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FXのトレードスタイル6選!自身に合うトレードスタイルを徹底解説【動画付き】

FXのトレードスタイル6選!自身に合うトレードスタイルを徹底解説【動画付き】

DailyFX, Research

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FXトレーダーには様々なタイプがいて、それぞれに異なる手法をとります。疾走感のあるデイトレードでも、長時間のマラソンのようなポジショントレードでも、自分に合ったスタイルを選択することで、成功の可能性を最大限に高めることができます。世界最大のマーケットで活躍するFXトレーダーにはどのようなタイプがいるのか、紹介していきます。

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FXトレーダー 6つのタイプ

FXトレーダーは、スキャルパー、デイトレーダー、スイングトレーダー、ポジショントレーダー、アルゴリズムトレーダー、イベントドリブントレーダーという6つのトレードスタイルのいずれかに当てはまる傾向があります。それぞれの性格特性を見出してみましょう。

1. スキャルパー

スキャルパーは、数秒から数分の時間軸でポジションを保有する短期トレーダーです。FXのスキャルピング戦略は、1日のうちで最もにぎわう(流動性の高い)時間帯に小さな利益を得ることを目的として、頻繁にトレードをおこないます。

スキャルパーは、刺激と危険が多い人生を送っています。常に新しい情報を処理し、マーケットの急激な変化に対応しなければならないため、観察力、直感力、頭の回転の速さ、そしてプレッシャーに負けないストイックさを兼ね備えていることが理想です。

2. デイトレーダー

デイトレーダーは、日中の時間軸で頻繁にトレードをおこないます。デイトレーダーは、スキャルパーのような速いペースではありませんが、同様に取引日の終わりまでにすべてのポジションを決済し、夜間にポジションを持たないようにします。そのため、マーケットの開場前や閉場後に価格に打撃を与えるような悪材料が出ても、トレードに影響はありません。

デイトレーダーとして成功するためには、価格の急激な変化に対応する準備が必要であり、前営業日の終値と当日の始値のギャップからマーケットの状況を判断するなど、このトレードスタイルに重要なテクニックを認識しておく必要があります。

下図は、スキャルパーやデイトレーダーが使用する5分足チャートの例で、典型的なデイトレードのエントリーとエグジットのポイントを示しています。これらのポイントは、相対力指数(RSI)のシグナルにもとづいており、チャート上では売られ過ぎ、買われ過ぎの部分が丸で表示されています。

3. スイングトレーダー

スイングトレードでは、1日以上、最長で数週間に渡ってトレードを継続します。この短い時間軸の中では、スイングトレーダーは通常、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を重視しますが、それでもボラティリティの引き金となる経済イベントには注意を払う必要があります。

このタイプのトレーダーは、スキャルパーやデイトレーダーほど必死ではないため、極度に警戒する必要はありませんが、チャート分析に関しては強い洞察力が必要となります。

4. ポジショントレーダー

ポジショントレーダーは、数週間から数年間という長い期間にわたりポジションを保有します。ポジショントレーダーは、トレードスタイルの中で最も保有期間が長いため、資産の短期的な価格変動にはあまり関心がなく、より持続的な時間軸でのパフォーマンスを重視します。

FXのポジショントレーダーは、資金が長期間にわたって拘束されることが多いため、忍耐力が必要です。特に長期的なトレードでは、ファンダメンタルズ要因を熟知していることが有利に働くので、高度な分析能力が求められます。

下の図は、ポジショントレーダーが使用する日足チャートの例で、ロングポジションを持ち、2か月以上後に撤退していますが、これもチャート上に丸で囲んだRSIのシグナルにもとづいています。時間軸は日足ですが、ポジショントレーダーはトレンドをつかむために、より短い時間軸のトレードを選ぶこともあります。

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5. アルゴリズムトレーダー

アルゴリズムトレーダーは、最適な価格で売買するコンピュータプログラムに頼ります。トレーダーは、あらかじめ定義された指示内容または高頻度取引のアルゴリズムを使って、自分でプログラムをコーディングするか、既存の製品を購入します。

このタイプのトレードは、テクノロジーに慣れていて、FXにそれを応用したいと考えている人に適しています。プログラムの性質上、アルゴリズムトレーダーはテクニカルチャートも得意としています。

