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アセンディングトライアングルの特徴やトレードのコツ!初心者でもわかるチャートパターン解説【図解付き】

アセンディングトライアングルの特徴やトレードのコツ!初心者でもわかるチャートパターン解説【図解付き】

リチャード・スノー, ストラテジスト

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このページの内容

アセンディングトライアングルは、「上昇型のトライアングル」とも呼ばれ、トレンドの途中で現れる主な継続(コンティニュエーション)パターンの一つです。トレーダーは、相場は大きなトレンドの方向に進むと予想し、それに沿ってトレードのセットアップをおこないます。

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推薦者: リチャード・スノー
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アセンディングトライアングルを使ったトレード方法:主なポイント

  • アセンディングトライアングルとは?
  • アセンディングトライアングルの特徴と見つけ方
  • アセンディングトライアングルのメリットとデメリット
  • アセンディングトライアングルの崩れ方とトレードのタイミング

インタラクティブなFXトレードパターンクイズでFXのパターンについての知識を試してみましょう!

アセンディングトライアングルとは?

アセンディングトライアングルは、日本語では「上昇型のトライアングル」や「上昇三角形」と呼ばれ、テクニカル分析で使用されるチャートパターンになります。ローソク足の高値同士と安値同士を結んだ形状が上向きの三角形になり、初心者の方でも比較的見つけやすいです。アセンディング(上昇)トライアングル(三角形)という言葉の通り、価格が上昇する可能性が高いパターンです。

定義と特徴

アセンディングトライアングルは強気の継続パターンで、サポートラインとして機能する上昇する下方トレンドラインと、レジスタンスラインとして機能する水平な上方トレンドラインを特徴とします。つまり、サポートラインとレジスタンスラインの間でローソク足が推移し、最終的にブレイクアウトするということです。

このパターンは、買い手が売り手より積極的であることを示しており、価格は安値を切り上げ続けます。最終的にはレジスタンスラインを維持できず、ローソク足がトライアングルを全体的なトレンドの方向(上方向)にブレイクした時に、アセンディングトライアングルは完成します。

アセンディングトライアングルは強気の継続パターンであるため、基本的には上昇トレンドで使用されることが多いチャートパターンです。上昇トレンドが発生している際にレンジ相場に変化した場合は、アセンディングトライアングルになっていないか線を引いて確認してみましょう。

種類とパターン

強気の継続パターンであるため、基本的には上昇トレンドで使用されることが多いアセンディングトライアングルですが、トレンド転換のサインとして使われることもあります。アセンディングトライアングルでは買いの勢いが強いことが示唆されるため、下降トレンド時に底入れパターンとして使われることがあるのです。

下降トレンドの底に現れるアセンディングトライアングルは、方向が変化する前に下落の勢いが衰えていることを示している場合があります。トレンドの中でのアセンディングトライアングルの位置により、トレンドの転換と継続のどちらが発生しそうであるかを判断することが可能です。そのため、アセンディングトライアングルが現れる位置をチェックしておくことは、トレードをする際に非常に重要になります。

アセンディングトライアングルの特徴と見つけ方

まずはアセンディングトライアングルが形成される過程を詳しく見ていき、特徴を理解しましょう。特徴を理解すれば、FXのチャート上でアセンディングトライアングルを見つけやすくなります。

上昇トレンドと横ばい相場の形成

  1. 上昇トレンド:上昇トライアングルが現れる前に、相場は上昇トレンドでなければなりません。上昇トライアングルを見つけても、すぐにトレードすべきではないことを覚えておきましょう。
  2. 保ち合い:上昇トライアングルは、保ち合い(レンジ)相場となった時に形成され始めます。
  3. 上昇する下方トレンドライン:保ち合い相場の中で、安値を線でつなぐことにより、上昇する下方トレンドラインを描くことができます。上昇するトレンドラインは、買い手が徐々に価格を押し上げていることを示しています。これは、強気のトレードバイアスを支持します。
  4. 水平な上方トレンドライン:上方トレンドラインは、レジスタンスラインとして機能します。価格がこの水準を何度も試した後に、最終的にブレイクアウトが発生します。
  5. トレンド継続:ローソク足が上方トレンドラインを強く上方向にブレイクアウトした場合、トレーダーは上昇の勢いが継続することで、パターンの確認をおこないます。

