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今週のユーロ見通し:ようやく好転か、個人トレーダーは対ドルでさらに弱気に

今週のユーロ見通し:ようやく好転か、個人トレーダーは対ドルでさらに弱気に

このページの内容

※2023年9月12日10時51分更新

ユーロ、ユーロ/ドル、テクニカル分析、個人トレーダーのポジション状況 – IGCSによるアップデート

  • 今週のユーロは上昇に転じる可能性がある
  • 弱気に転じる個人トレーダーが増加中
  • テクニカル面でユーロ/ドルが直面している壁とは?
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今週はまだ始まったばかりだが、ユーロ相場は週ベースで7月以来の上昇となりそうで、8週間続いた続落が終了する可能性が出てきた。これを受けて、個人トレーダーは弱気姿勢を強めている。個人トレーダーのポジション状況の変化は、IGクライアントセンチメント(IGCS)を見ると分かる。IGCSはしばしば逆張り指標として機能する点を考慮すると、ユーロ/ドルはここから上値を目指す展開となるのだろうか?

ユーロ/米ドル 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -1% -4% -3%
週次 -18% 17% 1%
プライスアクションとの関連性
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ユーロ/ドルのセンチメント見通し - 強気

IGCSによると、ユーロ/ドルを取引する個人トレーダーの約63%がネットロング(ユーロを買い持ち)にしている。半数以上のトレーダーが買い持ちであるため、価格はこの先も下落し続ける可能性が示唆されている。とはいえ、ネットショートのポジションを昨日と先週で比べると、24.53%、12.26%もそれぞれ増加している。このように、最近の変動(日次、週次でのポジションの変化)は、ユーロ/ドル相場が上昇に転じる可能性を示唆している。

ユーロ 日足チャート

日足チャートを見ると、ユーロ/ドルは強気なチャートパターンである明けの明星を形成している。これは、RSI(相対力指数)で強気のダイバージェンスが示現した後の動きである。強気のダイバージェンスは下落の勢いが弱まっていることを示しており、価格は時に上昇に転じることがある。現段階では、ローソク足パターンはまだ確認不足だが、ここから上昇に転じれば、さらに上値追いの展開となる可能性が開かれる。

とはいえ、価格は依然として200日移動平均線と7月からの下降トレンドラインを下回った水準にとどまっている。これらは手強い障害となり、上値は抑制されるかもしれない。このため、短期的には反転の可能性があるものの、より長期的な見通しは弱気を継続する。

資料:TradingView

ユーロ/ドルのトレード方法
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--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

新たなレポートの配信等はtwitterアカウント @DailyFXJapan で確認できます。

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