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FXにおける売り買いの仕組みとは?取引方法やタイミングなどもプロがやさしく解説

FXにおける売り買いの仕組みとは?取引方法やタイミングなどもプロがやさしく解説

DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

FXの売買に関しては、トレーダーによってスタイルやアプローチがそれぞれ異なります。これは外国為替市場が世界で最も流動的かつ最大のマーケットであり、その結果、単一の取引手法が存在しないことが理由として挙げられます。

FXの売り買いのタイミングは様々な要因に左右されますが、マーケットが不安定な時はリスクが高いため、取引量が多くなる傾向があります。この記事では、実践的な例を用いて通貨の売り買いの概念を探っていき、FXの経験を高めるためのツールをご紹介します。

FXの売り買いとはどういうことなのか

FXの通貨ペアの売り買いでは、一方の通貨のもう片方の通貨に対する価値の上昇または下落を予想します。これには、取引の基礎となるファンダメンタルズ分析やテクニカル分析が含まれます。

基礎が形成されると、トレーダーは他のテクニカル要因とファンダメンタルズ要因に注意をむけます。そして、リスク管理のプロセスを念頭に置きながら、エントリーとエグジットの重要な価格帯を注視します。

Forex buy and sell quote with spread

FXの売りと買いの仕組み

売り(BID、Sell)とは、価格が下落することを予想し、通貨ペアの売りポジションを保有することです。この場合、通貨ペアを構成する2つの通貨のうち、左側の通貨を売って右側の通貨を買うことになります。例えば、1ドル=100円で米ドル/円の売りポジションを保有し、99円になれば1円分が利益になります。

一方、買い(ASK、Buy)とは価格が上昇することを予想し、通貨ペアの買いポジションを保有することです。こちらの場合、通貨ペアを構成する2つの通貨のうち、左側の通貨を買って右側の通貨を売ることになります。例えば、1ドル=100円で米ドル円の買いポジションを保有し、101円になれば1円分が利益になります。

売りは「高い価格で売った通貨を安い値段で買い戻す」ことで、価格が下落すると利益になり、逆に買いは「安く買ったものを高く売る」ことで、価格が上昇すると利益になることをしっかりと覚えておきましょう。

FXで通貨ペアに影響を与える要因

ダイアグラム  自動的に生成された説明

政治

政局の不安定さ、腐敗行為、政権交代は、通貨の価値に影響を与えます。例えば、ドナルド・トランプ大統領が選出されたとき、米ドルの価値が急上昇したのは記憶に新しいところです。

経済政策

ファンダメンタルズの観点から、FXトレーダーは、通貨の価値に影響を与える失業率、GDP、金融・財政政策(これはほんの数例です)などを注視しています。経済指標カレンダーには、金融市場を揺るがすようなイベントの予定が示されます。

テクニカル分析

テクニカルトレーダーは、自らの取引の基礎を形成するために、重要な価格帯(サポートとレジスタンス)、トレンド、その他のインジケーターを好む傾向があります。

価格が上がるか下がるかを予想する方法は?

FXで今後価格が上がるか下がるかを予想する方法には、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析が使われることが多いです。運に頼った取引から抜け出すためには、まずはこの2つの予想方法を学ぶことが大切になります。

はじめに、ファンダメンタルズ分析とは、その国の経済動向から為替相場を分析することをいいます。例えば、失業率や金融政策、要人発言などを使って分析することが多いです。

次に、テクニカル分析とは、相場動向を表にして示した「チャート」の動きから為替相場の動向を分析する方法のことをいいます。チャートは相場動向を表にしただけではなく、人間の群集心理が色濃く反映されているといわれています。

テクニカル分析はファンダメンタルズ分析と違い、分析に金融の知識があまり必要にならないことから、FX初心者の方の場合はテクニカル分析から相場の分析方法を学ぶ方が多いです。

ユーロ/米ドルを例とした売り買いの方法とタイミング

ここでは、ユーロ/米ドルを使ったFXの売り買いの方法とタイミングの例をご紹介します。あなたはユーロ/米ドルを買いたいとします。ユーロが米ドルに対して相対的に価値が上昇した場合、決済をおこなった時点で、利益を確定することができます(取引手数料やその他の手数料によって異なります)。

