メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
株式トレードと株式投資|プロが語る相違点と失敗しない対処法を解説

株式トレードと株式投資|プロが語る相違点と失敗しない対処法を解説

リチャード・スノー, ストラテジスト

共有する:

広告
このページの内容

株式トレードや投資をおこなう目的は、株式や株式ポートフォリオの価格が有利に動くことで経済的な利益を得ることですが、共通しているのはこれくらいです。株式トレードと投資は、アプローチや手法が大きく異なっているのです。投資は通常、証券会社の口座を通じて株式の現物を購入します。一方、トレードは、株式そのものや、オプションなどの関連デリバティブを通じて、原資産市場で投機的なポジションを取ることを目指します。

株式トレードと株式投資の違いについて、さらに詳しくご紹介します。

米国株相場見通し【無料】
米国株相場見通し【無料】
推薦者: リチャード・スノー
米国株相場見通し【無料】
ガイドを入手

株式トレードと投資:比較

下の表は、株式トレードと株式投資の主な違いをまとめたものです。

株式トレード投資
目標短期的な値動きを利用する長期的なトレンド、配当、会社の成長を利用する
方法株式、関連オプションまたはその他のデリバティブ商品株式の売買または証券会社の口座
時間軸短期~中期中期~長期
リターン買い、または売りのトレードで勝つ*長期的な会社の成長によるキャピタルゲインと配当**
取引コスト(ブローカーによって異なる)
  • 委託手数料
  • 市場のスプレッド
  • オーバーナイトの資金調達:オーバーナイト(翌日に持ち越す)保有ポジション
  • 借入手数料(ショートポジションの場合)
  • 委託手数料
  • 市場のスプレッド
  • 管理手数料(通常、休眠口座にのみ請求される)
スタイルスキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードアクティブ運用とパッシブ運用
リスクレバレッジの使用率が高くなると拡大する可能性があるレバレッジを利用しない場合、リスクは通常、当初の資金支出に限定される

*リターンはプラスにもマイナスにもなります。マイナスのリターンは、レバレッジによって拡大されることに注意してください。

**投資リターンは、プラスにもマイナスにもなります。ただし、投資家の損失は、初期投資額と未払い配当金を上限とします。

株式トレードとは

Trader sitting in front of laptop

(1)目的

(2)時間軸

(3)資金

(4)分析

(5)リスク

(1)目的(短期的な値動きを利用する)

株式トレーダーは通常、短・中期的な値動きに注目しながら投機的なポジションを取り、利益を得ようとします。また、頻繁に株式を売買し、マーケットの短期的な動きを利用します。例えば、貿易交渉が長引くと輸出企業の生産や販売に支障が出て、株価の下落につながる可能性があります。このような情報が株価に「織り込まれる」と、下降トレンドや売りが展開される場合があり、短期トレーダーは関連する株式や株価指数のショートポジションを構築して利益の獲得を目指します。

(2)時間軸(短期から中期)

投資家は長期的な視点で投資をおこなうのに対し、株式トレーダーは短期~中期的なトレードをおこなうのが一般的です。株式トレードでよく使われる手法には、スキャルピングやデイトレードなどがありますが、これらは同日に複数のトレードをおこなうことで、より早い成果を目指すことができます。

(3)当初の資金支出

株式トレーダーが準備する資金は、トレード費用の一部にあたる必要証拠金のみです。例えば、1株のコストが10ドルで、トレーダーが100株のトレードを希望する際の必要証拠金が50%の場合、トレードの開始時に必要な額は500ドルです。トレーダーは、トレードを開始した後の好ましくない値動きを考慮して、取引口座に十分な資金を確保し、常にストップロスを活用することが求められます。

一方、投資家は、借りた資金の支払利息が株式保有の長期的な収益を圧迫することがあるため、証拠金やレバレッジの利用を控えることが多くなります。

(4)分析(テクニカルまたはファンダメンタルズ)

トレーダーは、テクニカルかファンダメンタルズのいずれか、あるいはその2つを組み合わせることが多く、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の比較でどちらがベストかという議論に明確な答えはありません。

以下は、テクニカル分析を用いる株式トレーダーに人気のあるツールです。

株式トレーダーは、ファンダメンタルズのデータを利用して、トレードする銘柄の魅力(ショートまたはロング)を評価することがあります。その会社のファンダメンタルズが強固であれば、トレーダーはその株式をロングして、ファンダメンタルズが悪化していれば、ショートして狙うことになるでしょう。

株式トレーダーにとって関心の高いファンダメンタルズ要因にはこのようなものがあります:

(5)リスク

一般的に株式トレーダーは、レバレッジの利用が多いため相対的なリスクが高くなる場合があります。レバレッジをかければ、より大きなリターンを得ることができますが、その一方でトレーダーにより大きな損失を出す可能性もあります。レバレッジを利用すると口座の資金が瞬く間に消滅し、トレーダーは最初に入金した金額よりも多くの負債を抱えることになります。損失をおさえるためには、常にストップを使用することをおすすめします。

