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FXや株のゴールデンクロスとは?定義とトレードのタイミングの見つけ方

FXや株のゴールデンクロスとは?定義とトレードのタイミングの見つけ方

Richard Snow, ストラテジスト

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屋内, テーブル, 光, 座る が含まれている画像  自動的に生成された説明

「ゴールデンクロス」とは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けて交差した点を指します。トレンドの変化を見つける際に有用であり、また非常に使いやすいことから、トレーダーの間でも重要視されています。本記事では、ゴールデンクロスの概要やデッドクロスとの違い、探し方と注意点を解説します。

ゴールデンクロスとは?

ゴールデンクロスとは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ける瞬間を指します。例えば、50日単純移動平均線(SMA)が200日短期移動平均線を上抜けたときが当てはまります。株価分析における重要なテクニカル指標の1つです。ゴールデンクロスは市場に強気の背景を与え、短期の価格モメンタムはさらに上昇し、新しい長期の上昇トレンドへと進展する可能性があります。

そもそも単純移動平均線とは

単純移動平均線とは、一定期間における価格の平均値を表したものです。価格のトレンドを判断しやすくするために用いられる指標です。

例えば、50日短期移動平均線は、日足チャートを利用している場合、過去50日間における終値を単純に平均したものです。そのため、50日短期移動平均線は200日短期移動平均線と比べてより最近の値動きに反応します。一方で、200日短期移動平均線は、過去200日の終値の平均であり、よりなだらかな線を描き、50日短期移動平均線と比べて、最近の価格に対する反応が小さくなります。

単純移動平均線の特性

現在の市場環境の分析を助けるにあたって、過去のプライスアクションに依存しているという性質上、単純移動平均線は遅行指標です。そのため、単純移動平均線には遅行期間があり、その結果、値動きが発生して少し経過してからシグナルが生成されます。

これを機会の損失と見るトレーダーもいれば、「現在の動きは短期の押し目や戻りではなく、トレンドが本当に変化した」という大きな確信を提供してくれると評価するトレーダーもいます。スキャルパーやデイトレーダーなどの短期トレーダーは、小さな動きを利用し、入力条件を調整することで、短期および長期の移動平均線に組み込むローソク足の本数を少なくして指標の反応を向上させられます。また、トレンド反転の発生を分析するために、単純移動平均線と組み合わせて利用できる多くのテクニカル指標があります。

単純移動平均線について詳しく知りたい場合は、こちらの記事で単純移動平均線の計算方法を学べます。

ゴールデンクロスとデッドクロスの違い

デッドクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜ける現象を指します。株価の下落トレンドのサインとされ、投資家たちはこのサインを見て売りのタイミングを見極める傾向があります。

ゴールデンクロスとデッドクロスの違いは、それぞれが示す市場のトレンドの方向性です。ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下方から上方に交差する現象で、上昇トレンドの始まりを示唆します。一方、デッドクロスはその逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上方から下方に交差する現象であり、下降トレンドの始まりを示します。

ただし、いずれもその後の価格動向を100%予測するものではないことは念頭に置いておきましょう。

ゴールデンクロスの利用方法

ここでは、ゴールデンクロスの利用方法を紹介します。

ゴールデンクロスが発生したタイミングで買い注文を行う

ゴールデンクロスは、短期の移動平均線(例:50日単純移動平均線)が長期の単純移動平均線(例:200日単純移動平均線)を上抜いたときに発生し、上昇トレンドや買いエントリーの判断材料になります。移動平均線ローソク足の後を追って動くため、50日単純移動平均線が200日単純移動平均線を上抜いた時点で、「すでに上昇トレンド入りしている」と予測することができます。

ただし、ゴールデンクロスは明確なトレンドが長く続く場合には有効ですが、トレンドが明確ではない場合はダマシが多くなるため、損失を生む可能性があります。ダマシとは、売買サインと反対側に動いてしまうことです。そのため、ゴールデンクロスを利用する際には、他の指標と組み合わせるなどの戦略を併用することをおすすめします。

他の指標の補助として使う

ゴールデンクロスは、他の指標の補助として使われることが多いという特徴があります。つまり、ゴールデンクロス単体だけではなく、他の指標と組み合わせてチャートを分析するということです。

例えば、他の指標が買いエントリーのサインを出したとします。しかし、1つの指標だけではサインの信頼性が高いとは言えません。そこで、移動平均線のゴールデンクロスが発生するのを待ってから買いエントリーをします。他の指標のサインとゴールデンクロスを組み合わせることで、より精度の高い買いエントリーのサインと判断することができるのです。