ここでは、トレーダーはユーロの買いと米ドルの売りを同時におこなっています。例えば、ユーロ/米ドルペアが11300で購入され、取引を完了(エグジット)した時点でペアが11504まで上昇した場合、取引の利益は204pipsとなります。下のチャートをご覧ください。

グラフ, 折れ線グラフ, ヒストグラム  自動的に生成された説明

この例では、以下のようなテクニカル的な観点が活用されています。

  • エントリーの価値 - 明けの明星(モーニングスター)のローソク足パターンは、潜在的なエントリーポイントを示しており、RSIも売られすぎのシグナルを示しています。
  • エグジットの価値 - 重要な価格帯を利用して、最初の利益確定の水準を設定します。

同様に、ファンダメンタルズトレーダーは、政治や経済のニュースを追って米ドル/円の通貨ペアを取引する可能性があります。例えば、連邦準備理事会(FRB)の金利引き上げを予想していた場合、米国への海外投資が活発になり、米ドルに対する需要が高まることが考えられます。その後、トレーダーは米ドルの価値が上がることを期待して、ロング(買い)のポジション構築に目を向けるでしょう。

もちろん、経済の原理や理論が必ずしも現実の状況に反映されるわけではないので、これは絶対的なものではありません。通貨ペアのショート(売り)ポジションを構築することは、買いの場合と比べて若干複雑になります。続きは、FXのショートの仕方で、さらに詳しい見方をご覧いただけます。

FXで売りから入るデメリットは?

価格の下落から利益を生み出せるFXの売りですが、デメリットもあります。まず、初心者の方にとって、価格が今より下がると見込んで高いうちに売るということは、買いの場合と比べてイメージがわきづらいです。

買い売り
価格が今より上がると見込んで、安いうちに買う価格が今より下がると見込んで、高いうちに売る

また、日本円が絡む通貨ペアでは、売り取引をした場合にスワップポイントがマイナスになることが多く、毎日金利を支払うことになってしまいます。スワップポイントのデータは各FX業者が提供しているため、しっかりとチェックしておきましょう。

FXの売り買いのリスク管理を理解する

FXを長く続けるには、リスク管理が欠かせません。単に明確なリスク・リターン比率だけでなく、潜在的なボラティリティの変動を理解する必要があります。FXの通貨ペアに影響を及ぼす要因は、時として大きなインパクトを与えることがあるため、適切なリスク管理手法を導入することで、取引への悪影響を防ぐことができます。

FXの売り買いは複雑になることがあります。そのため、取引を開始する前に、通貨ペアの読み方など、売り買いの仕組みを理解することが重要です。FXの基礎を学ぶには、初心者のためのFXガイドをおすすめします。

FXで売り買い両方のポジションを同時に保有するとどうなる?

FXは買いと売りのどちらからも取引を始めることができますが、同じ通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に保有することを両建て(りょうだて)といいます。両建てをする目的は様々ですが、例えば年末に含み益のあるポジションを保有している場合が挙げられます。

「ポジションを決済すると年間の収支がプラスとなり、税金が発生することから利益を翌年に持ち越したいが為替リスクを避けたい」と考えた場合、両建てで反対のポジションを同時に保有し、含み益を為替リスク無しで翌年に持越すことが可能になります。とても効果的であるように思える両建てですが、デメリットもあることから注意が必要です。

例えば、両建てをするとスプレッドが売りと買いの両方でかかるため、どちらか片方だけの場合より倍になってしまいます。加えて、売りと買い両方のポジションを保有するケースでは、一般的にスワップポイントが売りと買いで同額ではないため、その差額分のスワップポイントを毎日支払うことになってしまうのです。

