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アップル株に不吉な兆し? バフェット氏が利益確定 前回は株価下落

アップル株に不吉な兆し? バフェット氏が利益確定 前回は株価下落

小雲規生, IG証券ファイナンシャルライター

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アップルの株価(AAPL)に悪いニュースが舞い込んだ。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社のバークシャー・ハザウェイが2023年10-12月期に保有するアップル株の一部を売却したことが分かったためだ。バークシャーがアップル株を売却するのは3年ぶり。バフェット氏の売買は投資家からの注目度が高く、前回の売却後にはアップル株は下落した。アップルの株価は大手ハイテク銘柄の中で伸び悩みが目立っており、バフェット氏の動きが投資家の不安を呼び込む可能性もある。

バフェット氏がアップルの持ち株を1%強売却

バークシャーが14日に米証券取引委員会(SEC)に届け出た報告書によると、バークシャーが2023年12月末時点で保有するアップル株は9億556万株。9月末時点(9億1556万株)から1.09%少なくなった。バークシャーがアップル株の保有を減らすのは2020年10-12月期以来3年ぶりだ。アップルの株価は9月末から12月末にかけて12.45%上昇しており、高値で一部の利益を確定する形になった。

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一方、LSEGのデータによると、バークシャーは依然としてアップル株の5.86%を保有する第2位の株主。バフェット氏は2022年2月の株主あての手紙で、アップルが自社株買いで株主に報いていることを評価し、ティム・クックCEOを「輝かしいCEOだ」と褒めたたえていた。この前年の手紙では、バークシャーが2016年からアップル株を買い増してきたことを明かし、年間7億ドル以上の配当収入を得ていることを誇っている。このためバフェット氏がアップルに対する評価を急変させたとは考えにくい。

3年前の売却後にはアップルの株価が下落

ただ、バフェット氏の投資手法には多くの投資家が関心を注ぐだけに、アップル株売却が投資家心理を悪化させる可能性がある。バークシャーが前回保有株を減らしたのはアップルの株価が新型コロナウイルス禍による下落後、9か月で8割超上昇したタイミング。しかしその後の3か月ではアップルの株価は7.94%下落した。同じ3か月でS&P500種株価指数(SPX)は5.77%上昇しただけに、アップル株のパフォーマンスの厳しさも感じられる。

足元のアップル株は2024年に入ってから14日の終値(184.15ドル)までで4.35%下落。14日の時間外取引ではさらに1ドル程度値を下げている。S&P500が2023年末比で4.84%値上がりしているのとは対照的な値動きで、アップルの株価は「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるハイテク大手7銘柄の中でもテスラに次ぐ不振ぶりだ。

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アップルの株価下落の背景には中国市場での販売不振が見込まれていることなどがある。バフェット氏が保有株の減少でみせた判断がさらなる逆風になる可能性も拭えない。

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