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【安全資産】銀のおすすめ取引戦略をプロが解説!

【安全資産】銀のおすすめ取引戦略をプロが解説!

Richard Snow, ストラテジスト

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このページの内容

銀の取引

「銀の取引とは?」の記事で述べたように銀は主に工業用に使用される貴金属ですが、代表的な投資対象の一つでもあります。一般的に金の方がより経済的価値が高いと思われていますが、この2つの商品は相関性が高く、どちらも安全資産に分類されています。

銀はボラティリティが高い時期や経済の先行きが不透明な状況において投資家のインフレヘッジや長期投資に活用され、安全資産としての価値を高めてきました。また、 金と同じように銀と米ドルの間には逆相関の関係があり、ポートフォリオの分散投資を目的とする場合には魅力的な商品です。

他の金融商品と同様に、銀の価格に影響を与える要因や投資対象としての魅力を深く理解できるようになることが重要です。

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投資対象としての銀に影響を与える3つの要素:

1. 需要と供給

すべての資産は需要と供給に影響を受けるものですが、特に貴金属は供給が限られているため、しばしば需要が高くなります。銀は金属の中で最も電気や熱を通しやすく、医療機器や電化製品などの工業製品に頻繁に使われるので、産業用途の需要が大半を占めています。

景気が悪くなると工業製品としての銀の需要は減りますが、投資対象として銀の需要が増えることで価格が上昇するケースがよくあります。また、供給において工業用途の大部分が製造過程で消費されるか破壊されるため、産業サイクルの終了時にマーケットに戻せる供給量は限られており、将来の供給に影響を与える可能性があります。

2. 世界経済

経済の先行きが不透明で政治的に不安定な時期に、投資家の金への投資が増えることはよく知られていますが、銀も安全資産としての魅力があるため、代替手段として多くの投資家に注目される商品です。世界的な景気後退時には、金融・財政政策の調整がおこなわれるので、投資家はより高いリターンが期待できる別の投資先を探すことになります。それは、政府が個人消費を刺激するために金利を引き下げ、同時にインフレ期待を高めることが多いためです。インフレが進むと紙幣の購買力や通貨価値が下落しますが、そのような損失に対するインフレヘッジとして銀を利用することができるのです。また、銀は金と同様に、米ドルと逆相関を示すことが多くあります。ドルが弱くなると、トレーダーがドル安にともなうリスクを軽減するためにポートフォリオを分散させるので、銀の需要が高まると考えられます。

3. 金価格

本記事では金と銀の関係について何度も言及していますが、その関係を具体的に表すものが金銀比価です。これは1オンスの金を購入するために必要な銀の量(オンス)を示すものです。銀の価格は金の価格に連動する傾向がありますが、双方が同じ速さで値動きするわけではありません。この速度のズレが、比率のレベルを上下させることになります。金銀比価を把握することは、マーケットが極端な状態にある時に潜在的なシグナルを得ることができるので銀のトレーダーには有益です。

歴史的に見ると、金融危機の際には金の価格上昇が銀の価格上昇を上回る傾向が見られます。過去の結果として比率が高まり、高値は80を超え、安値は40程度にまで落ち込む動きが見られました。このような極端な状況においては、適正な比率と考えられている60前後のレベルに戻す調整がおこなわれるかどうかを確認する必要があるでしょう。

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取引可能な商品としての銀

銀が代表的な商品の一つである理由として、流動性の高さ、取引高の多さ、タイトなスプレッド、さらに柔軟な取引時間があげられます。特徴的なのは、マーケットのボラティリティが高まると、マーケット規模が小さいことから金よりも大きな影響を受けることがあります。デイトレーダーやスキャルパーなどの短期トレーダーにとっては、価格が大きく変動する時期はチャンスとなるでしょう。

さらに、銀はポートフォリオの多様化の手段として人気が高まっており、トレーダーが米ドルと相関性が高いポジションに対するヘッジとして利用しています。一般的には、投資対象としての銀に影響を与える要因が取引可能な商品としての銀にも影響を与えています。

銀の取引戦略

数多くの戦略がありますが、現在のマーケット状況に適した戦略を選択することが重要です。マーケットがトレンド相場にあるときはトレンド戦略を採用し、レンジ相場の時はレンジ戦略を採用すると良いでしょう。

銀の取引戦略3つのステップ:

1. トレンドの方向性を見極める

トレンド相場とは明確に方向性が出ている相場のことを言います。上昇トレンドであれば高値と安値の切り上げ、強い下降トレンドであれば高値と安値の切り下げの連続という特徴があります。

