原油とドル円

原油価格上昇は、ドル円の動向にも影響している。植田日銀総裁が、年内の金融政策修正の可能性に言及したものの、ドル円の上昇(ドル高円安)に歯止めがかかっていない。日本は、原油を輸入に依存している。原油高が進むと、原油輸入のための米ドルベースでの支払いが増加する。そのため、原油価格が上昇すると、より円を売って、米ドルを購入する必要があり、ドル高円安圧力となる。

 

ドル円の動向には、FRB(米連邦準備制度理事会)や日本銀行の金融政策動向など、原油価格以外の要因も数多く関わってくるものの、ドル円の動向を見極める上で、原油価格の動向にも注意が必要である。

WTI原油価格とドル円

A graph with lines and numbers  Description automatically generated with medium confidence

資料:Trading View

 

原油価格見通し

WTI原油価格は、昨年11月から今年3月の原油価格の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント78.6%水準87.45ドルを上方ブレイクし、90ドル台に上昇した。

 

MACDラインは上向き、かつシグナルラインを上回っており、原油価格の上昇の勢いは衰えていない。一方、RSIは約77と、原油価格が買われ過ぎの水準であることを示唆している。

 

テクニカル面では、強気シグナルが点灯しているものの、原油価格が、最近の急騰を受けて一時的に反落、調整する局面も想定したい。原油価格が下落した場合、フィボナッチ78.6%水準87.45ドルがサポート転換したかに注目。サポート転換が確認された場合、原油価格の地合いが強いことを投資家に印象付けよう。

 

もっとも、ECB(欧州中央銀行)は14日の金融政策決定会合にて利上げ終了を示唆した。20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)にて、FRB(米連邦準備制度理事会)も利上げ終了を示唆した場合、原油価格の重荷となってきた主要中銀の利上げ、金融引き締め終了との思惑から、原油価格が更に上昇することを見込む。

 

原油価格が一時的に調整する可能性はあるものの、テクニカル面でも、強気シグナルが継続している中、2022年11月7日高値93.73ドルへの上昇が視野に入る。

WTI原油価格日足チャート

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A graph with different colored lines  Description automatically generated

資料:Trading View

 

米ドル円(USDJPY)の見通し

ドル円は、昨年10月から今年1月にかけてのドル円の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント78.6%水準146.652レベルを上方ブレイクして以降、おおむね146.652~147.872レベルのレンジで推移している。

 

20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、22日の日本銀行による金融政策決定会合が、ドル円のレンジブレイクのきっかけになろう。

 

20日のFOMCにて、FRBの利上げ継続(高い政策金利を維持含む)、もしくは22日の日銀会合にて、当面の金融緩和維持との見方が強まった場合、レンジ上限147.872レベルを上方ブレイクし、ドル円の上昇圧力が再度強まることを見込む。更に、原油価格が一段と上昇した場合も、ドル円の上昇圧力を強めることを見込む。

 

一方、FRBの利上げ終了(早期の利下げ観測含む)や、日銀が早期に金融政策を修正する可能性が高まった場合、ドル円はレンジ下限146.652を下方ブレイクしよう。その後、ドル円、6月30日高値145.07レベルでサポートされるかに注目。下方ブレイクした場合、7月中旬以降のドル円の上昇トレンドが終了した可能性が高まる。

USDJPY日足チャート

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資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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