6. イベントドリブントレーダー

イベントドリブントレーダーは、テクニカルチャートよりもファンダメンタルズ分析を判断材料として重視します。雇用統計、GDP、選挙などの政治的・経済的イベントによる暴騰や暴落から利益を得ようとします。

このタイプのトレードは、世界のニュースに関心があり、イベントがマーケットにどのような影響を与えるかを理解している人に向いています。知りたがりで好奇心旺盛、先見の明があり、新しい情報を処理し、世界や地域の出来事がどのように展開するかを予想する能力に長けています。

下のチャートでは、雇用統計がイベントドリブン型のトレーダーにとってどのような機会を提供するかがわかります。一般的な戦略は、価格がプルバック(反落)時のトレンドラインを上に抜けたらロングでエントリーします。

FXニューストレーディング上級者ガイド
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FXトレーダーのタイプ別まとめ

FXトレーダーのタイプ取引の期間性格の特徴
スキャルパーとデイトレーダー1分~1日観察力、直感力、頭の回転の速さ
スイングトレーダー2~6日冷静さ、選択性、集中的
ポジショントレーダー数週間~数か月間忍耐強い、システマティック、戦略的
アルゴリズムトレーダーすべての時間軸技術に精通、テクニカル、数学的
イベントドリブントレーダーすべての時間軸知りたがり、分析力、先見性

FXの基本的なトレード方法

あなたがどのようなトレードスタイルを取るにしても、基本的なトレード方法は知っておく必要があります。なぜなら、基本的なトレード方法を知らなければ、相場に合わせた適切な手法を使うことができないからです。とはいえ、基本なトレード方法は「順張り」と「逆張り」の2つのみであり、特に難しいものではありません。

順張り

相場には一定の値幅で価格が推移するレンジ相場と、一方向に価格が動くトレンド相場の2種類が存在します。順張りとは簡単に言うと、トレンド相場で発生しているトレンドに乗る手法です。

具体的には、トレンドの発生時または初期や中期に、トレンドが発生している方向にエントリーをします。例えば、上昇トレンドが発生している時は買い注文を出すということです。

順張りはトレンドの波に乗るような形で利益を伸ばすことができ、比較的トレードが分かりやすいことからFX初心者の方におすすめです。しかし、トレンドの発生が示唆された後に逆行する「ダマシ」や、トレンド反転後の逆行によって損失を抱えることがあるなど注意すべき点もあります。

逆張り

逆張りはトレンドの終了時や後期に、トレンドが発生している方向と逆方向にエントリーをする手法です。トレンドの発生後はいつか転換し、逆方向に向かうことになります。逆張りはトレンドの終わりを見極めてトレードをおこなうため、トレンド終了後の大きな反転の値幅を取ることが可能です。

とはいえ、エントリー後もトレンドが継続してしまった場合や、レンジ相場へ移行して大きな値幅が発生しなかった場合などは損失が発生したり利益が限定されたりしてしまいます。

逆張りは順張りと反対のトレードをするわけではありません。順張りは「トレンドに乗る」ことを意識する手法であり、逆張りは「トレンドの終わり」に合わせてトレードをする手法であることを覚えておきましょう。

主なFXの分析手法

FXでは必ず分析手法が必要になります。というのも、分析手法が無ければ根拠のない勘に頼ったトレードをすることになり、トレードに一貫性がなくなってしまうからです。つまり、多少時間がかかったとしても、最初のうちに分析手法に関する最低限の基礎知識を習得しておいた方がよいということになります。

FXの主な分析手法は、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の2種類です。この2種類の分析手法は、相場の動向をつかむ上で必須と言えるものです。簡単に言えば、ファンダメンタルズ分析は数字、テクニカル分析はチャートを使って分析をおこないます。

FXのトレーダーの多くは、一長一短のあるそれぞれの分析手法を習得し、トレードに活かしています。分析手法をしっかりと理解し、FXの上達につなげましょう。

初心者のためのFX
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FXのファンダメンタルズ分析の手法

FXにおけるファンダメンタルズ分析とは、国の経済状況や財政状況、金融政策、政治などの分析により、今後の通貨ペアの値動きを予測する分析手法になります。「ファンダメンタルズ」とは、経済の基礎的状況という意味の言葉です。

