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円見通し:視界不良続く、個人トレーダーはドル/円に弱気

円見通し:視界不良続く、個人トレーダーはドル/円に弱気

このページの内容

※2023年9月7日11時05分更新

円、ドル/円、テクニカル分析、個人トレーダーのポジション状況 – IGCSによるアップデート

  • 円相場は昨年11月以来の低水準
  • 個人トレーダーはすでにドル/円に対する弱気姿勢を強めている
  • これはドル/円が上昇するシグナルか?
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ドル/円は7月下旬以降、大きく上昇していたが、6日のニューヨーク外国為替市場では円相場は対ドルで昨年11月上旬以来の安値で引けた。これを受け、個人トレーダーはネットショートのポジションを増やしている。個人トレーダーのポジション状況はIGクライアントセンチメント(IGCS)で確認できる。IGCSはしばしば逆張り指標として機能することを鑑みると、ドル/円はこの先、上昇するのだろうか?

ドル/円のセンチメント見通し - 強気

IGCSによると、ドル/円をネットロング(ドルを買い持ち)にしている個人トレーダーは約20%に過ぎない。大多数は売り持ちにしているため、より広範な見通しは強気を示唆している。また、ネットショートのポジションを昨日と先週で比べると、3.72%、7.4%それぞれ増加している。このように、現在のセンチメント(ポジション状況)および最近の変動(日次、週次でのポジション変化)を考慮すると、ドル/円の逆張り取引バイアスはさらに強気に傾いていると考えられる。

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円 日足チャート

下図の日足チャートを見ると、ドル/円は8月にかけて確立された重要なレジスタンスポイントである146.56を上抜けて引けている。このブレイクアウトは、今年に入ってからの上昇トレンドを再開するきっかけとなるかもしれない。ここからの当面のレジスタンスは、フィボナッチ・エクステンション61.8%の水準148.27だ。これを超えると、昨年の高値151.94が意識されよう。

RSI(相対力指数)で弱気のダイバージェンスが形成されていることに留意されたい。価格は高値を切り上げているが、モメンタム指標は同様の動きにはなっていない。このような場合、価格は下降に転じる可能性がある。下降に転じた場合は、20日移動平均線がサポートとして機能し、再び上値に意識が向くことになるかもしれない。一方、さらなる下落局面では、3月からの上昇トレンドライン(サポート)を維持できるかが焦点となろう。

資料:TradingView

ドル/円のトレード方法
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--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

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