別の利用方法としては、他の指標が買いエントリーのサインを出した段階で実際に買いエントリーを行い、ゴールデンクロスが発生したらポジションをそのまま保有するという方法もあります。

トレンドを判断する

ゴールデンクロスは上昇トレンドの判断材料になります。ただし、移動平均線の交差する角度が緩やかな場合は信頼性が低く、角度が急な場合の方が信頼性は高い傾向があります。

また、ゴールデンクロスでダマシが多い時期は、トレンドがはっきりしない「横ばい」、いわゆるレンジ相場であると判断することが可能です。

移動平均線をはじめとするトレンド系の指標はレンジ相場ではダマシが多くなり、エントリーや決済の判断には向きません。レンジ相場でトレンド系の指標を使い続ければ、損切りばかりのトレードが続いてしまうでしょう。そのため、レンジ相場の時期はトレンド系の指標を使うことは避け、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系の指標を使うようにすることをおすすめします。

ゴールデンクロスの出現頻度は?

ほぼすべてのFX入門書に移動平均線のゴールデンクロスに関する記載があることからもわかるように、ゴールデンクロスの出現頻度は決して低くありません。そのため、FX初心者のトレーダーでも簡単に見つけられるサインです。

ただし、ゴールデンクロスがあまりにも頻繁に出現する際は注意しなければなりません。なぜなら、ゴールデンクロスが頻繁に出現するということは値動きが激しいことを示しているからです。投資のリスクが高まっている状況を示唆しており、値動きが激しい相場は素早いトレードが求められるため、ゴールデンクロスがあまりにも頻繁に出現するケースでは、FX初心者はトレードを避けた方が無難でしょう。

なお、移動平均線の期間を短くすることで、ゴールデンクロスが発生する回数を増やせますが、ダマシの頻度も増えるため注意が必要です。

FXや株のゴールデンクロスの探し方と取引方法

ゴールデンクロスを探すためには、ゴールデンクロスにおける3つの段階を理解することが大切です。

1. 準備段階

プライスアクションが保ち合い状態となり、かなり長い期間下降トレンドを続けた後は、急騰する確率が高くなります。下降トレンドが勢いを失い始め、最終的にトレンドが反転する可能性があることを示します。この段階では、50日単純移動平均線は、200日単純移動平均線より下にあります。

2. ゴールデンクロスの発生

ここで50日単純移動平均線が200日単純移動平均線を上抜けると、ゴールデンクロスが確認できます。そして、市場に対して強気の動向を予測できます。ゴールデンクロスは通常、市場へのエントリーを探すトリガーであると解釈されます。

3.上昇モメンタムの継続

ゴールデンクロスが観察された後、プライスアクションは上昇を続け、通常は新たなトレンド(上昇トレンド)を生み出します。この段階では、短期の50日単純移動平均線がプライスアクションの動的なサポートラインとして機能し、相場はしばらくの間、50日単純移動平均線より上でトレードされることが理想的です。

グラフ, 散布図  自動的に生成された説明

ゴールデンクロスとテクニカル指標を組み合わせたトレンドの探し方

トレンドが生まれるためには、市場はそれまでのレンジ相場、または保ち合いの段階からブレイクアウトする必要があります。この状態を分析するためには、プライスアクションの視点(価格のレジスタンスラインまたはサポートラインのブレイクを観察する)、または指標を利用します。

ドンチャンチャネル

ドンチャンチャネルとは、一定期間の高値と安値、そして平均値の3本のラインで示されるテクニカル指標のことです。ゴールデンクロスとドンチャンチャネルを組み合わせることで、プライスアクションにおいて注目すべき重要な価格が明確になります。例えば、ドンチャンチャネルの上側を突き抜ける場合は、強い上昇トレンドが始まる可能性が高いと判断されます。

以下のチャートでは、価格がモメンタムを維持したままドンチャンチャネル(赤丸)を上向きにブレイクしており、新しいトレンドが出現しつつあることが確認できます。

グラフ  自動的に生成された説明

ゴールデンクロスは、強気へのトレンド反転を見極めようとするものであるため、相場が保ち合い状態をブレイクアウトした後に、ドンチャンチャネルなどのトレンドフォロー指標を利用すれば、より明確に判断しやすくなるでしょう。

MACD(移動平均収束拡散手法)

MACD(移動平均収束拡散手法)は、短期の移動平均線と中長期の移動平均線の差を利用することで売買シグナルを判断できるテクニカル指標のことです。MACDはチャートを平滑化することにより、通貨ペアが向かっている方向を明確に示します。ゴールデンクロスとMACDの組み合わせは、相場の上昇トレンド確認と売買タイミングを確認する手段として有効です。

