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FXのデイトレードでは複数の時間足を使おう!手法やリスク管理をプロが解説

FXのデイトレードでは複数の時間足を使おう!手法やリスク管理をプロが解説

DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

FXのデイトレードに関するポイント

  • デイトレードは魅力的だが、危険性も高い
  • デイトレードをするトレーダーはリスク管理が甘くなることが多く、非常に悪い結果を招くことがある
  • この記事では、リスク管理を意識しながら短期モメンタムの取引を可能にする戦略を解説する

FXを始める10人のトレーダーのうち、少なくとも7人は「デイトレード」を希望します。これらの人々は、まだマーケットを学んでいる段階、または取引に慣れていないのにもかかわらず、デイトレードを始めたいと考えていることが多いようです。

この願望の背景にある理論的根拠は、理にかなっているといえます。なぜなら、人生のほとんどの物事において、その計画や戦略を適切に実行するために十分な期間を費やし、管理や規律を示した人に、最大の報酬がもたらされるからです。

しかし、FXの取引は、短期の時間足によって生じる「大きな制約」がトレーダーの成功の方程式に不確実な変数をもたらします。

非常に短期のチャートを利用することで、FXのトレーダーが犯す最大のミスに身をさらす可能性があります。トレーダーが損失を被るリスクは、「スキャルピング」や「デイトレード」でさらに増すことになります。

そして、過剰なレバレッジや不適切な戦略選択など他のミスをともなう場合、取引のミスはさらに大きな問題になるでしょう。

そこで、デイトレードのプロセスに入る前に、短期間のチャートを利用した取引は新米トレーダーにとって最も難しい手法であることを明確にしておきます。まずは長期のチャートにアプローチする取引から始め、経験と成功体験を得てから、短期間の時間足に移行することが望ましいといえます。

FXのデイトレードとは?

FXのデイトレードとは、数十分から数時間で取引を完了させるトレードスタイルのことです。つまり、1日で必ず取引を完了させることになります。

ポジションを持ち越すことが無いことから、ポジションが気になって眠れなかったり、寝ている間に大きな価格変動が起こって大損をしてしまったりすることがありません。ただし、1日で動く範囲の値幅を狙いに行くため、一度に大きな値幅を狙うことは難しいというデメリットもあります。

寝る前には取引を終わらせるため、忙しいサラリーマンや主婦の方でも比較的負担が少ないトレードスタイルだといえるでしょう。

FXのデイトレードにおける最大の問題点

デイトレードにおける最大の問題点は、トレーダーが犯す最大のミスと同様です。スキャルピングを試みるトレーダーは非常に少なく、短期のチャートで取引すれば、逆指値注文を利用せずとも十分なコントロールを得られるという誤った認識から、実際にそれを正しくおこなうことができません。

しっかり監視していればコントロールできるかもしれませんが、価格が自身のポジションと離れたり、トレードプランを狂わせるような大きなニュースが発表されたりした場合は、対処できないでしょう。そのため、5分足や15分足のチャートで値動きを見ていても、保護的な逆指値注文は必要です。

さらに、トレーダーは戦略が誤ったときに負けるよりも、予測できた展開で確実に勝つことに集中しなければいけません。

ただし、長期的な価格変動が予測できない短期のチャートでは、大きな問題点になる可能性があります。この記事では、短期のチャートでこの問題点を解消する方法を解説していきます。

もう1つの問題点は、時間足の比較ができないことです。統計解析では、データセットで分析される情報が少ないほど、その情報の「信頼性」が低くなります。

日足チャートや週足チャートなどの長期のチャートを見ると、かなりの情報が各ローソク足に含まれています。しかし、非常に短期間のチャートの場合は、各ローソク足に含まれる情報が大幅に少ないです。そのため、将来の値動きを予測するためのローソク足の信頼性が低くなるといえます。

FXのデイトレードのコツは複数の時間足を使うこと

短期のチャートでの取引は可能といえますが、トレーダーは自身の取引手法とリスク管理について、より一層のコントロールと規律を身につけなければなりません。リスク管理や規律を守ることに苦労している新米トレーダーにとっては、悪い結果を招く可能性が高くなるでしょう。ただし、正しいリスク管理を身に付けられれば、より短期の時間足によるアプローチを最大限にコントロールすることが可能になるはずです。

しかし、短期のチャートで取引しているという理由だけで、分析全体をその時間足で実行すべきでしょうか。決してそうではありません。成功の確率を最大限に高めるためには、より長期の時間足を分析に組み込むことが必要でしょう。