アセンディングトライアングルを見つけるためのポイント

アセンディングトライアングルを見つけるためのポイントは、トレンドラインを見つけるために線をどんどん引いてみることです。なぜかと言うと、チャートを眺めているだけでは、トレンドラインがしっかりと引けるか分かりにくいからです。

アセンディングトライアングルは、上方トレンドラインと下方トレンドラインの2つのラインを結んだチャートパターンになります。FXのチャートでは、基本的に線を引くための機能が用意されているので、これを使ってトレンドラインをどんどん引いていきましょう。

高値に注目して水平なトレンドラインを引き、安値に注目して上昇するトレンドラインを引いていきます。高値同士と安値同士は最低2回結ぶ必要がある点に注意してください。

実際のチャートでは完全な形でのアセンディングトライアングルは中々現れず、高値や安値がラインの外に少しはみ出してしまうことがよくあります。とはいえ、ローソク足の実体でラインを明確に抜けてしまっていなければ、許容範囲と考えて大丈夫です。

少々のずれは気にせず、どんどんトレンドラインを引いてアセンディングトライアングルを見つけていきましょう。

アセンディングトライアングルのメリットとデメリット

上昇トライアングルは、トレンド継続の可能性を評価するのに優れたパターンです。しかし欠点もあり、トレーダーはメリットとデメリットの両方を認識する必要があります。

メリットデメリット
パターンを見つけやすい。ダマシのブレイクアウトがあり得る(トレーダーはリスクを管理する必要がある)。
アセンディングトライアングルの最大の高さにもとづく、明確な目標水準を生成する。価格は長期にわたり横ばいを続ける可能性があり、下落する可能性さえ常にある。
中期的なパターンであるため、トレーダーにはトライアングル内でトレードする選択肢もあるが、常にトレンドの方向のトレードを選ぶべきである。

アセンディングトライアングルの崩れ方とトレードのタイミング

上昇する可能性が高いとされるアセンディングトライアングルですが、もちろん必ず上昇するわけではありません。つまり、下落してトレードが失敗に終わることもあるということです。下落で終わるパターンをチェックし、上昇と下落のどちらの可能性もあることを理解しておきましょう。

崩れ方とパターン

アセンディングトライアングルでよくあるダマシのパターンが、上方トレンドラインを一度ブレイクアウトしておきながら、下落して下降トレンドが始まってしまうパターンです。要するに、狙い通りブレイクアウトしたものの、そこから反転して下落し、下方トレンドライン(サポートライン)もブレイクして下落が続いてしまう状況です。

このパターンはブレイクアウトを見て買ったトレーダーに、機関投資家などの大口が大量の売りを浴びせることで、トレンドが反転することなどが理由になります。

また、上方トレンドラインを(レジスタンスライン)をブレイクアウトできず、下方トレンドライン(サポートライン)をブレイクして下落してしまうパターンもあります。つまり、レジスタンスラインをブレイクアウトするほどの買い圧力は無かったということです。

上方トレンドラインをブレイクアウトできないパターンは、上昇トレンドの高値圏で現れやすいという特徴があります。なぜなら、利益確定の売り注文が入るため、売り圧力が発生し、トレンド転換が起こりやすくなるからです。

崩れた後の相場の動き

上方トレンドラインを一度ブレイクアウトしておきながら、下落して下降トレンドが始まってしまうパターンでは、下方トレンドラインのブレイクに注目しましょう。というのも、下方トレンドラインをブレイクすると、多くのトレーダーがトレンド転換と判断することで、損切りの売り注文や新規の売り注文が発生し、急激な下落を見せることが比較的多いからです。

