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【 初心者必見】移動平均線のクロスを使った手法やポイントをプロが解説

【 初心者必見】移動平均線のクロスを使った手法やポイントをプロが解説

DailyFXJapan, Research

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このページの内容

仕事で得られる収入が伸び辛い今の時代、本業とは別に副業での収入としてFXや株に注目している方は多くいることでしょう。ただFXや株というのは、成功すれば利益が出ますが、失敗すると損失が発生するリスクがあります。

FXや株を始めるなら、どうやれば上手くいくのか、実際にトレードで利益を出しているプロの手法を学びたいところです。本ページでは、プロも使用する移動平均線のクロスを利用した手法やポイントなどを初心者向けに解説します。

移動平均線のクロスとは?

移動平均線のクロスとは、短期の動きの速い移動平均線が、長期の動きの遅い移動平均線と上向きまたは下向きに交わる点を言います。移動平均線のクロスは、相場がどちらの方向に動いているか、潜在的なエントリーポイントはあるか、またトレンドが終わるまたは反転する可能性があるかを含め、トレンドのパターンを見極める上で役立ちます。

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移動平均線は1種類だけではありません。指数平滑移動平均線(EMA)などの移動平均線は、直近の価格により大きな加重をおこなうため、潜在的なトレンドの転換に迅速に対応する上で役立ちます。エントリーとエグジットの考え方は、使用する移動平均線の種類にかかわらず同じです。

移動平均線のクロスを使ったトレード手法

移動平均線のクロスを使ったトレードの戦略は、エントリーとエグジットのタイミングがすべてです。このシンプルな構造から、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜ける「ゴールデンクロス」や、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜ける「デッドクロス」などの名前が生まれました。

マーケットの価格はスイングする傾向があるため、明確に定義された範囲とトレンドでトレードしましょう。トレンドにしたがってトレードすることが、最も多くの収益をもたらすと言われています。そして、移動平均線のクロスが、それを実現するための鍵となります。短期のより反応の良い移動平均線は、マーケットが向かうであろう方向に対し、より正確に予測します。

通貨や有価証券によってトレンドには程度の差があることも重要な点です。しかし、トレンド相場にあった通貨ペアにおいて移動平均線のクロスを見つけた場合は、下に示すようにクロスの上または下にストップを設定することによりリスクを限定してトレードをおこなうことができます。

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ゴールデンクロス

ゴールデンクロスとは、移動平均線の長期線を短期線が下から上にクロスして抜ける時に発生するチャート上のパターンのことです。

短期線が長期線よりも下にあるということは、相場が下降しているというサインでもあります。そんな長期線よりも下にある短期線が上昇し、長期線を下から上にクロスするということは、下降傾向にあった相場が上昇へと転換することを意味します。

FXのチャートで下降から上昇へと相場が転換するということは、そこを起点に為替レートがこれから上昇することが見込まれます。まさにゴールデンクロスとは、買い注文を入れるのに最適なタイミングなのです。

FXを始めてみたものの、どこで買い注文を入れれば良いのかわからない時は、移動平均線でゴールデンクロスが発生するタイミングを探してみましょう。

ゴールデンクロス発生時に買い注文を入れ、その後順調に価格が上昇していけば、その上昇した分だけ差益を得ることができます。

デッドクロス

デッドクロスとは、移動平均線の長期線を短期線が上から下に交わる時のチャート上のパターンのことです。

短期線が長期線よりも上に位置しているということは、相場が上昇しているというサインでもあります。その長期線より上の位置にあった短期線が下落し、長期線を上から下へ割るということは、相場が上昇から下降へと転換したことを示しています。

トレンドが上昇から下降へと転換すると、今後価格が下がっていく可能性が高まります。株やFXのトレードならば、売り注文をする最適のタイミングとなるでしょう。

ゴールデンクロスで買い注文をし、デッドクロスで売り注文をするというトレードルールを設定すると、タイミングよく売買ができます。

例えば、1ドル120円の時にゴールデンクロスが発生し、1ドル130円の時にデッドクロスが発生するとします。この場合、ゴールデンクロスの時に買い注文を入れ、デッドクロスの時に売り注文を入れることになるので、10円分の差益を得られることになります。

移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスを活用することで、チャート上にある売買のポイントを見つけやすくなります。

移動平均線のクロスを利用するメリット

ゴールデンクロスやデッドクロスなどの短期線と長期線がクロスするタイミングを利用することで、トレーダーはどのようなメリットを得られるのでしょうか?

