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FOMCの政策決定が金相場の動向を左右、投機筋とETFトレーダーは金取引に難色示す

FOMCの政策決定が金相場の動向を左右、投機筋とETFトレーダーは金取引に難色示す

金、金/米ドル、FOMC、COT、ETFの金保有残高、スイス中銀、英中銀 - トーキングポイント

  • FOMC会合を前に、金先物相場は小動き
  • 投機筋とETFトレーダーは、金取引への自信を失いつつある
  • 今週は、スイス中銀と英中銀も金融政策を決定する
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推薦者: Thomas Westwater
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金先物相場は、2020年4月以来の安値水準に達した先週の大きな下げの後、ほとんど動かず、1,675付近にとどまっている。高インフレが続く中、金先物相場は6カ月連続の下落となりそうな勢いである。インフレは過去に金先物相場を支えたこともあるが、いつもプラスに働くわけではない。先週発表された最新の米消費者物価指数(CPI)によると、8月の米消費者物価は前年同月比8.3%上昇となり、事前予想を上回った。

米CPIが上振れたことでインフレ懸念が高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)がそれに対応しなければならないとの見方から、米国債利回りは上昇し、金にとってはマイナス材料となった。金利が上昇すると、金を取引する投資家には金利や配当が支払われないため、金の魅力が失われることとなり、トレーダーにとっては機会費用の増加を意味する。金融政策に敏感な2年米国債の利回りは、2007年10月以来の高水準である4%まであと5ベーシスポイント(bp)に迫る水準で取引されている。当時、金先物相場は750前後で取引されていた。

21 日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、75bpの利上げ実施が最も可能性が高いが、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)では、100bpの利上げの可能性が20%程度となっている。FOMC参加者の最新の経済・金利見通し(SEP)は、金トレーダーにとってもう一つの検討材料となる。SEPでは、インフレと経済成長に関するFRBの見通しや、FOMC参加者が今後数年間の政策金利水準をどのように予想しているかを示す「ドットプロット(金利予測分布図)」が公表される。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した9月13日までの1週間のコミットメント・オブ・トレーダーズ(COT)レポートによると、非商業トレーダー(投機筋など)は金のロングポジションを5,314枚減らし、ショートポジションは1,708枚増加となり、非商業トレーダーが保有するロングポジションは2019年6月以来の低水準となった。19日にはETF(上場投資信託)の金保有残高が9,890万に減少した。これは2020年1月以来の低水準であり、ETFの金保有残高は5カ月連続の減少となりそうである。

金先物相場の先行きは、今週予定されている中央銀行、特にFOMCによる金融政策の決定に左右されそうだが、トレーダーが金取引に対する信頼感を失いつつあることは懸念材料である。スイス国立銀行(中央銀行)とイングランド銀行(英国の中央銀行)は今週利上げを実施すると予想されている。この影響はさほど大きくはないが、金利上昇が金に与えるマイナスの影響は拡大するだろう。

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資料:TradingView

--- DailyFX.com アナリスト トーマス・ウェストウォーター著

ウェストウォーター氏に連絡するには、Twitter で @FxWestwater までお願いいたします。

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