※2023年9月11日11時00分更新
【テクニカル分析】原油価格の週間見通し - 強気



日足チャート
米原油先物指標のウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)は先週1.4%上昇し、9月の上昇率は今のところ4.4%だ。月が始まってまだ日が浅いとはいえ、WTI原油先物は現在、4カ月続伸に向かっている。これが実現すれば、2022年3月以来最長の続伸記録となる。
日足チャートをよく見ると、原油先物相場は先週木曜の終値により、陰のはらみ線(はらみ足)が形成された。しかし、先週金曜に相場は上昇に転じ、そのローソク足パターンは崩れた。ただ現段階では、まだ下値追いの可能性が残っており、そうなればテクニカル面では弱気な見通しが強まるだろう。下降に転じた場合は、50日移動平均線を維持できるかが注目される。
一方、価格が上昇に向かえば、フィボナッチ・エクステンション61.8%の水準88.76を上回れるかどうかが焦点となる。
テクニカル分析入門
テクニカル分析チャートパターン
推薦者: Daniel Dubrovsky
資料:TradingView
4時間足チャート
4時間足チャートを見ると、弱気のチャートパターンである陰のはらみ線(はらみ足)の示現と同時に、RSI(相対力指数)では陰のダイバージェンスも発生している。これは上昇の勢いが弱まっているシグナルであり、価格が下降に転じる可能性を示唆している。
この時間足チャートでは、50日移動平均線が重要なサポートとなっている。このサポートが維持されると、テクニカルバイアスは再び上向きに転じるだろう。維持できず、下方ブレイクすると、8月上旬の変曲点84.85が意識され、その後には23.6%の水準81.77が控えている。
下降しなければ、今週のレジスタンスは当面、88となりそうだ。全体的なバランスとしては、テクニカル面で弱気を示すシグナルがすでに点灯はしているものの、より広範なトレンドは引き続き上向きで、強気な見通しが維持されている。
資料:TradingView



--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著
ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。
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