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トレードの基礎知識 / 株式市場を理解する 14 / 33
株の銘柄探しで失敗しているあなたへ|株の銘柄リサーチ方法を公開!

株の銘柄探しで失敗しているあなたへ|株の銘柄リサーチ方法を公開!

Warren Venketas, アナリスト
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銘柄リサーチは、複数の情報源や推論、戦略を全て考えながら、常に変化するマーケットを念頭におく必要があります。トレーダーや投資家は、どのような情報が自分に役立つのか、効率的で正確に銘柄を調べる方法とは何か、を知っておく必要があります。

本記事では銘柄リサーチについて以下のテーマで解説していきます。

  • 株の銘柄探しで失敗しないリサーチの始め方
  • 株の銘柄リサーチのステップ別ガイド
  • 株の銘柄探しで失敗しない銘柄リサーチの方法:まとめ

株式投資の初心者には、株式トレードの基本に関するガイドをご用意しています。

how to research stocks

株の銘柄探しで失敗しないリサーチの始め方

慎重な投資家であれば、購入を考えている銘柄の事前リサーチをせずに投資することはないでしょう。一般的な銘柄リサーチでは対象企業について以下3つの重要事項を把握することから始めます。

  1. 現在の財務状況
  2. 現在の経営陣
  3. 将来的な展望とロードマップ

多くの投資家が「企業の価値観と自分の価値観を一致させること」ができずに失敗してしまいます。これは自分の目的に合った最適な投資先を見つけるうえで重要です。自分の投資戦略のみならず、なぜ自分はこの株式に投資したいのかを考えることが投資判断においての指針となります。

株の銘柄リサーチのステップ別ガイド

効果的なリサーチをするためには、企業の現在と将来予測を理解するだけでなく、自分の目標達成や効果的な戦略を実行するために考慮すべきことがあります。詳しく説明していきます。

  1. 投資の時間軸
  2. リスクレベル
  3. 産業・セクターの種類
  4. 企業の製品やサービスを理解する
  5. 財務報告
  6. 競合企業と業界の分析
  7. 業界の専門家をフォローする
  8. リサーチのプラットフォームやターミナルの利用
  9. 株式注文の種類
  10. 仲介手数料

1.投資の時間軸

時間軸は、どのような種類の株式が自分の目標に適しているかを見極めるために重要です。例えば、長期の時間軸で考える若い投資家であれば、投資ポートフォリオでリスクを取ることにあまりためらいません。このようなタイプの投資家はアグレッシブなポートフォリオを好むことが多く、割高な評価のグロース株を含めることもあります。

このような投資家は時間軸が長いため、マーケットの大きな変動にも耐えられます。その一方で、5年未満の短い時間軸で投資をする人は、ポートフォリオの大幅なドローダウンに対する許容度が低くなります。例えば、退職間近でポートフォリオから収入を得る必要がある人にとっては、一定期間のマーケットの不利な動きは大きな影響を与える可能性が高いのです。

2.リスクレベル

リスクと時間軸は関連しており、2つの要素を組み合わせてどの種類の株式に投資すべきかを判断します。リスク志向の強い人は、アマゾンやテスラなどグロース株を好む場合が多く、リスクを嫌う人は、低PER(株価収益率)のバリュー株を選ぶことが多いでしょう。バリュー株は割安感があり、長期投資においては魅力的と考えられています。

どのような投資スタイルであっても、アップサイドの動きから利益を得ることを目指し、ダウンサイドリスクを最小限におさえるために適切なリスク管理をおこなうことが重要です。

3.産業・セクターの種類

投資家は特定のセクターに精通している場合が多いので、そのセクターの銘柄がリサーチしやすいと言えるでしょう。業界を理解することで財務諸表からは得られない様々な情報や微妙なニュアンスを含めた深いリサーチができます。

株式マーケットは主に11のセクターで分類されています。構造的に銘柄をリサーチするために株式のセクターのページもご覧ください。

4.企業の製品やサービスを理解する

企業の製品やサービスに精通していれば、後述する競合他社の分析に役立ちます。これらの特徴をコスト要因も含めて把握することは将来予測に非常に役立ちます。

多くの企業が多様な製品やサービスを提供しているため、このステップが銘柄リサーチでは中心になるでしょう。例えば、複数の製品やサービスを提供している場合は、それぞれのコストや収益および将来性の面で企業にどのような影響を与えるかを理解する必要があります。