戦略における最初のステップは、1時間足チャートにもとづいた2本の移動平均線を追加することです。最新のチャート作成ツールは、より長期の時間足での指標を表示する機能を備えていることが多いです。

以下のチャートでは、1時間足チャートにもとづく8期間、34期間の指数平滑移動平均線(EMA)を5分足チャートに追加しています。

複数の時間足を使うと広い視野で分析できる

グラフ  自動的に生成された説明

チャート作成:ジェームズ・スタンリー

上記のテクニカル指標は戦略のコンパスとして機能し、長期の時間足で起きていることを分析するために役立ちます。

より短期の8期間の移動平均線(1時間足にもとづく)が、より長期の34期間の移動平均線(同様に1時間足にもとづく)を上回った場合、戦略は買いとなり、買いポジションのみを検討すればよいでしょう。つまり、1時間足の8期間のEMAが1時間足の34期間のEMAの上に位置している限り、買いポジションのみを考慮すればよいはずです。

長期の次に短期の時間足を見る

複数の時間足を使う場合は、基本的に長期の次に短期の時間足を見ます。なぜなら、長期の時間軸で相場の方向性や転換を見ながら、短期の時間足でタイミングを判断してエントリーポイントを探っていくからです。

デイトレードの場合は、1時間足を使ってしっかりとより長期的なトレンドを判断しましょう。

1時間足の移動平均線はトレンドの方向を示す

グラフ, 折れ線グラフ  自動的に生成された説明

チャート作成:ジェームズ・スタンリー

トレンドが特定されてバイアスを得られると、トレーダーはそのトレンドの方向にあるエントリーポイントを探すことが可能になります。つまり、1時間足の移動平均線で示されている方向に、5分足チャートでモメンタムが継続するかどうかを確認できるということです。

そして、買う場合は「安く買う」、または「高く売る」ことが理想になります。上昇トレンドであるから買えばいいというわけではないということです。

ポジションの「トリガー」が依然として必要であり、別のEMAを組み込むことが有効です。この戦略のトリガーは別の8期間のEMAですが、これはより短期の5分足チャートにもとづいています。

価格が5分足チャートに設定した8期間のEMAをトレンド方向にクロスした際に、トレーダーは「より大局的な」トレンドが再び有効になることを予測して、買いポジションのエントリーポイントを探すことが可能になるのです。

戦略の「トリガー」はローソク足とEMAのクロス

グラフ  自動的に生成された説明

チャート作成:ジェームズ・スタンリー

この戦略の大きなメリットは、ローソク足が短期のEMAを超えてトレンド側に動くという値動きだけで、トレーダーはモメンタムがある方向への短期的な価格の戻りを取引できることです。さらに、エントリータイミングもローソク足が短期のEMAを超えてトレンド側に動くだけで分かりやすくなっています。

FXのデイトレードで損失を抑えるためのリスク管理

この戦略における最大の魅力は、強気のモメンタムを予測して「安く買う」、または弱気のモメンタムを予測して「高く売る」ことが可能な点です。

価格がこのような短期のリトレースメントをみせると、プライスアクションにスイングが生じます。そして、プライスアクションの論理にしたがって、上昇トレンドが「より高い高値」と「より高い安値」を作る場合、トレーダーは買いポジションの逆指値注文を直近の「より高い安値」の下に置き、上昇トレンドが続かない場合には、最小限の損失でポジションを決済することが可能になります。

買いポジションの逆指値注文は直近の安値より下に

ダイアグラム が含まれている画像  自動的に生成された説明

チャート作成:ジェームズ・スタンリー

買いポジションでは、トレーダーは逆指値注文を直近の「より低い安値」よりも下に設定したいと考えるでしょう。そうすれば、上昇トレンドが継続しない場合、できるだけ損失を軽減するために買いポジションを決済することが可能になります。

FXのデイトレードにおけるポジション管理の方法

トレンドが継続する場合、トレーダーは指値注文を設定して、そのまま待つべきでしょうか。短期のチャートで取引する場合、状況がすぐに変化する可能性が非常に高いため、そのリスクを管理することはデイトレーダーの仕事になります。

ポジションが最初の逆指値注文の金額分(リスクリワードレシオが1対1)以上の利益を得られた場合、トレーダーは逆指値注文を損益分岐点まで動かせます。そうすれば、最悪のシナリオで価格とモメンタムが反転しても、トレーダーは損失を被らないようにポジションを取ることが可能です。