一方、上方トレンドラインをブレイクアウトできず、下方トレンドラインをブレイクして下落してしまうパターンでは、急落よりはじりじりと下落していくような動きが多くなります。なぜかと言うと、買い圧力の不足が主な要因であるためです。

また、どちらのパターンでもサポートラインとして機能していた下方トレンドラインが、レジスタンスラインとして機能することがあります(レジサポ転換)。レジスタンスラインとして機能した場合は、上昇がそこで抑えられ、下降トレンドに転換する可能性がさらに高まることも覚えておいて下さい。

トレードのタイミングと注意点

アセンディングトライアングルを使ったトレードでは、上方トレンドラインのブレイクアウトで買いエントリーをするのが基本になります。

または、上方トレンドラインのブレイクアウト後に下落し、上方トレンドラインで反発して再度上昇してからエントリーをすると、ダマシに遭う確率を減らすことができます。つまり、上方トレンドラインがサポートラインからレジスタンスラインに転換したことを確認するということです。

注意点は、前述した通りアセンディングトライアングルの上方トレンドラインを一度ブレイクアウトしておきながら、下方トレンドラインをブレイクしてしまった場合は、急激な下落を見せることがある点になります。そのため、下方トレンドラインを明確にブレイクしてしまった際は、素早い損切りが必要です。

または、あらかじめストップロス(損切りの逆指値注文)を入れておくのもよいでしょう。ストップロスを入れる場合は、直近の安値、もしくは上方トレンドラインや下方トレンドラインの少し下に入れておくのが一般的です。

アセンディングトライアングルでのリスク管理のポイント

アセンディングトライアングルではダマシが発生することがあり、リスク管理が必須になります。リスク管理は、主にストップロスを設定することによっておこないます。ストップロスを入れる位置を理解し、リスクをしっかりと抑えられるようになりましょう。

リスク管理の重要性

FXのトレードにおいては、リスク管理が非常に重要になります。なぜなら、トレードにおけるリスクをリスク管理によってコントロールしなければ、大きな損失を出してしまうことにつながるからです。

アセンディングトライアングルは、ローソク足が上昇し続けることが期待されるチャートパターンです。ただし、逆行した際のリスクを抑えるため、適切な位置にストップロスを入れるようにしましょう。

ストップロスを入れておくことで、トレードで損失が膨らむ前に自動的にポジションを決済することができます。ストップロスを入れておけば、相場の急変やチャートを見ていることができない時間でもリスクを抑えることが可能です。

また、ポジションサイズの調整もリスク管理の1つの方法になります。つまり、保有ポジションのサイズを大きくしたり小さくしたりすることにより、1回のトレードで失う可能性のある資金の量を決めるということです。

ストップロスの設定方法

ストップロスの設定方法を実際のチャートを使って見ていきましょう。下のチャートはUSD/CADのチャートです。

アセンディングトライアングルを使ってトレードをする際、まずトレーダーは上昇トレンドを見極めます。その後ローソク足が保ち合いになり始めると、アセンディングトライアングルが現れます。

レジスタンスラインを突破する強いブレイクアウトが起きた後、買いポジションをエントリーすることができます。その際、直近の安値もしくは上方トレンドラインや下方トレンドラインの少し下にストップを置き、テイクプロフィット(利益確定の決済指値)目標を後述するトライアングルの測定テクニックに沿って設定します。

下方トレンドラインは傾きが付いているため、時間と共に損切りの価格設定を変える必要がある点に注意してください。

リスクリワード比の考え方

リスクリワード比とは、トレードにおける「リスク=損失」と「リワード=報酬(利益)」の比率のことです。要するに、「1回のトレードで取るリスクに対し、どれくらいの利益を見込めるのか」ということです。