ファンダメンタルズ分析では、通貨ペアを構成する国や関係のある国の経済指標や要人発言などをチェックします。それによって、結果的に通貨にどのように影響するのかということを分析するのです。

しかしながら、FX初心者の方が経済指標や要人発言などが通貨ペアにどのような影響を及ぼすのかを分析することは、中々難しいと思います。経済指標や要人発言などを理解するには、ある程度専門的な知識が必要とされるからです。

したがって、FX初心者の方はファンダメンタルズ分析の勉強をしつつ、まずは習得しやすいテクニカル分析を使ってトレードをしていくとよいでしょう。

FXで主に使用されるテクニカル分析の手法

テクニカル分析とは過去の値動きを表すチャートを分析し、今後の値動きを予測する分析手法です。チャートには過去の値動きが示されており、その中から法則性を見つけてトレードをおこないます。テクニカル分析は主に「トレンド分析」と「オシレーター分析」の2種類に分けられます。

チャートには一般的に「ローソク足」と呼ばれる、「実体」と「ヒゲ」でできたものが表示されます。ローソク足は始値、高値、安値、終値の4つの価格を表したものです。

ローソク足は大きく分けて「陽線」と「陰線」の2つに区別され、始値よりも終値の方が高い場合を陽線と呼びます。一方、始値よりも終値の方が低い場合が陰線です。つまり陽線と陰線が分かれば、始値と終値のどちらが高かったかを一目で判断することができます。

また、ローソク足1本で描く時間は様々であり、分足から日足、週足、月足、年足などがあります。ローソク足の見方が分からなければ過去の値動きがつかめないため、テクニカル分析よりファンダメンタルズ分析を重視する場合でも、最低でも見方はマスターしておくとよいでしょう。

トレンド分析

FXにおけるトレンド分析とは、相場における価格の動きがどのような流れになっているのかを分析する手法です。為替レートの動きは複雑に見えるものですが、チャートのパターンは3種類しかありません。「上昇トレンド」、「下降トレンド」、「横ばい(レンジ)」です。上昇トレンドのときに買い注文を出し、下降トレンドのときに売り注文を出すという「順張り」がFXの基本であることを考えると、トレンドの見極めはとても重要です。トレンド分析の手法は多数ありますが、たとえばサポートラインやレジスタンスラインなどの方法を用いることで相場を分析していきます。トレンド分析は、主にトレンドを見つけるための手法であるため、順張りによるトレードに役立つものです。

サポートライン

サポートラインとは、日本語では支持線または下値支持線と呼ばれ、価格がそのラインよりも下落しないと思われる水準のことです。サポートラインは後述するレジスタンスラインと共に、将来起こりうる価格の反転を見極める重要な手がかりになります。

ある通貨ペアが下落しているのに、それ以上下がらない価格があるとします。その価格に到達するたびに買いが入り、価格が再び上昇するとこれがサポートラインになるのです。

サポートラインは多くのマーケット参加者が意識するため、重要な水準になることが頻繁にあります。サポートライン付近まで価格が下落すると、買い手や売り手に「これ以上価格は下がらないのでは」という意識が生まれ、売り手は買い戻して買い手は新規の買いを入れることにより、結果的にそれ以上価格が下がりづらくなるのです。

ただし、サポートラインで必ず価格が反発するわけではありません。要するに、いずれはサポートラインを割り、下落していくことが考えられるのです。

レジスタンスライン

レジスタンスラインとは日本語では抵抗線または上値抵抗線と呼ばれ、価格がそのラインよりも上昇しないと思われる水準のことです。ある通貨ペアが下落しているのに、それ以上上がらない価格があるとします。その価格に到達するたびに売りが入り、価格が再び下落するとこれがレジスタンスラインになるのです。

レジスタンスラインはサポートラインと同じく多くのマーケット参加者が意識するため、重要な水準になることが頻繁にあります。サポートライン付近まで価格が上昇すると、買い手や売り手に「これ以上価格は上がらないのでは」という意識が生まれ、買い手は決済して売り手は新規の売りを入れることにより、結果的にそれ以上価格が上がりづらくなるのです。

