※2023年12月15日15時12分更新
ネットショートのトレーダー数は先週から32.03%増加した。
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | -12% | 6% | -5% |
週次 | -36% | 57% | -15% |
個人トレーダーのポジション状況を示すIG クライアントセンチメン(IGCS)指標によると、豪ドル/米ドルを取引するトレーダーが保有するネットショートがネットロングを上回ったのは、豪ドル/米ドルが0.66付近で取引された12月4日以来。豪ドル/米ドルの逆張り取引バイアスは強気に傾いている。
IGCS指標によると、豪ドル/米ドルを取引するトレーダーの48.85%がネットロング(豪ドルを買い持ち)にしており、ショートとロングの比率は1.05対1となっている。実際、豪ドル/米ドルが0.66付近で取引されていた12月4日以降、トレーダーはネットショートを維持しており、価格はそれ以降1.45%上昇している。
ネットロングのトレーダー数は昨日より31.64%少なく、先週より34.26%少ない。一方で、ネットショートのトレーダー数は昨日より26.89%多く、先週より32.03%多い。当社は通常、群集心理に対して逆張り的な見方をしており、トレーダーがネットショートに傾いているということは、豪ドル/米ドルの価格が上昇し続ける可能性を示唆している。これらのことから、トレーダーは昨日や先週よりもさらにネットショートに傾いており、現在のセンチメント(ポジション状況)および最近の変動(日次、週次でのポジション変化)を考慮すると、豪ドル/米ドルの逆張り取引バイアスはさらに強気に傾いていると考えられる。