株式トレード

長所短所
短期間で大きな利益を得られる可能性があるレバレッジによって利益と損失の両方が拡大するため、かなり短期間で大きな損失を被る可能性がある
頻繁にトレードする機会があるペースの速いトレードスタイルのため、慌ててしまうことで最適ではないエントリーをしてしまう可能性がある
ロングとショートにトレードできる
株式を保有することに比べて当初の資金が少なくて済む

株式投資とは

coin stacking resembling the act of investing

ここでは、株式トレードと同様の項目で比較した際に異なる部分の説明をします。

(1)目的

(2)時間軸

(3)資金

(4)分析

(5)リスク

(1)目的(長期的な値動きと配当を活用する)

株式マーケットの投資家は、長期的な値動きや配当金から恩恵を受けようとします。投資家は、理想的なエントリー価格を求めてテクニカルに大きく依存をするのではなく、魅力的(割安)な価格水準で株式を購入し、不況やマーケットの暴落を乗り越えられる長期保有に重点をおきます。株式投資には、アクティブ(頻繁に売買する)なものと、パッシブ(指数連動型ファンド)なものがあります。

投資家は通常、投資をおこなう前に多くの時間をかけて 銘柄のリサーチをおこない、強固なバランスシートと確かな成長余地のある銘柄を求めます。しかし、その選択基準は、投資家のリスク選好度に加えて、個別銘柄の購入なのか、複数銘柄のポートフォリオへの追加なのか、といったことによっても大きく異なります。

(2)時間軸(長期)

株式トレーダーが短期的な目標を立てることに対して、投資家は5年以上の長期保有を目指します。主要株価指数を見れば、長期的に見てマーケットが上昇トレンドをたどっていることがわかります。小幅な下落や大きな不況もあるかもしれませんが、最近の歴史を見ると長期トレンドは上昇に向かっているのです。このことから、株式は長期的なインフレヘッジのための魅力的な手段となる可能性があるのです。企業が投入コストの上昇に直面した場合、通常は最終製品やサービスの価格引き上げという形で、このコストを消費者に転嫁します。値上げをおこなうと、収益の数字も高くなり、それが株価の上昇に反映されることが多いのです。

(3)初期の必要資金(投資の全額)

長期投資家は、借りた資金の支払利息が長期の成績に影響するため、信用取引やレバレッジの利用を控えるでしょう。この場合投資家はレバレッジをかけずに、1株あたりのコスト、つまり1株10ドルで100株、手数料やスプレッドの控除前で1,000ドルを支払えばよいことになります。

(4)分析(ほぼファンダメンタルズのみ)

株式投資家は一般的にファンダメンタルズを重視した分析をおこないます。その一方で、投資家は企業の財務諸表を精査し、営業活動によるキャッシュフロー、営業費用、収益の伸び、負債、設備投資、その他企業の業績を明確にする要因をリサーチします。さらに、企業や株式が 株式セクター においてどの程度優位な状況にいるかを評価し、競合他社分析をおこないます。通常、それぞれの業界の有力企業や、拡大中の業界で高い成長率を誇る小規模企業に投資することは理にかなっています。

(5)リスク

投資には、株価の低迷というリスクがつきものですが、信用取引を利用しなければ、投資家の損失は当初の投資額とそれまでの配当金が上限となります。

経営陣の判断、刻々と変化する市場、技術革新。これらの要素は投資の障害となることもあれば、成長の機会となることもあり、投資家はいずれもコントロールできません。一般的に、個々の株価の急落から守るために、投資家は単に1つ、2つの銘柄を保有するのではなく、株式ポートフォリオで分散させることを検討します。

株式投資

長所短所
十分な時間があれば、分散投資された株式はマーケット全般のトレンドから利益を得ることができる成長は鈍化することもあれば、マイナスになることもある
一日中パソコンに向かって、取引ポジションを管理する必要がないので、費やす時間は少なくて済む購入前のリサーチやデューデリジェンスは非常に時間がかかる
個別銘柄を購入するか、プロによるポートフォリオ運用を保有するか選択できる
配当金や優先株式は、株価の上昇以上の付加価値をもたらす可能性がある
自信を持って取引できるようになるために
自信を持って取引できるようになるために
推薦者: リチャード・スノー
自信を持って取引できるようになるために
ガイドを入手

株式トレードと投資:どちらがよいか?

トレードと投資の議論では、どちらのアプローチが優れているかを示す経験的証拠は存在しません。しかしこの事実は、個人の目標や目的に合わせて最適な方法を選択できることであり、ある意味では心強いことです。自分の性格を自覚し、短期的なトレードや長期投資な投資など、金融市場へのアプローチ方法を工夫するようにしましょう。

それでも株式トレードと投資のどちらが自分に向いているか迷っている方は、DailyFXのトップアナリストたちの日常を紹介するトレーダーの一日シリーズをご覧ください。

株式と主要指数に関するおすすめの記事

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

広告