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テクニカル分析入門 / テクニカル分析チャートパターン 1 / 14
ダマシ回避!ダブルトップを使ったFXのトレード手法をプロが解説

ダマシ回避!ダブルトップを使ったFXのトレード手法をプロが解説

Warren Venketas, アナリスト
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ダブルトップは、トレーダーの武器の一つとして修得して組み込むべき注目のテクニカル手法です。ダブルトップはFXと株式のいずれの場合でもテクニカル分析を向上させることができ、本質的にきわめて用途の広いパターン。

ダブルトップ: 主なポイント

  • ダブルトップとは?
  • FXのチャート上でダブルトップを見つける方法
  • ダブルトップを使用したFXや株のトレード手法:他のテクニカルと組み合わせてダマシを回避する
  • テクニカルパターンを使用したFXでのトレードについてのその他の資料

ダブルトップとは?

ダブルトップパターンには、2つの山があり、相場の差し迫った弱気への反転を示唆します。2つの山の間には一定の谷がある一方で、上値水準ではレジスタンスラインが見られます。最初のピークから少し戻した後、相場は反発し、最初のピークの高値を目指して上昇しますが、値動きの勢いは衰えていて、最初のピークの高値を超えることはできません。

勢いの衰えは、RSIなどのオシレーター上でのピークの衰退を通じて確認することができます。これは条件ではありませんが、相場は短期間とは言え、最初のピークより高くなる場合もあります。最初のピークを超える、小幅かつ短期のブレイクアウトは、強気派を勢いづかせ、トレンドを反転させて、より低く下げる結果となるため、望ましいものです。IGクライアントセンチメントの強気への転換は、2つめのピークが近づいていることを示している場合があります。2つのピークの間の谷底の安値でネックラインが形成されます。このネックラインのブレイクアウトによりダブルトップパターンが確認されます。弱気の確認は、2つのピークの間の安値水準にある節目となる価格のサポートライン(ネックライン)の突破によりおこなわれます。

ダブルボトムパターンは、ダブルトップパターンを逆にしたもので強気の反転を示唆します。ダブルボトムでは、節目となるサポートラインのブレイクアウトによる確認の代わりに、2つの谷に挟まれた高値をつないだレジスタンスラインのブレイクアウトによる確認をおこないます。ダブルトップとダブルボトムのパターンはFXを含む主な金融マーケットのトレーダーが使用する強力なテクニカルツールです。

FXのチャート上でダブルトップを見つける方法

ダブルトップを見極める方法をステップ別に説明します

  1. 同じような幅と高さを持つ2つのはっきりしたピークを見つけます。
  2. 時間軸にもよりますが、2つのピーク間の距離はあまり狭すぎてはいけません。
  3. ネックラインまたはサポートラインを確認します。
  4. 別のテクニカル指標を使用してダブルトップの弱気のシグナルを確認します。たとえば移動平均線やオシレーター等を使用します。

ダブルトップを使用したFXや株のトレード手法:他のテクニカルと組み合わせてダマシを回避する

ダブルトップは、FXや株式マーケットで売り/弱気のシグナルとしてよく使用されます。下の2つのチャートでは、2つのマーケットにおいて、トレードのエントリーとエクジットポイントに関し、このパターンを異なる形で利用する方法を示しています。

USD/JPYのダブルトップチャートパターン

上の図はUSD/JPYの週足チャートです。1つめのピークに向かう上昇トレンドの後、ダブルトップが形成され、レジスタンスラインに達した時に、RSIが買われ過ぎのシグナルを出しています。このピークの後、相場は勢いを失い、2つのピークの間で特徴的な落ち込みが形成されています。その後2つめのピークが、前のピークより少しだけ強く成長し、短期間ですがレジスタンスラインさえもブレイクアウトしています。興味深いことに、このレジスタンスラインのブレイクアウトについてRSIは買われ過ぎのシグナルを示していません(丸で囲んだ場所)。このことは2つのピークの間のダイバージェンス(乖離)を表し、RSIは値動きの勢いの減速を示しています。また、この種のダイバージェンスは弱気のシグナルになります。

このトレードのエントリーポイントは、ネックラインを割りこむ終値により確認され、これはチャート上でマークされています。2つのピークを結ぶレジスタンスラインをストップ(逆指値)価格とし、2つのピークを形成する前の直近の安値を結んだ線をリミット(指値)価格とします。プライスアクションアプローチではなく、フィボナッチレベルをストップやリミットの価格として利用することもできます。リスク管理に関しては、このトレードでは、およそ1:1.2のリスク・リワード比率を維持しています。

Ryanair Holdings PLC(LSE)のダブルトップチャートパターン

株式マーケットのボラティリティ(値動き)は、「より滑らかな」チャート構成に示されるように、熱狂度が低くなっています。ダブルトップパターンと組み合わせて使用できる裏付け機能の多様性を示すために、この株式チャートの例ではオシレーターを導入しています

このRyanair Holdings PLC (LSE)の株式は最近完成したダブルトップを示しています。このタイプのトレードのセットアップでは、トレーダーは上述のような確認を待たずに、2つめのピークの形成後すぐに、下降に向かう大きな値動きを利用することができます。ストップは最初のピークの高値に設定し、リミットはネックラインに沿って設定します。ストキャスティクスを使用し、上に見られる買われ過ぎのサインを使用して、エントリーポイントを確認しています。

つまり、ダブルトップパターンは、正しく理解し利用すれば強力な武器となるのです。他のテクニカルツールによる適切な裏付けにより、このパターンの特徴を活かすことができ、さまざまなマーケットで使用することができます。

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