メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
NYダウ週間見通し:ファンダメンタルズ要因支えに上昇へ テクニカル分析

NYダウ週間見通し:ファンダメンタルズ要因支えに上昇へ テクニカル分析

モンテ・サフィダイン, IGマーケット・アナリスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

共有する:

このページの内容

※2024年5月7日15時50分更新

予想を下回った4月の米雇用統計と米連邦公開市場委員会(FOMC)からのハト派的なシグナルを受け、より広範な経済情勢と金融市場に影響を与えつつ、市場では利下げの可能性に対する楽観的な見方が強まっている。

米国株相場見通し【無料】
米国株相場見通し【無料】
推薦者: モンテ・サフィダイン
米国株相場見通し【無料】
ガイドを入手

FRBのハト派姿勢、低調な経済指標で利下げ期待高まる

米国では先週金曜に多くの経済指標データが発表されたが、中でも雇用統計に注目が集まった。

  1. 4月の米非農業部門雇用者数(NFP)は17万5,000人増となり、予想(20万人超の増加)を大幅に下回る結果となった
  2. 失業率は3.9%に上昇し、U6(パートタイムで働いているが正規雇用を探している人も含む広義の失業率)も7.4%と一段と上昇した
  3. 賃金の前月比伸び率は0.2%と予想をわずかに下回り、前年同月比では4%を下回った
  4. 労働参加率は62.7%を維持したが、雇用率(生産年齢人口に占める雇用者の割合)は60.2%と一段と低下した
  5. 米供給管理協会(ISM)が3日発表したサービス業景況指数の雇用指数は48.5から45.9に低下し(1日発表の製造業景況指数も50を下回った)、サービス業総合景況指数は1年以上ぶりに縮小に転じた(新規受注は52.2に低下し、支払価格は59.2に急上昇した)

先週の主要株価指数は、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で米連邦準備制度理事会(FRB)がハト派寄りの姿勢を示したことに加え、明らかに経済指標が軟化していることに支えられ、上昇して取引を終えた。米国債利回りは、ついに週ベースで下げ(10年物利回りは4.5%近辺で終了)、実質ベースでも低下した。CMEグループのフェドウォッチによると、先週初めに比べ「9月に利下げ」との見方が強まっており、年内に2回の利下げを実施する確率が高まっている。

今期注目のトレード機会
今期注目のトレード機会
推薦者: モンテ・サフィダイン
2024年第2四半期 注目のトレード機会
ガイドを入手

今週の予定:米国債入札、FOMCメンバーによる講演、米ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値

今週は先週に比べ、米国発の経済イベントは比較的少ない。FRBが実施する四半期に一度の銀行融資担当者調査(シニア・ローン・オフィサー・サーベイ)が6日発表され、今年第1四半期の家計および企業向けローンの需要動向が示される。7日は3月の消費者信用調査が発表されるが、ここ最近の消費者信用調査の数値はパンデミック前の平均を下回っている。

しかし、市場関係者は消費者金融だけでなく、政府支出の顕著な増加や赤字拡大を補うための国債発行額の拡大にも注目している。国債については需要が供給の増加に追いつかない状況なため、なおさら注目を集めている。最後に、金曜には米ミシガン大学による消費者信頼感指数と期待インフレ率の速報値が発表される予定で、前者が予想を下回るかどうか、また特に後者が上昇するかどうかに関心が集まっている。

NYダウのテクニカル分析、まとめ、戦略、水準

主要な週足移動平均線のすべてを引き続き上回り、「強気」で奮闘してきたダウ30種株価平均は、重要なテクニカル指標のほとんどが中立であるため、今週も上昇して取引を終わることはテクニカル面からは支えとなる。より短期な日足チャート上では、もみ合いとなっているが、狭いレンジを抜け出し、主要な日足移動平均線の最後の1本を終値でブレイクしそう気配となっているため、よりポジティブなバイアスが示されている。

資料:IG

NYダウ:個人*・大口投機筋**のセンチメント

米商品先物取引委員会(CFTC)が先週金曜に発表したCOTレポート(CFTCが毎週金曜に公表する建玉明細報告)では、投機筋は、価格が上昇し続けているにもかかわらず、大方のロングポジションを後退させている(ロングは1,383枚減少、ショートは271枚増加)。IGの顧客は売りバイアスを強めており、かなりショートに傾いている。ポジションは価格が上昇する前だった先週の火曜にはほぼ中央(ロングとショートが均等)に位置していた。

資料:IG

NYダウチャート、個人・大口投機筋のセンチメント

資料:IG

*この市場のポジションを持つIG顧客口座のうち、現在ロングまたはショートしている口座の割合。外円は今週週初時点(ドバイ)、内円は先週週初時点のデータ、1%単位で計算。

**CFTCのCOT(Commitment of Traders)レポートから引用したCOTセンチメント。外円は先週金曜に発表された最新レポート(先週火曜日時点)、内円はその前のレポート。

サムネイル画像:ltyuan - stock.adobe.com

広告

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。