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【進化版ピボット】ウッディーピボットのFXのトレード手法を2つ解説

【進化版ピボット】ウッディーピボットのFXのトレード手法を2つ解説

Richard Snow, ストラテジスト

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このページの内容

ウッディーピボットは、短期的なサポートラインとレジスタンスラインの重要な価格を算出する独特なアプローチで、デイトレーダーには定番の手法となっています。この手法を用いたトレードは他のピボットの変動と似ているところもありますが、特有の微妙な違いも有していますので、トレードでの優位性を高めるためにこれらの違いを理解することが大切です。

本記事では以下の点を中心に説明します。

  • ウッディーピボットの定義
  • 計算方法
  • ウッディーピボットを用いたトレード
  • メリットと限界

ウッディーピボットとは?

ウッディーピボットは、過去の価格帯から算出された複数の重要な価格から構成されており、シンプルな方法でトレードを組み立てることができます。重要な価格には、「ピボット」そのものと、複数のサポートラインやレジスタンスライン(通常はそれぞれ3つまで)があります。トレーダーはこれらのラインを将来の値動きの目安にすることができます。

ウッディーピボットの計算方法

ウッディーピボットの計算は一見複雑そうに見えますが、実際はとても簡単です。DailyFXのピボットポイントページではウッディーに加えて、カマリリャやフロアトレードの各ピボットポイントを確認することができます。

このピボットの計算方法は他のピボットとは異なり、直近の価格データを重視しています。高値と安値はトレーダーによる感情の動きの結果でもあり、始値と終値はマーケットの雰囲気をより正確に表していると広く信じられています。

ピボットの計算方法:1本前の足の(高値+安値+2×終値)÷4

ピボットの位置と価格の関係バイアスの方向
価格がピボットより上強気のバイアス
価格がピボットより下弱気のバイアス

R1:(2 x ピボット) - 安値

R2:ピボット + 高値 - 安値

R3:高値 + 2×(ピボット - 安値)

S1:(2×ピボット) - 高値

S2:現在のピボット - (R1 - S1)

S3:安値 - 2×(高値 - ピボット)

ウッディーピボットの計算は、計算を重視しているという点で指数平滑移動平均線(EMA)と似ています。これは単純移動平均線(SMA)とは完全に対照的です。

つまり、直近の価格ポイントを重視することで最新の情報を素早く処理して表示するので、指標がより価格に敏感になるのです。

ウッディーピボットを用いたFXのトレード:2つのおすすめの手法

一般的にウッディーピボットをベースにしたトレード戦略は、短いタイムフレームによる短期デイトレード戦略です。トレーダーは日足のピボットポイントを活用して現在の値動きを把握し、15分足などの短いタイムフレームによるチャートを確認することでエントリーやエグジットの判断やリスク管理をすることができます。

ウッディーピボットを活用したデイトレードにおけるレンジ取引戦略

短いタイムフレームでのウッディーピボットは、頻繁にトレードされる傾向があるゾーンやレンジを作ることが多いものです。レンジ内での価格変動を利用しようと考えるトレーダーは、レンジの底で買い、レンジの上限で売ろうとするでしょう。

下のEUR/USDチャートでは、ショートまたはロングでエントリーする機会が複数あります。ロングの場合、価格はS1とS2で反発することが多いため、ピボットを利益確定の価格として狙うことができ、ストップは次の低いサポートラインに設定することができます。

上記と同様に、ショートの場合はS1とS2をターゲットとして、R1とそのピボットでの反発地点をエントリーポイントとすることができます。またストップは、それぞれR1かR2に置くことができます。

しかしながら、この日はピボットの下でトレードが始まったので、他に何らかの根拠がない限りはショートバイアスを維持するのが賢明です。つまり、このレンジ取引では両建てにすることもできますが、成功の確率が高いのはショートでのトレードと言えるでしょう。

モメンタムブレイクアウト戦略

この戦略は、重要価格をサポートラインやレジスタンスラインとして活用し、価格の急激な変動をとらえます。

下のGBP/NZDチャートは、この戦略を適用できるシナリオを示しています。値上がりの勢いが増して通常レンジを抜け出していることが緑色のMACDのヒストグラムで確認できます。

価格が急騰するまではピボットポイントよりも下でトレードされていました。この時点では、価格がR1ラインを超えるかどうかに注目し、ピボットまで下落するショート(平均回帰)トレードを狙うことになります。

価格がR1をいとも簡単に突破してしまった後は、当然ながらショートバイアスから離れて、価格がR2を上回った場合に備えてロングでのトレードの準備を始めます。

適切なエントリーポイントはR2のすぐ上で、価格が上昇しなかった場合に備えて保守的なストップロスをR1に設定します。R3は適切なターゲットとなり、ポジティブなリスク・リターン比率を達成できることになります。

ウッディーピボットのメリットと限界

ウッディーピボットは、従来の「フロアピボット」をベースにしていますが、下表に示す明確な利点と欠点があります。

利点欠点
直近の価格水準を重視する長期保有型のトレードには不向き
短期トレードに適している初心者の場合、チャート上の計算式や線が多く混乱する恐れがある
リスク管理が向上する

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  • カマリリャ、ウッディー、クラシックの各ピボットは最新のピボットポイントページで確認できます。

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