テクニカル分析には、移動平均線以外にも数々の指標があります。その中であえて移動平均線を選ぶメリットとは何なのか、詳しく解説します。

シンプルで使いやすい

移動平均線を使用するメリットとして、まずシンプルで使いやすい指標という点が挙げられます。

ゴールデンクロスやデッドクロスなどの売買のタイミングは、短期線が長期線をクロスしたか否かを見るだけで判別できるので、まだFXや株などを始めたばかりの初心者でも習得しやすいトレードスキルです。

株やFXのチャート上に移動平均線を表示させるだけで、テクニカル分析をするための準備は完了です。あとはゴールデンクロスもしくはデッドクロスの出現を待つだけです。

これがもし複雑で使いにくい指標だと、チャートを見ただけではすぐに売買のタイミングを判断できず、エントリーやエグジットのタイミングを逃してしまう恐れがあります。その点、使いやすく見やすい移動平均線であれば、売買のタイミングがチャート上で簡単に判別できるのです。

特にわかりやすく使いやすい指標を求めている人に、移動平均線は向いています。

相場予測に役立つ

移動平均線は相場予測の役に立つというメリットもあります。

できるだけ勝率の高いトレードを実践するならば、上昇中は買い注文を入れ、下降中は売り注文を入れるといった相場の流れに乗るトレンドフォローがオススメです。

相場の流れに乗るトレンドフォロースタイルの売買戦略は、勝率の高い手法でもあります。しかしこの戦略を実践するには、現在の相場を予測しなければなりません。そこで役に立つのが移動平均線です。

移動平均線の長期線や短期線の動き、ゴールデンクロスやデッドクロスのタイミングを分析することで、現在の相場の流れを把握することができるでしょう。

相場の流れさえわかっていれば、あとはトレンドフォローをするだけです。相場が上昇しているようであれば買い注文を入れ、下降しているようであれば売り注文を入れることで、勝率の高いトレードができるでしょう。

多くのトレーダーが使っている

移動平均線を使用しているトレーダーが多いということも、この指標の特徴です。

使用しているトレーダーが多いということは、移動平均線を使用したテクニカル分析のノウハウも多いことを意味します。

移動平均線の一般的な使用方法には、5日線と25日線のクロスのタイミングを利用して売買をするという手法があります。

では、すべてのトレーダーがこの設定値を使用して移動平均線でトレードをしているかというと、そのようなことはありません。同じ移動平均線を使用したとしても、相場の状況に応じて設定値を変更することもあります。

短期線をさらに短くして9日線にしても良いですし、長期線をさらに長くして26日にすることもできます。設定を変更することで勝率が上がることもあれば下がることもあります。どの設定値が良いかはトレーダーによって様々です。

移動平均線を使用するトレーダーが多いと様々なトレーダーの手法を学ぶ機会に恵まれるため、トレードを学ぶ者にとって理想的な学習環境が生まれるのです。

移動平均線のクロスを使う時のポイント

移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを活用することで、複雑に動くチャート上で的確に売買のポイントを見つけることができるでしょう。

ただし、移動平均線のクロスのサイン通りに必ずしもレートが動くとはかぎりません。時にはサインと逆方向にレートが動き、トレードに失敗することもあります。以下、移動平均線のクロスを使用する時のポイントを解説します。

クロスの角度と位置が重要

移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスを見る時は、クロスのタイミングだけでなく、角度や位置にも注目しましょう。

移動平均線のデッドクロスが発生したからといって、必ずしもレートが下がるとはかぎりません。角度が悪いと、状況によっては下がらずに上がることもあります。

クロスの角度というと、例えばゴールデンクロスの場合、短期線長期線の両方が上向き、短期線のみ上向き、短期線長期線両方が下向き、の3パターンがあります。

このうち、最も上昇する可能性が高いのは短期線と長期線、両方のラインが上向きのパターンです。

たとえゴールデンクロスであっても、短期線と長期線の両方が下向きの状態でのクロスだと上昇せず、そのまま下落する可能性があります。

移動平均線の短期線と長期線がクロスした時、角度や位置にも注目しましょう。

ダマシに注意

移動平均線でクロスが発生したとしてもその通りに為替レートが動かないこともあります。このような想定と異なる動きをすることを投資の世界では「ダマシ」と呼びます。

例えば、ゴールデンクロスが発生したものの、為替レートが上がらず、そのまま下がるというケースがまさにダマシのパターンです。

通常であれば、ゴールデンクロスは買いのサイン、デッドクロスは売りのサインです。しかし、これがダマシだと想定通りにレートは動きません。

仮に、デッドクロスのサインがダマシであった場合、そのタイミングで売り注文を入れてもレートは下がらず上昇するため、損失が発生してしまう恐れがあります。

FXなどのレバレッジを使用したトレードをする場合、たった1回でもダマシに引っかかると大きな損失を被るリスクがあります。トレードをする際には、ダマシに引っかからないように注意しましょう。

