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【短期用ピボット】カマリリャピボットのFXのトレード手法を2つ解説

【短期用ピボット】カマリリャピボットのFXのトレード手法を2つ解説

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このページの内容

カマリリャピボットは、重要な価格やエントリー、エグジットポイントの判断および適切なリスク管理などに幅広く活用できる指標です。カマリリャピボットの最適なトレード戦略は、その時々のマーケット状況によって異なります。つまり、マーケットが取るべき戦略を示唆してくれるのです。金融マーケットに応じたさまざまな戦略がありますが、本記事では以下の基本コンセプトについて説明します。

  • カマリリャピボットの定義
  • カマリリャピボットを用いたトレード戦略
  • カマリリャピボットのメリットと限界

カマリリャピボットとは?

カマリリャピボットは、フロア(クラシック)ピボットの延長線上にあるもので、サポートラインとレジスタンスラインの価格を示しています。サポートラインとレジスタンスラインそれぞれに4つのラインがありますが、他のピボットよりもかなり近接したラインになっており、短期トレーダーには理想的な指標となっています(下のチャート参照)。

カマリリャピボットとクラシックピボットの価格近接度の比較

DailyFXのピボットページでは、60分足、日足、週足、月足のカマリリャピボットを掲載していますので、ピボットポイントからマーケットのセンチメントを判断することができます。

カマリリャピボットの計算式

これは、カマリリャピボットの計算式およびサポートラインとレジスタンスラインのレベルを記したものです。

第4レジスタンス(R4)=終値+((高値-安値)×1.5000)

第3レジスタンス(R3)=終値+((高値-安値)×1.2500)

第2レジスタンス(R2)=終値+((高値-安値)×1.1666)

第1レジスタンス(R1)=終値+((高値-安値×1.0833))

ピボットポイント(PP)=(高値+安値+終値)/3

第1サポート(S1)=終値-((高値-安値)×1.0833)

第2サポート(S2)=終値-((高値-安値)×1.1666)

第3サポート(S3)=終値-((高値-安値)×1.2500)

第4サポート(S4)=終値-((高値-安値)×1.5000)

カマリリャピボットを用いたFXの2つのトレード手法

カマリリャピボットを用いた戦略にはいくつかの手法がありますが、この便利な指標を好むトレーダーが頻繁に活用している2つの手法を紹介します。

1)カマリリャピボット・レンジ戦略

レンジとは特定のサポートラインとレジスタンスラインの間における変動幅での値動き、いわゆる持合いの状況を指しています。カマリリャピボットは毎日新しいレンジを提供してくれるので、レンジトレーダーには大きなメリットがあります。下図チャートで示されているように、短期的なレンジの反転を狙うトレーダーであれば、主にS3とR3ピボットの間の値動きに注目します。このエリアはデイトトレードで活用するレンジとして知られており、エントリーを計画する際の重要な目安になります。

従来からのレンジリバーサルを狙うトレーダーは、価格がサポートラインまたはレジスタンスラインのどちらに向かって動いているかに注目します。レジスタンスラインに留まる状況が続く場合は、サポートラインに動くのを見込んでR3ピボット付近でのショートポジションのエントリーを検討します。逆に、価格がS3カマリリャピボット上にある場合は、価格がR3レジスタンスラインに戻ることを見込んでS3ピボット付近での買いポジションを検討します。ただし、価格は一日を通してレンジ内で推移する可能性があることに注意が必要です。

この戦略はアジアのトレーディング時間帯のようなボラティリティの低い時に最適です。ボラティリティの高い時間帯は、この戦略以外の不規則な値動きに対応できる戦略に変えたほうがよいでしょう(下記2つ目の戦略を参照)。

カマリリャピボットの典型的なセットアップ

2)カマリリャピボット・トレンド戦略

トレンドとは一定期間内で価格を上昇または下降させる強い方向性を意味しています。カマリリャピボットはトレンド相場においては非常に有効で、重要なエントリーやストップ、リミットの価格を提供してくれます。また、トレーダーはトレンド方向に合わせてフィルターをかけてエントリーを特定します。例えば、マーケットが上昇トレンドであればS3で買いの機会を検討し、S4はストップとします。逆にマーケットが下降トレンドの場合はR3での売りを検討し、R4をストップとするのです。

下図は、上昇トレンドにあるAUD/JPYのチャートを示しています。この状況を念頭に置き、S3でロングのエントリーを探りS4をストップとします。また、利益確定の価格を決める方法としてはフィボナッチエクステンションやリトレースメント、プライスアクション、その他のテクニカル指標など数多くあります。どれを選択するかは個々のトレーダーの判断になります。

カマリリャピボットを用いたFXのトレードのメリットと限界

利点欠点
短期トレードに適している長期保有には不向きな場合がある
リスク管理が向上する初心者には難しい場合がある
あらゆる金融マーケットで活用できる市場環境に適さない戦略を用いると損失が拡大する

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

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