5.財務報告

上場企業は、企業の定量的な概要を示す財務報告書を発行しています。その中には、企業の財務状況や業績に関しての膨大な情報を提供する「決算発表」も含まれます。公開された報告書では、企業内の潜在的な急所やリスクに加えて、マネジメント、債務管理、収益源などを確認できます。

決算発表のシーズンの記事では、銘柄リサーチへの影響を学ぶことができます。

重要なのは現在の財務状況だけではありません。過去データは企業の生い立ちや、過去のマーケット環境でどのように反応したかについて深い知識と評価を与えてくれます。しかしファンダメンタルズ分析には複雑なテクニックが必要で、財務諸表や数式を十分に理解して金融マーケットを総合的に理解する必要があります。

株式の評価のページでは投資に役立つ基本ツールを紹介しています!

6.競合企業と業界の分析

企業間においては、同じようなビジネスモデルを有している競合企業が存在するケースがあります。競合企業の株式について比較分析をおこない、相違点を見つけることで潜在的な投資機会の可能性を見つけ出すことができます。

これは業界全体にもあてはまります。業界内のある企業が、その業界全体や競合他社を凌駕していることもあれば、逆の場合もあります。一見すると不可解なパターンがなぜ起きるのかを考えることで、特定の条件下における銘柄や業界の動きについて理解を深めることができます。

競合他社と業界分析は、銘柄リサーチにおける比較の対象として当然のことに思われていますが、さらに他のマーケットを分析することも有益でしょう。例えばロイヤル・ダッチ・シェルならBPのような競合企業と直接的な分析をおこなうことになりますが、別の比較方法として、これらの企業の背景要因として基礎になる原油価格と重ねて分析することもできます。この主要な商品原油)はビジネスモデルと密接に関係するため、株式マーケットの外側に目を向けることで深い洞察を得ることができます。

7.業界の専門家をフォローする

リサーチを深めるためには、評価の高い株式アナリストなど業界の専門家をフォローするのもよいでしょう。これらの専門家は詳細な銘柄分析を公表していることが多く、個人の分析と専門家の分析を比較するのに適しています。アナリストのアプローチや投資判断のポイントを学ぶことで、株式分析の手法を広げることができます。

8.リサーチのプラットフォームやターミナルの利用

ブルームバーグのようなリサーチプラットフォームやターミナルを利用することで膨大な分析ツールや分析手法を入手できます。これらを使えばリサーチの効率が高まり、他の金融マーケットや銘柄の比較検討にも役立ちます。

このようなプラットフォームでは、より複雑な分析をおこなう定量的なツールを利用することもできます。ただし、こうしたプラットフォームは有料のため、期待できる利益とコストを比較検討する必要があります。

9.株式注文の種類

リサーチが終わったら、その株を買うために注文をする必要があります。マーケットにおける注文の種類を知ることで、戦略を効果的に実行することができます。

別の概念ではありますが、スプレッドや株価の変動には「流動性」も関係してきます。 株式マーケットの流動性が高ければ、大きな株価変動を伴わずに企業の株式を容易に売買することができます。アップルのように流動性の高い大手企業では、一定の価格で売買できる株式数が多いためスプレッドが狭くなりがちです。

10.売買手数料(委託手数料)

株式投資のプロセスで重要ながら見落とされがちなのが、売買手数料です。証券会社によって手数料が異なるため、後になってから驚くことがないように手数料についてよく理解しておく必要があります。この情報は証券会社のウェブサイトで明示されているので容易に確認できます。

株の銘柄探しで失敗しない銘柄リサーチの方法:まとめ

株式を購入する際に十分なリサーチをおこない、さまざまな要素を含めて検討すれば適切な投資判断を下すことができるでしょう。そのためには多くの作業時間が必要ですが、時間を費やすことで、より詳細な情報にもとづいた意志決定ができるようになります。以上を念頭において銘柄リサーチのプロセスを効率化し、適切なポートフォリオの管理をおこなっていきましょう。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

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