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ユーロ相場見通し 2024年第1四半期:ユーロに楽観の兆し

ユーロ相場見通し 2024年第1四半期:ユーロに楽観の兆し

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容
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ユーロは強弱入り混じる第1四半期に

2024年第1四半期のユーロは、対米ドルでは順調に上昇しそうだが、対英ポンドと特に対円で下落の可能性があり、強弱入り混じる展開となりそうだ。もし欧州連合(EU)が2023年のような景気後退を回避できれば、経済指標は2024年には、わずかではあっても明るい回復の兆しを示すだろう。

ユーロ圏経済指標の最近の上昇は、最悪期が去ったことを示すのか?

センチメントも経済活動による指標も低調な状況から上向き、改善の初期の兆候を見せている。2023年にEUで非常に衝撃的であった経済指標はドイツの製造業購買担当者景気指数(PMI)で、欧州の他地域を引き離して大きく下落した。ドイツは欧州の経済大国であるため、もしドイツ経済が苦戦しているのであれば、EUの他地域も悪戦苦闘している可能性が高い。

しかし、ドイツの製造業PMIは依然として深刻な経済縮小を示すものの、改善の兆しを見せ始めており、38.8という低水準から回復している。ZEW(欧州経済研究センター)景況感指数のような他の調査は、今後半年間の欧州経済の方向性について専門家の意見を測定するもので、2023年9月の悲観的な低水準からは上昇している。さらに、エコノミックサプライズ指数も底の水準は脱し、EUが景気後退を回避できれば比較的安定した期間が訪れる可能性を示唆している。

2023年12月のECBスタッフの見通しによれば、2024年のGDP成長率は0.8%だが、2四半期連続でマイナス成長となる可能性も依然として拭えない。また、もうひとつの可能性として、EUは既に景気後退に陥っているかもしれない。第3四半期のGDPは0.1%の減少だったが、第4四半期の結果を待つ間に既にそうなっている可能性がある。

EU経済指標の最近の上昇とユーロ/米ドル(青線)

image1.png

出所:Refinitiv、チャート作成:リチャード・スノー

2024年第1四半期に向け、大口投資家のスマートマネーがユーロのわずかな楽観を示す

米商品先物取引委員会(CFTC)の最新の建玉明細報告(CoT)によれば、ヘッジファンドや大手金融機関は2023年下半期、ユーロの買いポジションをほとんど減らさなかった。一方、最近の売りポジションは減少している。米国の大幅な利下げ観測が引き続きマーケットに織り込まれ、ユーロ/米ドルの見通しを下支えしていることから、上昇するヒストグラムはユーロをめぐる楽観の高まりを示している。

2023年12月15日時点の建玉明細報告より、ユーロの買いと売りのポジション

グラフ が含まれている画像  自動的に生成された説明

出所:Refinitiv、チャート作成:リチャード・スノー

2023年最後の中央銀行の会議で、クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長よりも金融政策に厳しい姿勢を示した。ラガルド総裁は、利下げについては議論されておらず、金利はしばらく据え置かれる可能性があると述べ、ECB政策委員会メンバーのミュラー氏とビルロワドガロー氏もECB理事会の直後に同じような見解を示した。ECBの最新の予測によればインフレ率が2%に戻るのは2025年以降いなる可能性が高く、理事会は短期的にインフレ率の上昇を予測している。これは第1四半期のユーロに追い風となる可能性がある。

リスクは山積み:インフレ、経済成長、金利動向への期待

マーケットはECBが2024年にはFRBと同様のペースと規模で利下げを実施すると予想しており、もしこれが実現すれば、ユーロは全面安となるだろう。今のところマーケットは2024年に150ベーシスポイントの利下げを予想している。経済成長は間違いなく欧州が抱える問題の核心であり、苦境にある中国経済はこの状況の助けになっていない。欧州の経済状況が急速に悪化した場合、ECBはしばらく高水準にとどまるとされている金利を享受する代わりに、大いに待ち望まれている利下げに動く必要が出てくるかもしれない。

オーバーナイト金利の予測引き下げ幅(ベーシスポイント)

モニター画面に映る文字のスクリーンショット  自動的に生成された説明

出所:Refinitiv、チャート作成:リチャード・スノー

パウエル議長は、金融引き締めが物価上昇圧力に重くのしかかっていることを認め、これは引き続き経済活動の重荷になるだろうと述べた。このことは非常に重要で、誰が最初に合図を送るかということだ。経済指標を見ると、EUは米国よりも景気の逆風に屈しやすく見える。このため、ユーロは2023年末に遂げた上昇分を失う可能性がある。

また、別の懸念はインフレである。ECBは短期的な物価上昇を予測し、FRBは長引く物価圧力に対応するために再び利上げをおこなう可能性を排除できないことを強調している。だがFRB自身が認めているように、米国の金利はピークに近いか、既にピークに達している可能性が高い。

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