ただし、レジスタンスラインで必ず価格が反発するわけではありません。要するに、いずれはレジスタンスラインを割り、上昇していくことが考えられるのです。

移動平均線

移動平均線(Moving Average)とは、一定期間の価格の終値の平均値をつなぎ合わせた折れ線グラフであり、トレンド分析の代表格です。よく使われる移動平均線は単純移動平均線(SMA)と呼ばれ、その他にSMAよりも直近の価格に比重を置いた指数平滑移動平均線(EMA)や加重移動平均線(WMA)などがあります。

この2つはSMAと比較して値動きに敏感に反応するため、売買シグナルが早く出やすいのが特徴です。ただし、売買シグナルが早く出るため、ダマシになりやすい点には注意が必要になります。

移動平均線は2~3本を組み合わせて使用することが多く、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜ける「ゴールデンクロス」や短期移動平均線が長期移動平均線を下抜ける「デッドクロス」が売買シグナルとして有名です。

一目均衡表

一目均衡表は、日本の株式評論家である細田悟一氏(ペンネーム:一目山人)によって作られたテクニカル指標です。「相場は買い方と売り方の均衡が崩れた時に大きく動くため、どちらが優勢か分かればよく、それを一目で知ることができる」という考えからこの名前が付けられました。

一目均衡表は日本ではもちろん、海外でも人気が高いテクニカル指標の一つです。転換線・基準線・先行スパン(2本)・遅行スパンの5本線を使い、時間論・波動論・値幅観測論の3つの理論から構成されています。

中でも基準線が重要であり、基準線と転換線のクロスを移動平均線のクロスのように使います。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されており、中心の移動平均線とその上下に値動きの幅を示す線を加えたテクニカル指標です。「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用して作られています。

ボリンジャーバンドの特徴は、バンドが収束と拡散を繰り返していることであり、この動きに合わせて順張りと逆張りそれぞれのトレードで使うことが可能です。順張りはバンドからローソク足が飛び出たタイミングで、トレンド方向にエントリーします。逆張りは、移動平均線の上下にある線をサポートラインやレジスタンスラインと考え、線の近くにローソク足が来たら逆張りで注文です。

ボリンジャーバンドは順張りと逆張りの両方で使われていますが、考案者であるジョン・ボリンジャー氏は順張りでの使用を推奨しています。

オシレーター分析

オシレーター分析とは相場の過熱感、つまり「買われすぎ」や「売られすぎ」という状況を見極める分析方法です。トレンド分析では売買のタイミングが決められない相場の動きが弱い状況、つまりレンジ相場でよく使われる分析方法になります。トレンドのような長期的な変化ではなく、その時点での売買の強弱という短期的な分析が可能です。

また相場の転換点を予測し、大きな利益を得ることもできます。例えば、相場に上昇トレンドが発生していた場合、オシレーター系のテクニカル指標が買われすぎのサインを出していれば売りを狙うのです。

オシレーター分析とトレンド分析と併用することで、より細かな分析ができるようになります。

RSI

RSIとはオシレーター分析に使われるテクニカル指標の一つであり、「Relative Strength Index」の頭文字をとった略語です。日本語では、「相対力指数」と呼ばれます。RSIは買われすぎか、売られすぎかを判断するための指標です。

RSIの計算式は非常にシンプルで、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けるだけです。いくら値上がり、値下がりしたかはRSIでは判断できませんが、数値が0~100の間で表されるため、非常に分かりやすくなっています。一般的にRSIの数値が70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。

DMI

DMIとは「Directional Movement Index」の略であり、日本語では「方向性指数」と呼ばれます。DMIは、前述したRSIと開発者が同一のテクニカル指標です。

逆張りで効果を発揮するRSIやストキャスティクスなどの指標が一方に傾くトレンド相場で有効ではないことから、その欠点をカバーするためのトレンド系の指標として開発されました。DMIはオシレーター系のテクニカル指標としては珍しく、トレンドの有無や強弱を探ろうとするものです。

DMIの特徴は終値の比較を無視して、当日の高値と安値が前日の高値と安値に比べてどちらが大きいかということを基準に相場の強弱を判断することにあります。つまり、価格の変動幅(ボラティリティ)からトレンド分析をするということです。

