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【フィボナッチで勝てないあなたへ】FXの長期チャートでの使い方

【フィボナッチで勝てないあなたへ】FXの長期チャートでの使い方

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このページの内容

FXの長期チャートへフィボナッチリトレースメントを適用する意味

トレーダーはそれぞれの戦略に関連する時間軸に固執しがちです。たとえば短期トレーダーは短期の時間軸のみを分析することがよくあります。しかし、フィボナッチとマルチタイムフレーム分析に関する当社の記事で述べたように、全体像を見てマルチタイムフレームを分析に採用することにより、トレーダーはより大きな視野を持つことができます。マルチタイムフレームに適用したフィボナッチリトレースメントは分析に別の視点を提供します。

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ポイント

  • FXの長期チャート上でフィボナッチを使用する利点
  • FXの長期チャートでのフィボナッチの使い方
  • FXの長期チャートでのフィボナッチの使い方まとめ:大きな全体像が重要

FXの長期チャート上でフィボナッチを使用する利点

フィボナッチ水準の1つめのセットを長期チャート上で使用することで、各フィボナッチ数あたりの1つの節目となる水準を得ることができ、これらは短期のチャート上でも、あるいは短期戦略においても価値があります。これはすべての時間軸に当てはまることですが、長期チャートから始めることの価値は、時間によってのみ提供されるより堅実なデータセットを組み込んだより大きなサンプルサイズによる統計上の優位性です。

フィボナッチにより長期チャート上で示される節目となる水準は、短期トレーダーに、短期の時間軸のみを使用していれば見つけることができない非常に重要な水準を示します。一度設定すれば、これらの節目となる水平な水準はトレードスタイルに関わらずサポートラインとレジスタンスラインとして機能します。

トレードの知識を向上させるためにDailyFX学習コンテンツをご利用ください。

FXの長期チャートでのフィボナッチの使い方

下の米ドル指数(DXY)の例は、長期のフィボナッチリトレースメントを短期の時間軸へどのように適用できるかを示しています。下では、2011年の最安値から2017年1月の最高値までの大きな値動きを確認しています。本稿執筆の時点で、この最高値も最安値も更新されておらず、この大きな値動きにもとづくフィボナッチリトレースメントの継続的利用の有効性を示しています。フィボナッチリトレースメントは、下の月足チャートに適用したように、値動きの起点から終点までに対し、シンプルに適用されています。

米ドル指数(DXY)月足チャート(2009-2020):

DXY monthly chart

チャート作成:ジェームス・スタンレー、TradingViewのUSD、DXY

すぐに50%と38.2%のリトレースメント水準に明らかな動きの変化があることに気づくでしょう。そしてもちろん、このような所見はトレーダーにとって価値があります。しかし、これらの例はトレンド相場へのフィボナッチの適用に一層大きく関係します。このケースでは非常に長いトレンドを見ています。下のチャートでは、数多くの節目となる動きの変化を週足チャートでハイライトしました。

米ドル指数(DXY)週足チャート(2015~2020年):

DXY weekly chart

チャート作成:ジェームス・スタンレー、TradingViewのUSD、DXY

上のチャートでは、青や赤のボックスでマークした動きの変化が、その後数週間、場合によっては数か月間続く動きにつながっていることがわかります。大幅な値動きが完了した後、最初の大きな動きの変化は2018年の初頭で、50%の水準が試されてからの2年間で上昇トレンドが大幅に減退しています。ここでトレンドの完全な変化が起きたのです。

上の赤いボックスが示すように、すぐに23.6%のリトレースメント水準がレジスタンスラインとなり、この動きの変化がトレンドの反転をうながし、このトレンドは年初来高値をつけたものの反転したのです。しかし、この反転は1か月ほどしか続かず、最終的には買い手が戻り、23.6%はサポート水準として組み込まれます。

この水準は2020年3月の米ドルの下落後、2年しないうちに再度試されますが、この時は単なる勢いを止めるだけにとどまり、売り手の攻勢が続き、38.2%のリトレースメントまで価格は下がりました。

単に週足チャートやもっと短期の時間軸を見ているだけのトレーダーは、これらの動きについて知ることはなく、これらの水準が存在したことも知らないで終わるでしょう。しかし、フィボナッチリトレースメントなどのツールを使って長期チャートを分析に組み込んだトレーダーは、非常に興味深いデータポイントを得ることができ、戦略に組み込むことができます。

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FXの長期チャートでのフィボナッチの使い方まとめ:大きな全体像が重要

上記で適用した戦略は、純粋に長期チャートへのフィボナッチの適用の単純なアプローチを示しています。異なるマーケットでは異なる時間軸を使用することができるでしょう。この適用方法に関し決まったガイドラインはありません。この戦略で学ぶべきことは、より完全な視点を得るためより大きな全体像を使用することの重要性です。これは他のテクニカル指標やプライスアクションテクニックを組み合わせた大きな戦略の一部として使用できる1つの方法に過ぎません。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

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