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金価格見通し:米CPI受け上昇、金/ドルでは逆ヘッドアンドショルダーが示現

金価格見通し:米CPI受け上昇、金/ドルでは逆ヘッドアンドショルダーが示現

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※2023年7月13日17時28分更新

金、金/ドル - 値動きと見通し

  • 金/ドルは、主要なレジスタンスを上方ブレイクした
  • このブレイクは、小型の逆ヘッドアンドショルダーパターンを引き起こし、さらなる上昇を示唆している
  • 金/ドルの注目すべき主要な水準とは?
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12日に発表された6月の米インフレ率の伸びが予想以上に鈍化し、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締めサイクルが終わりに近づいているとの期待が高まったことを受け、金相場は反発した。

6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と、上昇幅は予想(同0.3%上昇)に対して2021年8月以来最も小幅となった。CPIコア指数の上昇率は前年同月比4.8%と、予想(同5%)、5月(同5.3%)より伸びが鈍化した。CMEグループのフェドウォッチによると、金利先物市場はそれでも、7月25、26日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で25ベーシスポイントの利上げを実施する確率を92%、年末までにもう1回利上げを実施する確率もわずかながらあると見ている。

しかし、市場は2023年上半期から利下げが始まると織り込んでおり、来年末までに5回近い利下げ実施を予想している。FRBが年末までに2回の利上げを行い、2025年まで利下げは実施しないと予測しているのとは対照的だ。12日の米CPI数値は、市場のハト派的な見方を後押しした。とはいえ、インフレ率は引き続きFRBの物価目標を大きく上回っており、米労働市場も底堅さを維持していることから、7月の会合で利上げが実施される可能性は排除できないだろう。この先、利上げが実施されるかどうかも、利上げ幅がどの程度になるのかも、依然として不透明感が強い。

金/ドル 240分足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

テクニカルチャートでは、金/ドルは重要なレジスタンスエリア1,935-1,945(6月末の高値、240分足チャート上の89期間移動平均線、200期間移動平均線を含む)を上抜けた後、下押し圧力が和らいでいる。このブレイクにより、小型の逆ヘッドアンドショルダーのチャートパターン(左肩が6月下旬の安値、頭部が6月末の安値、右肩が7月上旬の安値)が形成され、6月上旬の高値1,983に近い1,980前後を目標価格とする可能性がある。

金/ドル 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView、下記注意書き参照

日中のテクニカルチャートは、14日発表の米雇用統計に向けて、下落の勢いが弱まっていることを示している。さらに、金/ドルは6月下旬に発生した弱気なチャートパターンであるディセンディングトライアングルの価格目標を達成した。詳細については、7月6日付記事「金価格見通し:FOMC議事要旨発表後は下落、米雇用統計を控えた金/ドルのシナリオとは?」をご参照ください。

色分けされた日足のローソク足チャートが示すように、金相場はより広範な上昇トレンドの中で、依然としてもみ合い局面にある。しかし、日足チャートだけでなく、より長期の時間枠チャートでも金相場の上昇には息切れが垣間見える。3月28日付記事「金価格見通し:難しい2,000ドルの壁越え」、4月16日付記事「金価格の週間見通し:金/ドルは慎重な姿勢に転じる時が来た?」をご参照ください。

このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示しています。黒いローソク足はもみ合い局面を表していますが、時にはトレンドの終焉を形成することもあります。

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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