この時点で、トレーダーはポジションの分割決済を開始することもできます。1対1のリスクリワードレシオが実現されており、トレンド側の方向にモメンタムが継続する場合、トレーダーはかなり多くの利益を得られるはずです。

価格がトレーダーの想定した方向に進むにつれて、価格はさらに有利になっていき、取引の追加部分を決済、または分割決済をおこなうことができます。目的は、戦略の利益の「平均値」をできるだけ大きくすることです。モメンタムが継続するようであれば、トレーダーはこの戦略を実行できるのです。

逆指値注文が損益分岐点に移動し、ポジションから当初のリスクが取り除かれた後、トレーダーは新しいポジションやロットで取引の量を追加し、大幅に少ないリスクでより大きなポジションを取ることも可能です。

エントリーポイントは重要ですが、リスク管理の方法も同様に欠かせないことを理解しているでしょうか。「自信を持って取引できるようになるために」の4ページに、トレードプランで対処すべき質問と回答を掲載しています。

FXのデイトレードに関するよくある質問

この項目ではFXのデイトレードに関する知っておきたいことや注意しておきたいことをまとめてご紹介していきます。

  1. FXの取引は何分足がいいのですか?
  2. デイトレードとスキャルピングは何が違うのですか?
  3. FXで4時間足が「最強」、「負けない」といわれる理由は何ですか?
  4. 4時間足と組み合わせる時間足は何がいいですか?
  5. デイトレードにおすすめの時間帯は?
  6. FXのデイトレードで勝てない理由は何ですか?
  7. FXのデイトレードに必勝法はありますか?
  8. 日足や4時間足、1時間足のどれを長期トレンドの把握に使えばいいですか?

1. FXの取引は何分足がいいのですか?

FXのデイトレードでは、5分足と1時間足の組み合わせがおすすめです。スキャルピングでは1分足~5分足、スイングトレードでは4時間足~週足がよく使われています。

2. デイトレードとスキャルピングは何が違うのですか?

デイトレードとスキャルピングには、以下のような違いがあります。

デイトレードスキャルピング
取引時間数十分~1日数秒から数分
利益の目安数十pips~100pips数pipsから数十pips
レバレッジやや高い高い
取引回数1日数十回から百回程度1日数回から数十回

3. FXで4時間足が「最強」、「負けない」といわれる理由は何ですか?

4時間足は中期的なトレンドの把握ができたり、取引頻度が高くなりすぎなかったりすることから、「最強」、「負けない」、「勝てるようになった」という意見もあります。また、4時間足はスイングトレードのエントリーポイントを見極めるのに使われることも多いです。

しかし、トレードスタイルはトレーダーによってさまざまであり、一概に4時間足が最強であるとはいえないでしょう。

4. 4時間足と組み合わせる時間足は何がいいですか?

4時間足で長期のトレンドを把握する場合、15分足や5分足を使ってエントリーポイントを探すケースが多いです。

5. デイトレードにおすすめの時間帯は?

FXのデイトレードにおすすめの時間帯は、日本時間の21時~翌2時(冬時間は22時〜翌3時)です。なぜなら、この時間帯は世界屈指の市場であるロンドン市場とニューヨーク市場が重なっている時間帯であり、値動きが大きくなる傾向があることで、利益を出すチャンスが増えるからです。

6. FXのデイトレードで勝てない理由は何ですか?

FXのデイトレードで勝てない理由は、以下のようなものが考えられます。

  • 損切りができない
  • 損大利小の取引をしている
  • 相場の分析ができていない
  • 取引の記録と振り返りをしていない
  • 取引時間を決めていない

7. FXのデイトレードに必勝法はありますか?

FXのデイトレードに必勝法はありません。なぜなら、値動きの理由には様々な要因が関わっており、予測不能なことも度々起こるからです。ただし、デイトレードで勝つためのコツは存在します。

  • 複数の時間足で分析をおこなう
  • 自分で決めたルールを守って取引をする
  • 必ず根拠を持ってエントリーする
  • 損切りラインを守る

8. 日足や4時間足、1時間足のどれを長期トレンドの把握に使えばいいですか?

日足や4時間足、1時間足のどれを長期トレンドの把握に使うかはトレーダーによります。ただし、デイトレードでは1時間足がおすすめです。

FXに関する理解を深めるには、こちらのコンテンツもご覧ください:

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FXにおける売り買いの仕組みとは?取引方法やタイミングなどもプロがやさしく解説

FXのロングとショートとは ?FXのポジションについて詳しく解説

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