メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
英ポンド見通し:英GDP主導の反発は続くか? 対米ドル・ユーロ・豪ドル

英ポンド見通し:英GDP主導の反発は続くか? 対米ドル・ユーロ・豪ドル

居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

共有する:

このページの内容

※2023年10月2日17時55分更新

英ポンド見通し:対米ドル/ユーロ/豪ドル

トップトレードのアイデアをお探しなら、下記の広告バナーをクリックして無料ガイドをダウンロードしてください。無料です!

今期注目のトレード機会
今期注目のトレード機会
推薦者: Manish Jaradi
2024年第2四半期 注目のトレード機会
ガイドを入手

英ポンドは先週末、英国の4-6月期国内総生産(GDP)成長率が予想を超える回復となったことが支えとなり、底堅く推移した。しかし、このサポートの維持は短命に終わる可能性がある。

金融引き締めにもかかわらず、米国経済は他の諸国に比べてはるかに回復力があり、米連邦準備制度理事会(FRB)はタカ派的な姿勢を長く維持している。これとは対照的に、ユーロ圏と英国は金利上昇が波及し、経済は伸び悩んでいる。詳しくは、8月23日付レポート「英ポンド見通し:上昇一服の兆し? 対ドル・ユーロ・円での値動き」をご参照ください。

今年中に英国がもう1回利上げを実施する可能性を市場は排除していないものの、金利差は引き続き米ドルに有利となっている。イングランド銀行(BOE、中央銀行)は9月の金融政策委員会(MPC)で金利を据え置き、住宅市場の低迷を指摘したうえで7-9月期の経済成長率見通しを下方修正した。

英ポンド/米ドル 週足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

さらに、米つなぎ予算案が成立し、懸念されていた一部の米政府機関が閉鎖されるという事態は免れたため、米ドルの当面の下振れリスクはある程度緩和された。今後の焦点は、今週発表される世界の製造業およびサービス業に関するデータと今週後半に明らかになる米雇用統計に移る。パウエルFRB議長がきょう遅く(アジア時間)に講演する予定だが、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に関する議事要旨から逸脱する内容を示す可能性は低いだろう。

英ポンド/米ドル:重要なサポートを試す

テクニカルチャートを見ると、英ポンド/米ドルは5月の安値1.2300付近に位置する200日移動平均線という重要なサポートを下回って推移している。1.2300を割り込んだことで、前回のレポートで指摘したように、短期的な弱気見通しが再確認された。

英ポンド/米ドル 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

週足チャートを見ると、英ポンド/米ドルは、3月の安値と一目均衡表の雲下限を含む1.1600―1.1800という3月の安値圏が次のサポートとなりそうだ。1.1600―1.1800を下方ブレイクすると、中期的な回復軌道が脅かされることになる。昨年終盤に筆者が初めて指摘したように、中期トレンドはこれまでのところ、上昇基調を維持している(2022年10月3日付英語レポート参照)。上値では、当面の下値リスクを後退させるには、価格は8月初旬の高値1.2820を上回る必要がある。

ユーロ/英ポンド 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

ユーロ/英ポンド:底入れした?

ユーロ/英ポンドは現在、7月中旬の高値0.8700、200日移動平均線付近の重要なレジスタンスを試している。このレジスタンスを突破すれば、4月の高値0.887に向け上昇する可能性が開ける。このレジスタンスの攻防が重要なのは、上方ブレイクなら、年初来続いている弱気見通しの後退を意味するからだ。その後のレジスタンスは2023年初頭の高値0.8980となる。

英ポンド/豪ドル 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

英ポンド/豪ドル:強いサポートに接近

当面の見通しは下向きだが、英ポンド/豪ドルは、6月の安値1.8500、それをわずかに上回る7月の安値1.8850、200日移動平均線が重なる非常に強い収束サポートに接近している。大きく売られ過ぎの状態にあることと、長期チャートでの見通しは堅調な部分が残っていることから、この収束サポートゾーンは少なくとも最初の試みでは維持される可能性が高い。しかし、価格が9月初旬の高値1.9750を回復しない限り、横ばいから下降の値動きにとどまる公算が大きい。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

新たなレポートの配信等はtwitterアカウント @DailyFXJapan で確認できます。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。