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FXや株式投資に役立つチャートの種類トップ3をプロが解説【動画付き】

FXや株式投資に役立つチャートの種類トップ3をプロが解説【動画付き】

DailyFXJapan, Research
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このページの内容

※2024年5月27日更新

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テクニカル分析とは、チャートを用いた分析方法であり、さまざまなテクニカル指標やチャートパターンを用いてマーケット動向を予測します。

直感的で視覚的に分かりやすいチャートを利用するテクニカル分析は、初心者トレーダーに特におすすめできる分析方法です。ただしテクニカル分析をトレードで活用するためには、まず基礎となるチャートについて理解しておかなければなりません。

本記事では、FXや株式投資などで活用されるチャートの種類や、テクニカル分析の基礎知識、活用方法を紹介します。

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FXや株式投資では2つの分析方法を使う

FXや株式投資で使われる分析方法には、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2つがあります。実際のトレードでは、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を状況に合わせて使い分けたり、組み合わせたりしていきます。それぞれの分析方法についてご紹介します。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、国の経済的要因や企業の財務的要因などを基に、通貨や株式の本質的な価値を分析する方法です。

FXではGDP成長率や失業率などの経済指標だけでなく、政治の安定性や国際関係などの政治的・社会的要因を含めた、幅広いデータをベースとして通貨の価値を分析します。

株式投資では、企業の収益性や財務指標、特定業界の動向などに基づいて企業価値を分析し、企業価値に対して株価が割高、または割安であるのかを分析します。

ファンダメンタルズ分析の主な目的は、幅広いデータを土台にして、市場において過小評価または過大評価されている資産を見つけ出すことです。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の価格データを基に描かれる「チャート」を参考にして、将来の価格動向を予測する分析方法です。

チャートにはローソク足チャートやバーチャートなどさまざまな種類があり、トレーダーが価格動向を分かりやすいように視覚化してくれます。チャート上に移動平均線やRSIなどのインジケーターや、水平線やトレンドラインなどの描画ツールを表示して、トレンドの識別や取引のタイミングを見極めていくのが基本戦略です。

また、チャートから確認できる価格推移をパターン化することで、市場参加者の心理や行動パターンを把握することも可能です。

最初はテクニカル分析から学ぶのがおすすめ

FXや株式投資をこれから始める初心者は、まずテクニカル分析から学ぶことをおすすめします。テクニカル分析では、直感的で視覚的に分かりやすいチャートを使用するため、初心者でも理解しやすく、すぐにトレードに取り入れられるのです。

ファンダメンタルズ分析もトレードで非常に役立つ分析方法ではありますが、経済指標や政治的要因、企業の財務状況など、より広範囲な知識や情報の取得能力が要求されます。

多くの情報を取得して、多角的に分析をする必要があるファンダメンタルズ分析は、初心者にとっては理解するのが難しい面もあるでしょう。

まずはテクニカル分析を学んで、実際のトレードで活用することで市場の仕組みを学び、知識の基礎を身に付けましょう。その後に、より複雑なファンダメンタルズ分析を学ぶと、さらにトレードスキルが高まります。

FXや株式投資で役立つテクニカル分析チャートトップ3

「まずテクニカル分析から始めてみましょう」と言われても、何から学べばいいか分からない方も多いのではないでしょうか?初めは、テクニカル分析の基礎となるチャートを覚えるのがおすすめです。

チャートは、基本的に以下の価格データを基に作成されています。

  • 高値(High):選択された期間内における最も高い価格
  • 安値(Low):選択された期間内における最も低い価格
  • 始値(Open):選択された期間内における開始時点の価格
  • 終値(Close):選択された期間内における終了時点の価格

ただし同じデータを土台に作成されていても、価格データの種類やデータの表示の仕方が各チャートで異なります。

次に、多くのトレーダーに活用されている以下3種類のチャートについてご紹介します。

  1. ローソク足チャート
  2. ラインチャート
  3. バーチャート

その1:ローソク足チャート

candlestick chart
  • 相性の良い金融商品:FX、株式、インデックス、コモディティ
  • トレード経験:中級者から上級者
  • 分析から分かること:相場のあらゆる価格情報
  • メリット:ローソク足チャートは、バーチャートに比べて目に優しく、一目で多くの情報が分かる

ローソク足チャートは、蝋燭(ろうそく)の形をしたバーで価格が表示されるチャートです。各ローソク足には、高値、安値、始値、終値の4本値(HLOC)が表示されています。