トレンドを特定するのは簡単なように思えるかもしれませんが、適切なタイムフレームを決めるのはとても難しい作業です。デイトレーダーは短期のチャートを利用してエントリーとエグジットのシグナルを判断することが多いのですが、長期と短期の双方におけるチャートを使用したマルチタイムフレーム分析にもメリットがあります。下の日足チャートに示されているように、トレンドラインがトレンドの方向性を判断する目安となり、ローソク足がトレンドラインに3度タッチしてから反発しているため上昇トレンドの存在を確認することができます。

銀の日足チャート

2. トレンドの方向性を示すシグナルをフィルタリングする

現在のトレンドにおける方向性を確認したら、次のステップではテクニカル指標を活用してエントリーポイントを確認します。相対力指数(RSI)は、商品の買われすぎ、売られすぎを示す代表的なモメンタムオシレーターです。RSIの値が70以上になると「買われすぎ」、30以下になると「売られすぎ」と判断されます。

上記の日足チャートにRSIを適用すると銀が売られすぎと考えられる30以下のハイライト部分にエントリーシグナルが存在する可能性があります。

3. リスク管理

リスク管理は取引を開始する前に決定すべきものであり、取引プランの中で最も重要なものです。

DailyFX学習コンテンツでは、トレーダーが実際にコントロールできる数少ない要素であるリスク管理を最も重要なものとして取り扱っています。これは「成功するトレーダーの特長」で紹介したデータからも導き出すことができます。率直に言いますと、どんなトレーダーも、未来を正確にあるいは完璧に予測することはできないのです。損失の大きさをコントロールできないトレーダーは、数々の成功した取引で得た利益をたった1回の失敗で帳消しにしてしまう可能性があるのです。リスク管理や成功したトレーダーの特長に関する詳細は、こちらでご覧いただけます。

銀のレンジ相場での取引戦略

銀の相場は常に上昇や下降のトレンドがあるマーケットではありません。価格が「横ばい」で推移するもみ合い状況にあることが多いのです。また、そのような場合にはレンジ戦略が適しています。

レンジ相場での取引戦略は、トレンド相場での取引戦略と同様に3つのステップで確認することができます。

1. レンジを決める

値動きがレンジ内で動いている場合、一般的に価格が一定期間にわたって同じレベルに保たれていることを意味しています。これをもみ合い相場と呼びます。トレーダーはレンジを決定するために、サポートラインとレジスタンスラインを活用してレンジの上限と下限を特定することができます。サポートラインは安値同士を結ぶことで、レジスタンスラインは高値同士を結ぶことで形成されます。

この2時間足チャートは、もみ合い相場でトレーダーがどのようにレンジを決定するかを示しています。

銀の2時間足チャート

2. シグナルをフィルタリングする

トレーダーは、銀の価格がレンジの下限に近づいた場合に買いを検討し、価格がレンジの上限に近づいた場合には売りを検討することができます。また、レンジ相場での取引戦略の利点はタイトなストップロスを活用できることです。つまり、リスクをおさえながら高いリスク・リターン比率を狙うことができるのです。

3. リスク管理

完成度の高いトレーディング戦略は、厳格なリスク管理の原則を組み込んでいるものです。銀の価格がサポートラインやレジスタンスラインを抜けるという、いつか必ず起きる状況に備えて、どのように対処するのかを事前に検討しておくことが大切です。トレーダーはストップロスや利確を活用して、取引前にリスク・リターン比率を決めておくのが賢明です。

トレーダーがレジスタンスラインで売る場合には、ストップロスをレジスタンスラインの上に置きます。同様に買う場合にはストップロスをサポートラインの下に置きます。

自信を持って取引できるようになるために
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テクニカル分析を用いて銀を取引する方法

上記の戦略では、チャートパターンやテクニカル指標を用いて注目ポイントを判断することに重点をおいてきました。絶対的なものではありませんが、過去に重要であった可能性の高いエリアを特定するのに役立つでしょう。

何百もの指標がありそれぞれがユニークな特徴を持っていますが、1つか2つの指標を活用するだけで十分な場合もあります。

初心者でも経験豊富なトレーダーにおいても活用できる効果的な4つの指標は、移動平均線(MA)、相対力指数(RSI)、移動平均収束拡散法(MACD)、ストキャスティクスです。

しかし、フィボナッチレベルがサポートラインとレジスタンスラインの目安になるなど、プライスアクションも有用な目安となります。フィボナッチリトレースメントがテクニカル分析にどのように使われるかの例は、下のチャートで確認することができます。フィボナッチリトレースメントは2つの関連するポイント(通常は重要な高値と安値)から取得します。

下図の日足チャートでは、2020年の安値と高値からフィボナッチリトレースメントを取得しています。50日移動平均線は値動きにおける追加のガイドとして機能しています。

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