他のインジケーターと組み合わせる

たとえ移動平均線を使用しても、ダマシに引っかかるとトレードで負けてしまい、損失が発生するリスクがあります。ではどうやってダマシを防げば良いのでしょうか?

ダマシを防ぐには、移動平均線だけに頼らず、他のインジケーターを組み合わせる手法がオススメです。

移動平均線だけだと、売買のサインが発生しても、それがダマシなのかそうでないのか区別がつきにくいのです。そこで他のインジケーターの出番となります。

例えば、移動平均線でゴールデンクロスが発生して買いのシグナルが出ているにも関わらず、別の指標では買いのサインが出ていないというのであれば、そのゴールデンクロスの買いのサインはダマシである可能性が高まります。

移動平均線だけであれば引っかかるダマシも、他の指標を併用することで未然に防ぐことが可能なのです。

移動平均線のクロスが発生するインジケーターと相性の良い手法

移動平均線以外のテクニカル分析の指標を併用することで、ダマシに引っかかるリスクを抑えることができます。ただ、指標といっても種類が豊富です。果たしてどんな指標を用いれば良いのでしょうか?

移動平均線以外の指標を選ぶなら、オシレーター系の指標がオススメです。トレンド系の移動平均線とオシレーター系の指標は相性が良いのです。

RCI

RCIとは、オシレーター系のテクニカル分析の指標であり、移動平均線と組み合わせてトレードすると相乗効果を発揮してくれます。

RCIを使用することで、買われ過ぎもしくは売られ過ぎの判断が容易になります。

RCIでは上限が100%、下限がマイナス100%で、80%を越えると買われ過ぎ、マイナス80%を下回ると売られ過ぎ、と解釈します。

売買の判断をする場合、RCIがマイナス80%以下の時に短期線が長期線を下から上に抜けたらゴールデンクロスで買い注文をし、RCIがプラス80%以上の時に短期線が長期線を上から下に抜けたときに売り注文をすると、それぞれ判断できます。

たとえ移動平均線でゴールデンクロスが発生していたとしても、RCIで売りのサインが出ている時は買い注文はしない。また、移動平均線でデッドクロスが発生していたとしてもRCIで買いのサインが出ている時は売り注文はしない。そういったトレードルールを設定しておくと、ダマシ対策になるでしょう。

MACDとボリンジャーバンド

移動平均線とは別に、オシレーター系のMACDとトレンド系のボリンジャーバンドを組み合わせる手法もあります。2つだけでなく3つの指標を組みわせることで、よりダマシを回避しやすくなるでしょう。

使い方は、まずチャート上に移動平均線だけでなく、MACDとボリンジャーバンドも表示させます。

この時、ボリンジャーバンドの中心線が上向きで移動平均線がプラス1σ線を上に抜けたら買い、ボリンジャーバンドの中心線が下向きで移動平均線がマイナス1σ線を下に抜けたら売り、というトレードルールを設定します。

さらに、MACDがマイナス圏でゴールデンクロスしたら買い、MACDがプラス圏でデッドクロスをしたら売り、というトレードルールを追加します。

ボリンジャーバンドとMACD、両方で同じ売買のサインが出た時しかトレードはしないと決めることで、ダマシへのさらなる対策になるでしょう。

まとめ

以上、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスの実践的な使い方について解説しました。

移動平均線の短期線が長期線を下から上に抜けたら買い、短期線が長期線を上から下に抜けたら売り、というのが一般的な移動平均線の売買のパターンです。

ただし、そのまま使用するとダマシに引っかかってトレードで負けてしまうリスクがあります。そこで推奨されるのが、移動平均線以外の指標の併用です。

移動平均線だけではダマシに陥る可能性がありますが、RCIやMACD、ボリンジャーバンドなど、他の指標を一緒に活用することでダマシを回避してトレードすることができます。トレードをする際には、移動平均線だけに頼らず、他の指標も使ってみましょう。

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推薦者: DailyFXJapan
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