以下のように、ローソク足の「本体」は各期間の始値と終値を表し、ローソク足の「ヒゲ」は高値と安値を表しています。

image2.png
  • 高値(High):ローソク足上部の細い線(上ヒゲとも呼ばれる)の最上点
  • 安値(Low):ローソク足の下部の細い線(下ヒゲとも呼ばれる)の最下点
  • 始値(Open):ローソク足が上昇している場合(終値が始値より高い場合)、始値はローソク足本体の下部分。ローソク足が下降している場合(終値が始値より低い場合)、始値は本体の上部分
  • 終値(Close):ローソク足が上昇している場合の終値は本体の上部部分、下降している場合は本体の下部分

各ローソク足の色は設定によって異なりますが、多くのチャートではデフォルトで緑と赤が採用されています。緑色のローソク足はマーケットが開いたときよりも高値で終わったことを示しており、「陽線(強気のローソク足)」と呼ばれます。対して、赤色のローソク足はマーケットが開いたときよりも安値で終わったことを示しており、「陰線(弱気のローソク足)」とも呼ばれるのです。

ローソク足チャートは、一目で見やすいうえ、相場価格に関する多くの情報が得られるので、テクニカル分析で使用されるチャートの中では最も人気があります。

【関連記事】ローソク足の基本や形成方法については、「ローソク足の基本パターンと組み合わせ全16種類を一覧で紹介!取引手法もプロが解説」でもっと詳しく知ることができます。

また、ローソク足チャートでは、複数のローソク足を組み合わせることでさらに相場状況を理解できるようになります。詳細は、「トレーダーが知っておくべきローソク足の基本的なパターン9選」をご覧ください。

その2:ラインチャート

line chart used for technical analysis
  • 相性の良い金融商品:株式
  • トレード経験:初心者から中級者
  • 分析から分かること:データの偏りを排除して全体的なマーケット概況をつかめる
  • メリット:感情に左右されずにトレードできる

ラインチャートは、一般的に終値の推移を1本のラインでつないで表示したチャートです。

ラインチャートはシンプルで分かりやすいため、テレビや新聞のほか、多くのウェブサイトで採用されています。ローソク足チャートやバーチャートに比べて、チャートから得られる情報量は少ないものの、マーケット概況を一目で簡単に確認するのに適しているのです。

また、上記のチャートのように青色などの中間色でラインを表示することで、トレード時の感情をコントロールするのにも役立ちます。また、バーチャートやローソク足チャートでは、「ぎこちない」形状が見られるものの、ラインチャートではそれがなく1本のラインが描かれるだけなので、シンプルに相場を観察できます。

専門家のアドバイス:ラインチャートは、日々の終値だけを表示します。経験豊富なトレーダーは、市場における日々の終値を追跡するため、または市場の動きを簡単に分析するためにラインチャートをよく使用します。

その3:バー(HLOC)チャート

bar (HLOC) chart
  • 相性の良い金融商品:FX、株式、インデックス、コモディティ
  • トレード経験:中級者から上級者
  • 分析から分かること:価格データ(HLOC)を利用してトレンドやサポートラインおよびレジスタンスライン、エントリーポイントを特定できる
  • メリット:相場に関する詳しい情報を得られるため、重要な価格やより詳細なデータを特定するのに役立つ

バーチャートには、各期間における高値、安値、始値、終値の4本値(HLOC)がバーの形状で表示されます。基本的に表している価格情報はローソク足と同じです。

バーチャートの縦線は、高値と安値を結んだラインです。一方でバーの左側にあるダッシュは始値、右側にあるダッシュは終値を表しています。

バーの終値が上にあるか(緑)、下にあるか(赤)を確認することで、バーの形成期間におけるマーケットのセンチメント(強気/弱気)を知ることが可能です。例えば、バーの終値が上にあれば(緑)、マーケットは強気であると判断できます。

FXや株式投資で役立つテクニカル分析方法

テクニカル分析におけるチャートの使い方や選び方は、自身のトレード戦略によって異なります。トレード戦略を決めたうえで、適したチャートを選んで実際に分析を行っていきましょう。