両建ては含み益や含み損を固定してリスクを減らせることから、有効になる場合もありますが、初心者の方の場合はデメリットに十分注意してください。

FX関連の情報とツール

  • DailyFXのリサーチチームは、3,000万件を超える実際の取引を分析して、成功するトレーダーの特長を調査しました。マーケットで優位に立つために、ぜひ参考にしてみてください。
  • トレーダーは、人気のあるマーケットで取引する際に、個人投資家のセンチメントを参考にすることがよくあります。DailyFXでは、IGクライアントセンチメントをもとに情報を提供しています。

FXの売り買いに関するよくある質問

この項目では、FXの売り買いに関する知っておきたいことや注意しておきたいことをまとめてご紹介していきます。

  1. FXの「売り」と「買い」の違いは何ですか?
  2. 「売りから入る」とはどういうことですか?
  3. FXの売り買い(売値と買値)の差は何ですか?
  4. 米ドル/円の買いではどちらに価格が動けば利益になりますか?
  5. FX初心者は売りと買い、どちらで取引すればいいですか?
  6. FXの売りで儲けるにはどうすればいいですか?
  7. FXの売り買いは手数料がかかりますか?
  8. FXで売り買いの比率を見ることはできますか?
  9. FXでみんなが買うと下がるのはなぜですか?

1. FXの「売り」と「買い」の違いは何ですか?

FXにおける「売り」とは、価格が下がることを予測し、売りポジションを保有することをいいます。一方、「買い」とは、価格が上がることを予測し、買いポジションを保有することです。

2. 「売りから入る」とはどういうことですか?

FXでは、売りポジションを保有することを「売りから入る」ということもあります。

3. FXの売り買い(売値と買値)の差は何ですか?

FXでは同じ通貨ペアでも、売る時の価格と買う時の価格が異なります。この価格の差は「スプレッド」と呼ばれます。

一般的に国内ではFXの取引手数料は無料となっていることから、スプレッドがFXの実質的な取引コストです。また、売値と買値の価格差が小さいことを「スプレッドが狭い」、逆に大きいことを「スプレッドが広い」といいます。

4. 米ドル/円の買いではどちらに価格が動けば利益になりますか?

米ドル/円の買いでは円安方向、つまり価格が上昇すると利益になります。例えば、米ドル/円が1ドル=100円の時に買い、1ドル=105円の時に売った場合、1ドルにつき5円分の利益を得ることができます。

5. FX初心者は売りと買い、どちらで取引すればいいですか?

FX初心者の場合、価格が上昇すると利益になる買いから始めるのが分かりやすいでしょう。ただし、FXの通貨ペアの価格はずっと上昇し続けるわけではないため、慣れてきたら売りにもチャレンジしてみてください。

6. FXの売りで儲けるにはどうすればいいですか?

FXの売りで利益を上げるには、高い価格で売った通貨ペアを安い値段で買い戻すという取引を実現させるようにしましょう。例えば、米ドル/円が1ドル=100円の時に売り、1ドル=90円の時に買い戻した場合、1ドルにつき10円分の利益を得ることができます。

7. FXの売り買いは手数料がかかりますか?

国内のFX業者の多くは手数料を無料にしており、実質的な手数料がスプレッドになっています。ただし、自動売買などのケースでは取引手数料がかかることもあります。

8. FXで売り買いの比率を見ることはできますか?

FXでは、取引されている通貨ペアの売りポジションと買いのポジションの割合を表す「ポジション比率」を見ることができるFX業者やサイトがあります。例えば、DailyFXでは「IGクライアントセンチメント」で、IG証券から提供された通貨ペアの売りポジションと買いポジションの割合を詳しく公開しています。

9. FXでみんなが買うと下がるのはなぜですか?

個人投資家は、エントリーのタイミングを間違えることが多いといわれています。つまり、巨額の資金を持つプロのトレーダー達とは逆をする事が多いということです。

例えば、大半の個人投資家が買っている時は、プロのトレーダー達は売っていることが多いということになります。相場は巨額の資金を持つプロのトレーダー達の影響力が大きいことから、当然彼らの流れに逆らってしまうと勝率が低くなってしまいます。

FXに関する理解を深めるには、こちらのコンテンツもおすすめです:

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推薦者: Warren Venketas
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