MACD

MACDとは「Moving Average Convergence Divergence」の略であり、「マックディー」と読みます。日本語では「移動平均収束拡散法」と呼ばれます。MACDは移動平均を発展させた、より精度の高い分析ができるテクニカル指標です。

MACDでは2つの移動平均線を使用し、買いと売りのタイミングを判断します。移動平均線は一般的に使用される単純移動平均線(SMA)とは異なり、直近の価格の比重を重くした指数平滑移動平均線(EMA)が使用されます。

MACDは数あるテクニカル指標の中でも比較的精度が高いとされ、オシレーター系のテクニカル指標ではあるものの、主にトレンドの方向性を認識するのに活用されています。

トレンドトレーディングの基礎
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FXが上達するポイント

FX初心者が上達するには、ポイントをしっかりと守ることが重要です。勉強やスポーツと一緒で、FXもポイントを守ることによって、より効率的に上達できるからです。今回紹介する内容は、初心者向けではあるものの、FX中上級者になってからも重要な要素となるため、よく覚えておきましょう。

トレードルールを作る

トレードルールを作ってトレードをすることは、FXをする上で基本中の基本になります。なぜなら、トレードで損失を出してしまう場合の多くが、感情が理由のものだからです。トレードルールを作ってそれを厳守すれば感情の要素を排除でき、損失が出てしまった場合でも、トレードに一貫性があることから問題点を洗い出すことができます。

具体的なトレードルールの作成は、トレード手法やトレードをおこなう通貨ペア、時間帯、値幅を考慮して決めるとよいでしょう。最も重要なのは、作ったルールを必ず守ることです。

勝っている人のまねをする

FXも勉強やビジネスなどと同じく、上手な人をまねると上達しやすくなります。ただし、単純にトレードをそのまままねるだけではなく、そのトレードをおこなった理由を自分で考えることが成長する上で重要です。

現代ではYouTubeやSNSなどで、多くの有名トレーダーが自分のトレードを公開しています。また、そうしたトレーダー達が、エントリーの根拠を発信しているのを見つけられるはずです。

トレーダー達が公開したトレードをやみくもにまねするのではなく、なぜエントリーしたのか、どのような手法にもとづいて判断したのか、利益確定や損切りはどこでするのかなどを考えてインプットするようにしましょう。インプットできたら実際にトレードで使い、アウトプットしてください。

トレーダー達のトレードをしっかりと分析し、テクニックを吸収するようにしましょう。

自分のトレードを振り返って分析する

自分のトレードを振り返って分析するために、トレードの記録をしっかりと残しておきましょう。なぜかと言うと、自分のトレードを振り返ることで反省点や改善点が分かり、将来の糧にすることができるからです。

トレード記録はノートやアプリを使えば簡単に付けることができ、いつでもトレードの振り返りをおこなうことができます。そのトレードの良かった点・悪かった点を整理することで次につなげることが可能です。

振り返る際にはエントリーした日時や損益などの他に、トレードルールが守れたかについてもチェックしておくとよいでしょう。トレードルールを守れないことは、プロのトレーダーでもありえることです。守れなかった場合は、どうすれば守れるか対策を考えるようにしてください。

過去のチャートを分析する

過去のチャートを使って、自分のトレード手法やトレードルールが有効かどうかを検証することも大切です。トレード手法やトレードルールが有効でなければ、いくらトレードをしても稼ぐことは難しいからです。

過去のチャートを使う検証は「バックテスト」とも呼ばれ、専用のソフトウェアも販売されています。とはいえ、ソフトウェアを使うには知識が必要になるため、まずは自分がトレードをする口座のチャートを使って検証をおこなってみましょう。

過去のチャートを使っての分析は、土日など相場が動かず時間に余裕がある時に取り組んでいるトレーダーが多いです。しかし、特に時間が決まっているわけではないため、スキマ時間に過去のチャートを見ておこなうこともできます。

FXのトレードで注意すべきこと

FXには初心者がつまずきやすい点や注意すべき点があります。特に損失を抑えることは、FXの重要なポイントです。なぜなら、初心者は一度のトレードで大失敗し、大きな損失を抱えるケースがよくあるからです。FXのトレードで注意すべきことを理解し、失敗しないように行動しましょう。

