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レンジ相場の見極め方やインジケーターの使い方をプロが解説

レンジ相場の見極め方やインジケーターの使い方をプロが解説

DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

※2024年5月29日更新

多くの初心者トレーダーはトレンド相場に注目する一方で、レンジ相場をあまり重要視しない傾向があります。トレンド相場と比べて、レンジ相場は大きな利益を狙える相場環境ではないと考えている方が多いからです。

しかし、実はレンジ相場における取引は、取引根拠が非常にシンプルかつリスク管理もしやすいので、初心者トレーダーには特におすすめです。経験豊富なトレーダーこそ、リスクの低いレンジ相場に注目する傾向にあるのです。本記事では、レンジ相場の見極め方や見極めに役立つインジケーターの使い方について詳しく解説します。

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レンジ相場とは

レンジ相場とは、相場価格が一定の範囲内(レンジ)を上下しながら推移している状況を表します。価格が一方向に推移し続ける相場は「トレンド相場」と言います。為替相場では「レンジ相場が7割、トレンド相場が3割」と言われるほど、レンジ相場が頻繁にあらわれるのです。

また、レンジ相場における上限のラインは「レジスタンスライン」、下限のラインは「サポートライン」と呼ばれています。

サポートライン付近で買い手が、レジスタンスライン付近で売り手が売買を行い続けた結果、レンジ相場は形成されます。つまり、レジスタンスラインとサポートラインを見分けることが、レンジ相場を見極めることにつながります。

【関連記事】トレンド相場については、「FXのトレンドとは?損失を軽減する方法や簡単な見極め方をプロが解説」でさらに詳しく知ることができます。

レンジ相場におけるサポートラインとレジスタンスラインの見極め方

サポートラインとレジスタンスラインを見分ける際に重要なのが、サポートラインやレジスタンスラインとなる水平線が市場参加者に意識されているかどうかです。何度も価格が跳ね返されている水平線は、市場参加者が売買している証であり、意識されている水平線とみなすことができます。下記の画像を見ると、レジスタンスラインやサポートライン付近で価格が何度も反発していることが分かります。

また、レジスタンスラインやサポートラインは、単なる水平線だけでなく価格の帯としてみなしても構いません。

米ドル/カナダドルの4時間足チャート

米ドル/カナダドルの4時間足チャート(2022年1月〜3月) ジェームズ・スタンリー作成

ただし、時には急騰・急落により、レンジ相場であっても一時的に相場価格がレンジをブレイクすることがあります。このように、レンジ内にヒゲで戻されるような値動きは「ダマシ」と呼ばれます。レンジ相場を使って取引を行う場合は、ダマシが発生する可能性も考慮しておきましょう。

【関連記事】ダマシの見極め方については、「FXのブレイクアウト手法とは?ダマシの見極め方や4つのステップ」でさらに詳しく知ることができます。

レンジ相場の見極めに使えるインジケーター

レンジ相場の見極めに使えるインジケーターとして以下が挙げられます。

  • 移動平均線
  • オシレーター系インジケーター

例えば、移動平均線はトレンド相場時にそのトレンド方向に傾き、レンジ相場時には傾きがない水平の状態になります。したがって、移動平均線に傾きが生じていない場合はレンジ相場であると判断できるのです。

【関連記事】移動平均線については、「FXや株などにおける移動平均線の使い方は?初心者にもわかりやすく解説」でさらに詳しく知ることができます。

また、相場における過熱感を確認することができる「オシレーター系インジケーター」もレンジ相場の見極めに使えます。

トレンドの強さを測れるオシレーター「ADX(平均方向性指数)」を例に見ていきましょう。

ADXはレンジ相場になると下落し、トレンド相場になると上昇します。トレンドレスかどうかは、「20」を基準に判断してください。つまりADXの数値が20以下になれば、レンジ相場だと分かるのです。

【関連記事】ADXについては、「ADXとは?FXでトレンドを判断するための使い方をプロが解説!」でさらに詳しく知ることができます。

レンジ相場を使ったトレード手法

レンジ相場における取引の基本は、価格の上昇を予測してサポートラインで買い、あるいは下落を予測してレジスタンスラインで売ることです。

ここからは、レンジ相場の見極め方を利用したトレード手法を見ていきましょう。

下記チャートには、オシレーター系インジケーターであるADX(平均方向性指数)とスローストキャスティクスを表示しています。

ユーロ/ドルの日足チャート

チャート作成:ジェームズ・スタンリー

青い四角部分ではADXが20を下回っていることから、相場はレンジであると判断できます。

レンジ相場を確認できたら、スローストキャスティクスのクロスを使ってエントリーをしていきます。上記チャートでは、ADXが20を下回っており、かつスローストキャスティクスのクロスによる強気のシグナルが確認できる部分を青いライン、弱気のシグナルが確認できる部分を赤いラインで示しています。

レンジ相場において、相場価格がサポートライン付近にあり、かつスローストキャスティクスが強気のシグナルを示している場合に買いエントリーをします。一方で、レジスタンスライン付近にあり、かつスローストキャスティクスが弱気のシグナルを示しているときは売りエントリーをします。

損切り位置は、取引の根拠としたサポートラインやレジスタンスラインをブレイクした価格帯となります。ただし、利益確定に関しては相場の変動状況によって柔軟に考えなければなりません。

一般的には、エントリーをした位置と反対のレンジにおける水平線を利益確定位置としますが、レンジをブレイクして、さらにトレンドが発生する可能性がある場合、ポジションを保有し続けても良いのです。相場価格が長い期間続いたレンジをブレイクすると、大きなトレンドが発生する可能性があります。

まとめ

この記事では、レンジ相場の見極め方やインジケーターの使い方について詳しく解説しました。

レンジ相場における取引の基本は、サポートラインで購入、レジスタンスラインで売却です。レンジ相場における取引は、サポートラインやレジスタンスラインをブレイクした際に損切りを即座にできるうえ、リスク管理がしやすいので、初心者トレーダーに向いているのです。

ただし、時にはレンジを一時的にブレイクするような「ダマシ」が発生する可能性がある点は覚えておきましょう。

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