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英ポンド相場見通し 2023年第4四半期:利上げ終了ならポンドドルは下落継続か

英ポンド相場見通し 2023年第4四半期:利上げ終了ならポンドドルは下落継続か

ニック・コーリー, シニアストラテジスト

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ファンダメンタルズ分析による英ポンド(為替)の見通し - 利上げは既に完了か?

英ポンドに対する信頼感の低下にともない、英ポンドは、対ユーロで数週間ぶりの安値、対米ドルで数カ月ぶりの安値を付けた。英中銀(イングランド銀行)は、14回連続の利上げを実施した後、政策金利を5.25%に据え置く決定をしたが、これは金利決定に関する環境要因が現状のまま推移した場合、英国での利上げは既に完了しているとも受け止められる内容である。英国は景気後退を回避しつつ、当面は大幅にインフレ率が低下すると予想されているが、政策金利を据え置く決定は正しいものだろうか?第4四半期の英ポンドに関する本質的な疑問は、インフレと経済成長は正しい方向に向かっているとのベイリー英中銀総裁と金融政策委員会(MPC)の約過半数の委員の認識は、公式データの裏付けをともなうものになるのだろうか?

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英中銀金融政策委員会の最新の議事録によると、金利の据え置きは、僅かに過半数を超える委員の賛成による決定だった。この5対4の決定は、今後数カ月のインフレと経済成長についての委員の認識を明確に反映したというよりも、そうした認識に対する疑問を多く投げかける形となった。英中銀がコメントした通りにインフレ率が低下しているのであれば、英国の経済成長は現在予想を下回るものであるため、景気後退におちいるのを防ぐために英中銀が予防的措置を講じたということなのだろうか?また、第1四半期初頭と同じように、インフレ率が再び上昇した場合、英中銀は再び利上げを実施するのだろうか?

年次コアインフレ率

英国経済は、第3四半期にGDP成長率がわずかに上昇する程度で、下半期は当初予想を下回る成長が見込まれている。第3四半期のGDP成長率はそれほど大きく落ち込まずに横ばいになる程度で、英国が実質的な景気後退におちいることは回避できるだろう。しかし、英国経済と英中銀は今後しばらくの間、スタグフレーションという厄介な問題に直面することになるかもしれない。ところで、先日、英国国家統計局(ONS)が、新型コロナウイルス・パンデミック後の経済成長を上方修正したことは、英国経済にとって朗報と言えよう。英国国家統計局は、従来は新型コロナウイルス・パンデミック前の水準を1.2%下回ると推計していた2021年第4四半期(10月~12月)のGDP成長率を、パンデミック前の水準を0.6%上回る成長に修正し、2020年と2021年の年間のGDP成長率を上方修正した。これは、英国経済にとっては朗報ではあるが、こうした過去に関する事柄は、英国政府や英中銀が主導する今後の経済に役立つ材料とはならない。

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英国経済が高いインフレ率と低い経済成長に苦しむ中で、通貨としての英ポンドは、第3四半期も不振が続きそうだ。マーケットが統計データの公表や当局による公式コメントの影響を受けやすくなることで、英ポンド相場は、一段と不規則で大きく変動しやすくなるため、ボラティリティが上昇する可能性が高い。

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