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DAX40堅調、さらに上昇の見通し:独景気後退懸念の中、なぜ?

DAX40堅調、さらに上昇の見通し:独景気後退懸念の中、なぜ?

ジェレミー・ネイラー, IGアナリスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年2月1 日11時40分更新

DAX40と独景気の動きが連動していない。ドイツは景気後退懸念がくすぶっている中、なぜDAXは非常に堅調に推移しているのか?

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ドイツの2023年10―12月期における実質国内総生産(GDP)は速報値で前期比0.3%減と、成長率でフランスやイタリアを下回った。先行きの景気回復を疑問視する声も聞かれ、24年も2年連続でマイナス成長に陥るとの見方が出ている。そのような状況下、ドイツ株価指数DAXは非常に堅調で、その好調ぶりに対する疑念が深まっている。フランクフルトのIGアナリスト、サラエディーン・ボーミディに、DAX指数が好調な理由と、長期的な見通しが問われるようになるまでDAX指数がどこまで上昇する可能性があるかについて聞いた。

ドイツ経済低迷も、DAX40は意外なほど好調

DAX40として知られるドイツの株式相場は、ドイツ経済が低迷しているにもかかわらず、驚くほど好調だ。これは投資家にとっては朗報だが、経済全体の見通しには不安もある。失業率は英国や米国と同様に上昇傾向にあり、2022年には5.0%だったドイツの失業率は現在5.8%まで上昇している。小売売上高は低調で、食料などの物価が上がっている。ボーミディ氏は、他国の問題や農作物に影響を与える天候不順などが物価上昇を引き起こしているのではないかと考えている。しかし、このような懸念があってもDAX指数は上昇し続けている。

ボーミディ氏は、DAX40指数の好調さをよりよく理解するために、株式市場で通常より好調な上場銘柄企業がどれだけあるかを調べ、40社中26社が好調であることを発見した。これは良い兆候だが、株式相場の変動を推定した数値を示すボラティリティ・インデックスが上昇していることにも気づいたという。これは、今後事態がより予測不可能になり、株式市場が下落する可能性もあることを意味している。

目先は17,100、上半期に17,500まで上昇

資料:IGTV

ボーミディ氏は、DAX指数は長期的視点で見れば、いずれ下げに転じる可能性があるが、目先はさらに上昇する可能性があると考えている。短期的には17,100、今年上半期には17,500まで上昇する可能性があると予測している。しかし、DAXが上昇を続けるには16,800を上回る水準を維持する必要があると警告する。16,800は過去18カ月間、重要なサポートとして機能している。

ドイツは欧州で常に、経済が最も好調な国のひとつである。金融政策を決定する欧州中央銀行(ECB)は通常、ドイツ経済を支えるために低金利を維持している。ボーミディ氏は、もしECBがさらに金利を下げれば、DAX指数や他のドイツ株式市場の支えになるだろうと指摘する。しかし同時に、インフレや物価が上がりすぎることに対する懸念もあり、ECBにとっては難しい舵取りを迫られるだろう。

ドイツ経済に懸念があるとはいえ、DAXは好調に推移している。投資家は現状に満足しているが、目が離せないこともある。ECBの政策決定やインフレリスクの兆候など、DAX指数とドイツ株式市場を考えるうえで重要な経済イベントや経済指標を注視していくことが大切だ。

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