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NY金見通し:インフレショックの動揺いつまで? サポートレベルに注目

NY金見通し:インフレショックの動揺いつまで? サポートレベルに注目

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年2月15日15時21分更新

NY金市場では米インフレショックの動揺が続いている。米国債利回り上昇とドル高の影響で、14日のニューヨーク金相場は5日続落。200日移動平均線を含むサポートレベルが注目されている。

NY金 (XAU/USD)の分析

  • 1月の米CPIが予想に強かったことが注目されたが、次なるカギは米PCE
  • 米国債利回りの上昇とドル高が重しとなり、金は沈んでいる
  • このレポートは、チャートパターンと主要なサポートとレジスタンスを利用して分析しています。テクニカル指標に関するより詳細な内容については、当社の学習コンテンツをご覧ください

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値動きのカギを握る米PCE

1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、ドルと米国債利回りが上昇し、以来、金先物相場には下落圧力がかかっている。思った以上に強いインフレの動向を受け、3月と5月に実施される利下げへの期待は後退し、現在は最初の利下げは6月が最も現実的と見られている。ドルと米国債利回りが上昇基調にあった中での1月米CPIの発表は、金にとってはさらなる打撃となった。

米国の経済指標は、多くが継続的に予想を上回っており、早すぎる利下げがインフレに再び拍車をかけるのではないかという懸念が強まっている。最近の米非農業部門雇用者数(NFP)データでは、2023年12月の雇用者数が上方修正され、1月の雇用者数は大幅な上振れとなった。2023年10-12月期(第4四半期)の米国内総生産(GDP)も同様に、米景気の拡大ペースは緩やかになりつつあるものの、依然として力強い成長を示した。米景気が回復の兆しを見せている限り、市場と米連邦準備制度理事会(FRB)は金融緩和に対しては慎重なアプローチとなる可能性が高い。

米ドル指数 vs 米2年債利回り (青)

資料:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

市場ではインフレ動向を見極めるうえでCPIに大きな関心を寄せているが、FRBは個人消費支出(PCE)を2%とすることを目標にしている。PCEは現在2.6%で、FRBはCPIがより高水準であることを考慮はすると思われるが、最終的なインフレ指標はPCEとなるはずだ。

パウエルFRB議長は、2%の物価目標水準を達するために政策金利を調整するとの見解を示している。つまり、インフレ圧力を再燃させるような外的ショックがなければ、FRBは多くの人が考えているよりも利下げに近づいている可能性があるということだ。

資料:Refinitiv、チャート作成:リチャード・スノー

金は下落、CPI後のドル高と米国債利回り上昇が重しに

金相場はすでにトライアングルパターンをブレイクダウンし、パターンの下限であるサポートを終値で下回っている。その後、CPIという原動力がドル高と米国債利回りを押し上げ、金相場は大きく下げた。ドル高は外国人投資家にとっては金が割高になり、米国債利回りの上昇は利子のつかない金の魅力を低下させる。

直近のサポートは1,985ドルで、これは昨年6月の調整局面でレジスタンスとして機能した水準である。弱気派にとって大きなチャレンジとなるのは、1,984ドル付近に位置する200日単純移動平均線を守れるかどうかだろう。レジスタンスは2,010ドルにあるが、モメンタムは依然として下方向への動きを支持している。

NY金 (XAU/USD) 日足チャート

資料:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

--- DailyFX.com リチャード・スノー著

スノー氏に連絡するには、X(旧Twitter)で @RichardSnowFX までお願いいたします。

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