以下の図では、MACDが強気のMACDのクロス紫丸)で新たな上昇トレンドの出現を提示しています。これは強気のバイアスを示す最初の根拠となり、その後ゴールデンクロスにより強気のバイアスがさらに裏付けられていることが確認できます。

グラフ, ヒストグラム  自動的に生成された説明

ゴールデンクロスと相性の良いグランビルの法則とは

ゴールデンクロスと相性の良いトレード手法の1つに「グランビルの法則」があります。グランビルの法則とは、米国のジャーナリストであったジョセフ・グランビル氏が発表した相場の法則のことです。グランビルの法則はもともと株のトレードで使われていた法則ですが、現在ではFXのトレードでもよく使われています。グランビルの法則では、移動平均線とローソク足の位置関係からエントリーや決済のタイミングを判断します。

グランビルの買いの法則

グランビルの買いの法則は、以下の4種類があります。

  1. 下落から横ばい、または上昇へと方向が変わりつつある移動平均線をローソク足が上抜けたら、買いと判断します。要するに、移動平均線とローソク足がゴールデンクロスするということです。移動平均線の向きが下落から横ばい、または上昇に変わることは、価格が底を打って上がり始めた後になります。加えて、ローソク足が移動平均線を上抜けることは、買いの勢いが強いことを示しています。
  2. 移動平均線が上昇中にローソク足が一度、移動平均線を下抜け、その後に移動平均線を上抜けたら買いと判断します。この状況はローソク足が一度下がって反発しているため、いわゆる「押し目」を付けた後と言えます。また、ローソク足が移動平均線を上抜けており、買いの勢いがある状況です。
  3. 移動平均線が上昇中にローソク足が移動平均線の近くまで下落した後、反発したら買いと判断します。この状況も押し目の後に反発していると言えるため、買いエントリーに適しています。
  4. 移動平均線が下落中に、ローソク足が移動平均線から大幅に下抜けて反発しだしたら買いと判断します。これはリバウンドによる上昇を取ること、いわゆる逆張りを狙っています。

グランビルの売りの法則

売りの法則は、買いの法則を逆にしたパターンです。

  1. 上昇から横ばい、または下落に変わりつつある移動平均線をローソク足が下抜けたら、売りと判断します。つまり、価格が天井を付けて下がりだしたことを確認し、売りエントリーします。これはゴールデンクロスの逆パターンである「デッドクロス」の状態です。
  2. 移動平均線が下落中にローソク足が一度移動平均線を上抜け、その後に移動平均線を下抜けたら、売りと判断します。一時的な戻りを確認して売りエントリーをする、いわゆる「戻り目」のタイミングとして使うことが可能です。
  3. 移動平均線が下落中にローソク足が移動平均線に向かって上昇し、移動平均線を越えずに下落したら売りと判断します。この状況も、戻り目を確認した後で売りエントリーをするタイミングを計るのに使うことが可能です。
  4. 移動平均線が上昇中にローソク足が移動平均線を大幅に上抜け、その後に下がりだしたら、売りと判断できます。買いの法則も売りの法則も1~3までは順張り(トレンドフォロー)の手法ですが、4は逆張り(カウンタートレンド)の手法です。

ゴールデンクロスの注意点

ゴールデンクロスはチャートに出現しやすく、FX初心者の方でも簡単に見つけられますが、注意点もあります。

ダマシに注意する

移動平均線の交差する角度が緩やかな場合は、信頼性が低い傾向があります。さらに、ゴールデンクロスでダマシが多い時期はレンジ相場である可能性があり、エントリーや決済のタイミングには向きません。

ゴールデンクロスの出現頻度が多い

ゴールデンクロスがあまりにも頻繁に出現する際は、値動きが激しいことを示していることがあり注意が必要です。移動平均線の期間を短くすることで、ゴールデンクロスの回数と共にダマシの頻度が増すことにも警戒しなければなりません。

ゴールデンクロスは複数の注意点があることから、他の指標と組み合わせてサインの信頼性を上げることがベストと言えるでしょう。例えば、ドンチャンチャネルやMACDと組み合わせることが対策として有効です。

ゴールデンクロスを活用して上昇トレンドを判断しよう

この記事では、ゴールデンクロスの概要や、ゴールデンクロスを利用したトレードのタイミングの探し方について解説しました。

ゴールデンクロスを利用すれば、FX初心者の方でも簡単にトレードのタイミングを見つけられます。ただし、ゴールデンクロスにはいくつもの注意点があり、単独での使用は信頼性が低いかもしれません。そのため、ゴールデンクロスを使う際は、他の指標やグランビルの法則と組み合わせて使うようにすることをおすすめします。

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