「損切り」の考え方は重要

FXにおいて、損切りの考え方は非常に重要です。損切りとは、一定の含み損が発生した時点で決済をおこない、損失をそれ以上増やさないようにすることを言います。

含み損が発生した際に、「待てば価格が戻るだろう」と考えて損切りをせずに決済を先延ばしにすると、含み損が大きく膨らんでしまうリスクがあります。しかし損切りをすれば、確かに損失は確定してしまうものの、含み損が大きく膨らんでしまうリスクを回避し、次のチャンスのための資金を残すことができるのです。

損切りの目安としては、自分であらかじめ決めた値幅を超えた時や、テクニカル指標が保有しているポジションと逆の売買シグナルを出した時などがよく使われます。損切りをしなければいつか大きな損を出してしまうことになるため、損切りは必ずおこなってください。

時間帯に気を付ける

FXのトレードは、時間帯に気を付ける必要があります。なぜなら、時間帯によってスプレッドが広くなったり、値動きが大きくなったりするからです。

FXは基本的に土日を除いた平日24時間トレード可能ですが、日本時間の早朝や年末年始などは、スプレッドの拡大や突発的な急騰、急落が起きやすくなります。また、日本時間21時〜翌2時(冬時間は22時〜翌3時)は、世界屈指の市場であるロンドン市場とニューヨーク市場が重なっている時間帯です。この時間帯は価格の変動が大きい傾向があります。

日本時間の早朝やロンドン市場とニューヨーク市場が重なっている時間帯は、トレードに自信がない場合は避けてもよいでしょう。

使える資金を限定する

FXでは大きな損失を出したり、確率は非常に低いものの証拠金以上の損失が発生したりする可能性があります。要するに、生活に必要な資金はFXで絶対に使わないようにしなければいけません。

余裕を持った資金運用をすれば、トレードに対して冷静な判断がしやすくなり、トレードの成績も上がりやすくなります。余剰資金の目安は生活費の3~6か月と言われており、例えば生活費が10万円であれば、30万円から60万円は銀行口座に残す必要があるのです。

FXでは、どんなに気を付けていても急騰や急落が起こることがあります。したがって、常に余剰資金でトレードをすることが重要になるのです。

自分に合った手法を見つけることが一番重要

FXには様々なトレード手法がありますが、自分に合った手法を見つけることが一番重要です。というのも、トレーダーによってどういうスタイルでトレードをするかは異なるからです。

例えば、数秒から数分でトレードを完了させるスキャルピングをする場合には、長期的な視点で相場を分析するファンダメンタルズ分析を重視するよりは、テクニカル分析を重視すべきでしょう。要するに、自分のトレードスタイルに合うトレード手法を考えることが重要なのです。

今やろうとしているトレード手法が自分のトレードスタイルに合っているかを考え、合っているならそれを突き詰めていきましょう。もし疑問を感じるなら、どのような手法が自分に合いそうか、そして実現可能か、一度立ち止まって考えてみてください。

自分のトレード手法をしっかりと確立し、慌てずに自信を持ってトレードを進められるようになりましょう。

FXのトレードスタイルを変えることはできるの?

FXのトレードスタイルは固定する必要はなく、変わる可能性は十分にあります。あなたは短期的な値動きにストレスを感じ、ポジショントレードで得られる自由な時間を求めるスキャルパーかもしれません。あるいは、テクニカルなスイングトレーダーで、イベントドリブンなアプローチの基礎を学びたいという方もいらっしゃるでしょう。

あなたのスタイルや目標がどのようなものであっても、成長し、発展し、新しい方法でマーケットにおいて自分のスキルを試す方法は常にあるのです。

まとめ

ここまで、トレードスタイルやトレード手法などについて解説させていただきました。FXには様々なトレードスタイルがあり、自分に合ったトレードスタイルを見つける必要があります。自分に合ったトレードスタイルが見つかったら、自分に合った手法も探してみましょう。

トレードスタイルやトレード手法に自信が持てない方や、本番のトレードを始める勇気が持てそうにないという方は、デモ口座でトレードをしてみることをおすすめします。デモ口座であれば本番とほぼ同じ環境で、ノーリスクでトレードをすることが可能です。本番口座を使って、少額からトレードを始めてみるのもよいでしょう。

ライフスタイルなども考えつつ、自分に合ったトレードスタイルを見つけてみてください。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

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