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米国株相場見通し 2024年第1四半期:利下げと地政学的観点に注目

米国株相場見通し 2024年第1四半期:利下げと地政学的観点に注目

DailyFXJapan, Research
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2023年を振り返って

米国株は2023年を通して堅調に推移し、ナスダック100が史上最高値を更新するなど年末にかけて急騰した。この1年の状況や世界・米国における景気後退の懸念を考慮すれば、予想できなかった動向である。その後、状況は変化し、2023年12月の米連邦準備制度理事会(FRB)の会合後、市場ではソフトランディングへの期待が再燃した。ただし、世界経済がコロナ禍からの回復を続ける中で、あらゆる事実を正しくとらえておくことが重要である。

コロナ禍以降、広範な経済活動を見ただけでも米国経済の成長率は年間1.8%未満である。これは中央銀行の予想を大きく下回り、コロナ禍前の予測よりもはるかに遅い回復ぶりである。この影響によって金利やインフレ率の上昇、債務残高の増加など、世界経済の構造的変化に関する重要な議題をもたらしたため、2024年に向けて世界経済を注視しなければならない。

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市場は2024年第1四半期にFRBが利下げを実施すると予想

2024年に向けて、市場は金利がどこまで上がるかについては議論しておらず、2024年にいつ利下げが始まるかに注目している。市場は、FRBが2024年に見込んでいる利下げ幅の約2倍を予測し続けており、FRB政策立案者のラファエル・ボスティック氏は市場の反応を「興味深い」と述べた。ボスティック氏自身は、インフレにはまだ先があると考えているため、FRBは最初のデータポイントに飛びつくことはないとし、バランスをとったアプローチを維持するだろうと予測している。

2024年第1四半期は、金融緩和の可能性が依然として低いまま、利下げへの期待や定期的な株価見直しが続く四半期となりそうだ。市場は2024年5月から6月にかけてFRBによる最初の利下げを織り込んでいるが、その確率はデータの公表とともに変動し続けるだろう。なお、FRBは高金利環境が新たな標準になる可能性が高いという構造的な変化を市場参加者や消費者が受け入れる必要があると、早くから強調している。

また、利下げ期待は第1四半期のデータ公表に合わせて一進一退の状況が続く可能性が高い。以下に、現時点における2024年の利下げ確率を示す。

出所:CME FedWatchツール

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マグニフィセント・セブン、S&P500構成銘柄を引き続き牽引

マグニフィセント・セブン(アップル、アマゾン、アルファベット、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、テスラ)とS&P493銘柄(残りの493社)の間の乖離は、現在63%に達している。格差は拡大し続けており、人工知能(AI)の台頭が問題を深刻化させるばかりで、すぐに縮まるようには見えない。

しかし米国株の異常はそれだけにとどまらず、S&P500構成銘柄の81%が100日移動平均線より高い水準で取引されているのだ。この現象は2023年にすでに2回起こっており、2023年12月にはSPDR S&P 500 ETF(SPY)が12月15日に約200億米ドルの資金流入を記録した。12月19日にも約100億米ドルの資金流入があり、この週の総流入額は240億米ドルに達した。11月中旬以降の米国株の上昇(史上最高値または史上最高値に近い水準で取引されている)を考慮すると、これは非常に興味深い出来事だ。この合計は、S&P500ETFが6日間で350億米ドル、1日平均58億米ドルの資金流入を記録したことを意味する。

さらに数字を掘り下げると、S&P500ETFの累計資金流入額は年初来500億米ドルに達している。つまり、年初来S&P500ETFの資金流入の約70%は、上記の6取引日に起こったことになる。これもまた、ソフトランディングと2024年の利下げに対する市場の期待の表れだが、市場参加者は楽観的すぎるのだろうか。

出所:The Kobeissi Letter

S&P500 混合
データ提供:
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変動 ロング ショート 建玉
日次 0% -1% -1%
週次 -2% -1% -2%
プライスアクションとの関連性
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AIの台頭と潜在的影響とは

2023年における主要テクノロジー企業の成長を見てみると、その多くは2023年後半におけるAIの台頭に起因している。その後の展開においても、AIの台頭は間違いなくまだ終わっていないばかりか、AIの導入が進むにつれて、収益成長率や収益性への影響も高まっていくだろう。多くの企業がAIを使い始め、日々のプロセスに取り入れており、この兆候も大量導入が現実になりそうである。

AIに関連して注目しなければならないのは、2023年第4四半期からの企業業績である。第3四半期の決算シーズンにはその兆候が見られたが、第4四半期はより多くの企業がこのテクノロジーを採用し続けるため、さらによい兆候を示すはずだ。投資家はAIの台頭について長期的に強気な見方を示しているが、問題となるのは第1四半期の米国株をどの程度押し上げる可能性があるかである。ただし、短期的な懸念として高金利環境や潜在的な政府規制・景気後退が挙げられる。金利が高い状況は過去のものになったように思えるが、景気後退と潜在的な規制のリスクは残っている。

ここで、AIの台頭と前世紀末のPCの大量導入を比較してみよう。調査によると、S&P500種株価指数は、PCの生産性上昇のピークに近い1994年から1999年の間、毎年26%のリターンを上げ、生産性の急上昇が認識されるにつれてイノベーションの影響を反映した。

多くのアナリストがITバブルを例に挙げているように、AIの台頭についてもリスクが存在する。1990年代後半、多くの企業が市場の期待に応えられず、株価と評価が急落した。この間、売上は実際に伸びたが、市場の期待に応えられなかったことがこのセクターの重荷となったことに留意しておく必要がある。控えめにみても、ここ1年半の投資家の期待がいつも以上に楽観的になっていることを念頭に置いておかなければならない。これは、恐怖強欲指数(Fear and Greed Index)が、極度の強欲サインである80台に達したことでも確認できる。これは2023年7月27日以来のことで、S&P500ETFの資金流入も絡めると、注目したほうがよいデータだろう。

出所:FinancialJuice

また、AIの効果的な導入とその普及スピードによって、規制を求める動きが出てきており、それが米国株にとってのリスクになる可能性がある。暗号資産(仮想通貨)市場と同様に、従来の価値観やテクノロジーに及ぼす潜在的な影響を考慮した規制を求める声が高まっている。ただし今のところ、米国の規制当局が依然として暗号資産の規制について取り組んでいる最中で、時間がかかっていることを加味すると、AIに関連する規制整備はまだ先のことのようだ。

このように、AIの複雑さや利点、潜在的な影響を考えると、これらは決して軽視できるものではなく、米国株について楽観的に考えすぎることは避けるべきかもしれない。

地政学的緊張の高まりが世界市場を圧迫する可能性

2023年12月に入り、世界の地政学的ダイナミクスがかつてないほど脆弱になっているとの懸念が再燃している。イエメン反政府勢力フーシ派、ヒズボラ、イスラエル間の緊張の高まりが波及する恐れがあり、中央銀行とIMF(国際通貨基金)は引き続き2024年の主要リスクとして警告を発している。

なお、英国大手石油会社BPが、紅海を航行する船舶を一時停止すると発表し、他の企業もこれに追随しており、その影響はすでに出ている。海運・ロジスティクス最大手のマースク社も、別のルートを使うことで輸送時間が最大2週間増える可能性があると述べている。ここで懸念されるのは、こうしたニュースの結果、原油価格が上昇し、輸送時間の増加によってインフレ圧力が再燃する可能性があることだ。この状態が続けば、リスク心理に大きな影響を与え、2024年の利下げ期待に悪影響を及ぼす可能性がある。中東情勢は常に変化しており、今後も考慮する必要があるだろう。

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