円、米ドル/円、米ドル、スイスフラン/円、スイスフラン - トーキングポイント
- 米ドル/円が24年ぶり高値に届くまでには、上値抵抗線が立ちはだかる
- スイスフラン/円は、レンジ内の動きにとどまっているが、ブレイクアウトに向け、モメンタムが高まっている可能性がある
- 円安基調が続く場合、米ドル/円、スイスフラン/円はどこまで上昇するのか?
テクニカル分析入門
テクニカル分析について
推薦者: Daniel McCarthy
米ドル/円相場
米ドル/円相場は、下降トレンドラインを上抜けし、一連の単純移動平均線(SMA)を上回った水準で推移している。これは、強気のモメンタムが醸成されていることを示唆しており、先月に付けた24年ぶりの高値を目指す展開となる可能性がある。
その24年ぶり高値である139.39が上値抵抗線となりそうである。その手前には、130.39から139.39までのフィボナッチリトレースメント78.6%の水準である137.46が控えている。この水準は、7月末ごろに記録した高値と重なっており、レジスタンスとなるかもしれない。
一方、下落局面においては、34日SMA 近辺に135.57のブレイクポイントがあり、これが下値サポートとなる可能性がある。現在、135.39に位置している55日SMAもこの水準のすぐ下にある。
さらなる下落局面では、131.25-131.75のエリアにブレイクポイントと以前の安値が集まっており、このエリアがサポートゾーンとなる可能性がある。




資料:TradingView
スイスフラン/円相場
スイスフラン/円相場はこの2カ月間、137.17から143.75のレンジで取引されており、これらの水準はそれぞれサポートとレジスタンスとなる可能性がある。
先週末は7月の高値である143.11を上回った。7年ぶりの高値である143.75を試す展開となりそうな気配であり、強気のモメンタムが醸成されているように見受けられる。
強気の三角移動平均線(TMA)を形成するには、相場が短期の単純移動平均線(SMA)を上回り、かつ短期のSMAが中期のSMAを上回り、かつ中期のSMAが長期のSMAを上回った水準にある必要がある。また、すべてのSMAは正の勾配でなければならない。
スイスフラン/円相場の10日、55日、100日SMAを見ると、強気のTMAを形成する基準は満たされている。
直近の安値140.40が55日SMAのすぐ上にあり、下値サポートとなる可能性がある。
5月中旬の安値127.51から今月初めに付けた安値137.17を結んだ上昇トレンドラインは現在、139.60に位置し、これがサポートとして機能するかもしれない。
さらに下落すると、137.80のブレイクポイント、その先には現在、136.94に位置する100日SMAがサポート水準となる可能性がある。

資料:TradingView
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ローソク足パターン
推薦者: Daniel McCarthy
--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著
マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。