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金相場見通し 2024年第1四半期:ファンダメンタルズは整うも実質金利が脅威となる可能性

金相場見通し 2024年第1四半期:ファンダメンタルズは整うも実質金利が脅威となる可能性

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容
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2023年の金価格総括:紛争と銀行危機により評価が高まった

2023年は、金価格がいかに変動しやすいかを示した1年だった。金価格は、第3四半期に米ドルと米国債利回りの上昇に伴い下落したが、第4四半期に米ドルと利回りが急激に低下した際には反転した。さらに、金は3月の銀行をめぐる混乱時とイスラエルとハマスの戦争が始まったときには安全資産としての魅力が評価され、最終的にそれまでの史上最高値を更新した。

2024年第1四半期に向けては、米国の経済成長は緩やかになり、インフレの低下がさらに進むことで米連邦準備制度理事会(FRB)には利下げの圧力がかかると予想される。全体として、ファンダメンタルズ面からは強気相場となる可能性があり、少なくとも金には支えとなるだろう。

米ドル安と米国債利回りの低下が金・銀価格を支える

金価格と銀価格は同じ方向に動く傾向があり、似たような展開やファンダメンタルズに反応するため、両貴金属に関連するトピックを解説していく。

金はもともと、米国債利回りや米ドルと逆相関の関係にある。そのため、米ドル安は外国人投資家の金の購入を駆り立てる。ただし、金は利回りを提供しないため、金の保有は機会損失とみなされる。しかし、国債の利回りが低下すれば機会費用が減少するため、金の魅力が増すことになる。

また、FRBが追加利上げの可能性を維持しているにもかかわらず、市場はフェデラルファンド(FF)金利が下降に転じると判断している。これは米国債利回りの急激な低下とそれに続く米ドル安の動きによるものだが、FF金利先物のインプライドフォワードレート低下の可能性も要因だろう。したがって、もし仮に金価格が失速しても、米国債利回り低下と米ドル安の傾向は、少なくとも米ドルに対する金価格を支える可能性が高い。

以下のチャートは、米ドル安と利回り低下が起きた間に金価格がどれだけ上昇したかを表している。

金価格(現物、金色の線)、米ドル指数(DXY、緑)、米国債利回り(10年物、青)を重ねたチャート

image1.PNG

出所:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

商品(コモディティ)市況は、数カ月にわたる全体的な下落の後に回復の兆しを見せている。さらに、米ドル安とFRBの予想より早いピッチで金利低下を市場が予測していることが、このセクターを押し上げている。これは、ブルームバーグ商品指数の上昇によるものである。ブルームバーグ商品指数とは、商品の現物先物取引を追跡するように設定された指数のことだ。なお、金価格と銀価格を合計して加重した部分は、この指数の構成の20%を占め、貴金属価格は全体の中でも注目すべき地位を維持している。

回復の初期兆候を示す2023年のブルームバーグ商品指数

image2.png

出所:Refinitiv及びBloomberg、チャート作成:リチャード・スノー

安全資産としての金の魅力がさらなる追い風か

2023年の3月と10月初旬には、金がシステミックな脅威と地政学的脅威にいかに敏感であるかが示された。3月には銀行危機の可能性が現実味を帯び、10月にはイスラエルとハマスをめぐる紛争が戦争に発展した。2024年の市場参加者は中国と台湾の動向以外にも、北朝鮮と日本、韓国と米国間の緊張の高まりにも目を光らせておく必要があるだろう。

実質利回りが金価格にリスクをもたらす可能性

2024年第1四半期における金価格の予想は強気とみなされるのに対し、インフレ率が低下に向かう一方でFF金利が5%を超えたまま据え置かれることがリスクとして挙げられる。その結果、実質利回り(名目金利-インフレ率)が上昇し、利回りのない金や銀からは資金が離れ、代わりに金融市場へと流れ込む可能性がある。

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