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豪ドル月間見通し:FOMC、日本の為替介入が波乱要因

豪ドル月間見通し:FOMC、日本の為替介入が波乱要因

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

FRBの金融政策不透明感、中国景気の低迷等を背景に、豪ドル(AUD)は8月に対米ドルで下落した。9月も引き続き豪ドルの対米ドルでの下落基調が続いている。RBAの金融政策決定会合を通過した中、豪ドル円はFRBの金融政策、日本の為替介入が波乱要因になりうるが、豪ドル円の今後の見通しとは

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サマリー

  • 8月&9月の豪ドル相場
  • 豪ドル円の個人トレーダーセンチメント
  • 豪ドル円の見通し

8月&9月の豪ドル相場振り返り

8月は、ジャクソンホール会議を控えたFRBの金融政策を巡る不透明感、中国景気の低迷、中国不動産市場に対する懸念を背景に、投資家のリスクセンチメントが悪化し、リスクオン通貨である豪ドルは対ドルで3.7%下落した。

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資料:Trading Economics。対米ドルパフォーマンス。DXYは米ドルインデックス。

 

ジャクソンホール会議では、パウエルFRB議長は今後の金融政策についてデータ次第である旨を強調し、利上げの有無についての明確なヒントを示さなかった。

 

中国では、中央銀行である人民銀行による利下げや、不動産市場の活性化策などが表明されているものの、中国当局から大規模な経済対策、金融緩和策は打ち出されていない。そのため、中国景気の回復による原油価格の上昇に伴うカナダドルの上昇は見込みづらい。

 

9月5日に豪州準備銀行(RBA、中央銀行)は金融政策決定会合を開催した。RBAは、3カ月連続で政策金利を据え置いた。今回の決定を受け、金融市場ではRBAの利上げサイクルが終了したとの見方が強まった。

 

9月に入っても豪ドルの対ドルでの下落基調が続いている。アップルの主力製品である「iPhone」に対する中国による規制や米国金利の上昇を受けて、米ドルが幅広い通貨に対して上昇していることが背景である。

 

RBAの金融政策決定会合を通過した中、今後一カ月の豪ドル円の動向は日本当局による為替介入、そしてFRBの金融政策が鍵を握ろう。

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資料:Trading Economics。対米ドルパフォーマンス。DXYは米ドルインデックス。

  

豪ドル円の個人トレーダーセンチメント

IG顧客センチメント(IGCS)によると、豪ドル円を取引する個人トレーダーの約45.6%がネットロング(豪ドルを買い持ち・円を売り持ち、豪ドルに強気)にしている。半分以上の持ち高はネットショート(豪ドルに弱気・円に強気)に傾いているため、IGCSは、逆張り指標として機能する傾向があることから、豪ドル円は上昇(豪ドル高円安)する可能性を示唆している。

 

また、昨日、先週と比べてネットショート(豪ドルに弱気、円に強気)のトレーダーの割合が増えている。このことを考えると、豪ドル円は上昇(豪ドル高円安)する可能性がある。

IGCS:USD/CAD

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AUD/JPY クライアントのポジション動向

資料:IG顧客センチメント(IGCS)

  

豪ドル円の見通し

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豪ドル円の週足チャートで、6月19日の週の高値を起点としたレジスタンスラインを上方ブレイクし、豪ドル円は上昇トレンド(豪ドル高円安)に転換している。また、個人トレーダーセンチメントも豪ドル円の上昇を示唆しており、3月20日の週から6月12日の週にかけての豪ドル円の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント23.6%水準94.853レベルをブレイクすることを見込む。

 

上方ブレイクすると、豪ドル円の上昇トレンドへの転換が一段と鮮明になり、7月31日の週の高値95.828レベルをトライしよう。また、FRBの金融政策も豪ドル円の上昇圧力になることを見込む。

 

原油高が進行しており、米国雇用市場も堅調に推移する中、米国のインフレが再燃する可能性がある。そのような中、20日のFOMCでも、FRBは利上げサイクルが終了したことを強く示唆せず、更なる追加利上げの可能性を残すと見込む。更なる利上げの可能性が残る中、米国金利は高止まりし、米ドル高基調の継続に伴い、ドル円の上昇を伴って、豪ドル円にも上昇圧力がかかる可能性がある。

 

ただし、日本当局による為替介入には注意が必要である。豪ドル円の動向はドル円の動向に大きく左右される。日本当局による為替介入に対する警戒感が高まった場合、ドル円が下落し、豪ドル円も下落に転じる可能性がある。その場合、フィボナッチ38.2%水準93.172レベルでサポートされるかに注目。サポートされた場合、豪ドル円の上昇圧力が強いことを投資家に印象付けよう。

豪ドル円日足チャート

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資料:Trading View

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--- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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