まず、どんなトレード戦略を採るのかを決める

FXや株式投資には、さまざまなトレード戦略がありますが、主に以下の4種類に分類できます。

  • スキャルピング:非常に短期間(数分から数秒)で終了するトレードで、小さな利益を積み重ねていきます
  • デイトレード:ポジションのエントリーからエグジットまでが一日で完結します。市場における一日間の価格変動から利益を狙います
  • スイングトレード:数日から数週間にわたってポジションを保有します。より大きな市場の動きを利用して利益を狙います
  • ポジショントレード:長期的な市場のトレンドに基づいてポジションを取り、数週間から数ヶ月、あるいはそれ以上保有するトレード戦略です

投資目的やリスク許容度、取引期間などをもとに、自身がどのトレード戦略を採るかを決めましょう。また、経験豊富なトレーダーは市場の動向によって、トレードスタイルを使い分けるケースもあります。

重要なのは、自分の投資スタイルに合ったトレード戦略を見つけ、戦略に応じたリスク管理を行うことです。

どのチャートがおすすめ?

分析スタイルやトレード戦略に応じて、テクニカル分析でどのチャートを使うか決めていきます。

ローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートは、それぞれ以下のようなトレードスタイルに適しています。

  • ローソク足チャート:デイトレード、スキャルピング
  • バーチャート:デイトレード、スイングトレード
  • ラインチャート:ポジショントレード

ローソク足チャートは、高値、安値、始値、終値を詳細に表示でき、値動きだけでなく市場参加者の感情など、さまざまな相場状況を一目で捉えることができます。したがってデイトレードやスキャルピングといった、短期間における価格変動を迅速に把握しなければならないトレーダーに最適です。

バーチャートでは、ローソク足と比べて、価格情報が少し抽象的に表示されるので、テクニカル分析に重点を置くデイトレーダーやスイングトレーダーに向いています。

一方、ラインチャートでは終値のみを結んで表示しており、市場の全体的な動きをシンプルに捉えることができます。したがって短期的な値動きに関する価格情報を重視せず、長期的なトレンドを追いたいポジショントレーダーのような長期投資家に適しています。

インジケーターやチャートパターンを使いこなす

チャートを選んだら、実際にチャートの分析をしていきます。チャート分析で役立つのが、インジケーターやチャートパターンです。インジケーターとは、チャート情報を簡易的に分析できる補助ツールであり、トレンドに特化した「トレンド系インジケーター」と、相場の過熱感の分析に特化した「オシレーター」の2種類があります。

インジケーターは売買シグナルを発してくれるので、トレード初心者はまず取り入れるべきでしょう。

チャートパターンも大切です。チャートパターンとは、チャートの形状をパターン化したものであり、トレンドの発生や転換の予兆がわかります。

インジケーターとチャートパターンを組み合わせることが、テクニカル分析の王道なのです。

【関連記事】インジケーターやチャートパターンについて、さらに詳しく学びたい方は以下の記事をご覧ください。

マルチタイムフレーム分析を行う

どのようなテクニカルチャート分析を行うにせよ、FXや株式投資において必ず実践してほしいのが「マルチタイムフレーム(MTF)分析」です。

マルチタイムフレーム分析とは、異なる時間軸のチャートを同時に分析する手法です。長期的な時間軸で発生するトレンドには、信頼性が高いというメリットがあります。一方で、短期的な時間軸のトレンドは頻繁に変化するため信頼性が低いものの、市場の細かな分析をできるというメリットがあります。

1分足、1時間足、日足など複数の時間軸を分析することで、短期的な価格変動と長期的なトレンドを同時に把握でき、トレードの精度を高められるのです。具体的には、長期と短期のトレンドが一致したタイミングでエントリーをして、短期トレンドが崩れたタイミングでエグジットをします。

【関連記事】マルチタイムフレーム分析について、さらに詳しく学びたい方は以下の記事をご覧ください。

まとめ

この記事では、FXや株式投資におけるテクニカル分析の基礎となるチャートについて詳しく解説しました。チャートの種類には本記事で紹介した以外にも複数あります。しかし、トレード初心者は、まず本記事で紹介した3つのチャートから選んで利用してみると良いでしょう。

チャートを選ぶ際に重要なのは、最初に自分のトレードスタイルを決めることです。トレードスタイルが決まれば、それに合ったチャートを選べば良いだけです。

どのチャートを選ぶか迷った方は、どのトレードスタイルでも利用できて、かつ世界中のトレーダーからの人気が高い「ローソク足」を使ってみるとよいでしょう。

FXや株式投資で役立つテクニカル分析を詳しく学ぶ

テクニカル分析に関して、より理解を深めたい方はこちらのコンテンツもご覧ください。

推薦者: Warren Venketas
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