リスクリワード比は、「テイクプロフィットまでの幅÷ストップロスまでの幅」で計算できます。例えば、エントリーをした価格からテイクプロフィットまでの幅が100pips、ストップロスまでの幅が50pipsであれば、リスクリワード比は「100pips÷50pips=2」です。

一般的に、リスクリワード比の理想的な数値は「2~3」程度と言われています。というのも、この水準であれば、勝率が低くても最終的に利益を出せる可能性が高まるからです。そのため、リスクリワード比が低い場合には、エントリーを見送るのもよいでしょう。

リスクリワード比の計算にはテイクプロフィットを設定する必要がありますが、アセンディングトライアングルには適用するテイクプロフィットの目標を測るための独特な測定テクニックがあります。

アセンディングトライアングルパターンの起点において、上昇するトレンドラインから水平なサポートラインまでの距離(値幅)を測定します。測定後は、同じ値幅をブレイクアウトポイントから潜在的なテイクプロフィット価格までの値幅に適用して下さい。

下の図はAからBへの値幅を、潜在的なテイクプロフィット価格を予測するために、CからDへの値幅にあてはめる方法を示しています。

アセンディングトライアングル以外の代表的なチャートパターンとの比較

アセンディングトライアングル以外にも、三角保ちあい(トライアングル)のチャートパターンは多くあります。アセンディングトライアングルと同じくトレンドの継続や転換を判断できるため、アセンディングトライアングルを理解した後は、こちらもチェックしておくことをおすすめします。

アセンディングトライアングル以外の代表的なチャートパターンの紹介

アセンディングトライアングルは、よく「ディセンディングトライアングル」と合わせて解説されます。ディセンディングトライアングルは、日本語では「下降型のトライアングル」や「下降三角形」と呼ばれ、ローソク足の高値同士と安値同士を結んだ形状が下向きの三角形になるチャートパターンです。

ディセンディングトライアングルは弱気の継続パターンであるため、基本的には下降トレンドで使用されます。また、上昇トレンドの高値圏で現れた場合は、トレンドの転換点になることもあります。

三角保ちあいには、シンメトリカルトライアングルというチャートパターンもあります。シンメトリカルトライアングルは、上昇トレンドラインと下降トレンドラインに挟まれることで形成されます。要するに、安値同士を結んだサポートラインと、高値同士を結んだレジスタンスラインによってできる三角形です。

シンメトリカルトライアングルでは上下どちらにブレイクするかは分からず、ブレイクした方向に新しいトレンドが始まることが期待されます。

アセンディングトライアングルと他のチャートパターンの違いと共通点

アセンディングトライアングルはローソク足の上昇が期待されるチャートパターンですが、他の2つは異なります。ディセンディングトライアングルはローソク足の下落が、シンメトリカルトライアングルはブレイクした方向へ新しいトレンドが始まることが期待されます。

つまり、アセンディングトライアングルは買いエントリー、ディセンディングトライアングルは売りエントリー、シンメトリカルトライアングルはどちらにもエントリーすることが可能ということです。チャートパターン毎のエントリーをする方向の違いについて、よく理解しておきましょう。

また3つのチャートパターンには、ブレイクした後に大きく動きやすいという共通点があります。一般的に保ち合いの期間が長ければ長いほど、エネルギーを溜め込んでいる期間も長いため、より大きく動くと考えられています。

そのため、三角持ち合いを使ったトレードに慣れてきた際は、保ち合いの期間を考慮してテイクプロフィットの位置を少し変化させてみるのもおすすめです。

まとめ

アセンディングトライアングルは、大きな上昇が期待できるチャートパターンです。チャートでアセンディングトライアングルを見つけたら、ぜひ大きな利益を狙ってみてください。

また、アセンディングトライアングルのエントリータイミングやストップロスの設定には、複数のパターンがあります。色々試して自分に合ったものを見つけたり、臨機応変に変えたりしてもよいでしょう。

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