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円見通し:下げ一服も、いつまで持つ? 対ドル、ユーロ、メキシコペソでの値動き

円見通し:下げ一服も、いつまで持つ? 対ドル、ユーロ、メキシコペソでの値動き

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このページの内容

※2023年9月4日17時30分更新

円見通し:対ドル、ユーロ、メキシコペソでの 値動き

ドル/円のトレード方法
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推薦者: Manish Jaradi
ドル/円のトレード方法
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米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測が後退する中、米国債利回りが低下したことでドルの上値が抑えられ、円はドルに対し下げ止まっているように見える。とはいえ、ドル/円は、主要なサポートを下回らない限り、引き続き横ばいから上向きで推移しそうだ。

7月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.2%上昇し、6月と同水準だった。前年同月比の伸び率は、6月の3.0%から3.3%に上昇した。8月の米雇用統計では失業率が予想以上に悪化し、平均時給の伸びも鈍化したため、米労働市場が減速し始めたとの期待が高まった。8月の雇用者数は18万7,000人増と、予想(17万人増)を上回った。市場は、FRBが9月に利上げを実施する可能性はほぼゼロと見ており、11月に利上げを実施する確率は1週間前の50%から35%に後退した。

一方、ドル/円は昨年に為替介入のきっかけとなった水準を超えたにもかかわらず、日本の財務相は先週金曜時点で、介入の兆候を示すには至っていない。日銀の植田和男総裁は、基調インフレがなお目標である2%を下回っていることから、時期尚早な引き締めは実施しない可能性があり、物価上昇圧力が高まるのを待つコストはそれほど高くないとの見解を示している。

さらに、米国以外の経済成長見通しが悪化していることは、日銀がイールドカーブコントロール(YCC)政策のさらなる修正を当面、急がない可能性を示唆している。すなわち、ドル/円の幅広い上昇トレンドが変化していると考えるのは時期尚早かもしれない。実際、ドル/円の強気相場が反転するためには、米国の金利がピークに達する必要がありそうだ。

ドル/円 4時間足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

ドル/円:上げ一服の初期シグナル

テクニカルチャートを見ると、ドル/円は先月、8月の高値146.50を決定的に上抜けられず、1カ月にわたる上昇に一服の兆しが見えている。価格は今のところ、6月以来の水平トレンドラインと200期間移動平均線付近が重なる重要な収束サポート(144.50近辺)を上回る水準を維持している。しかし、これを割り込むと、7月からの上昇トレンドが転換したことが確認される。

ユーロ/円 4時間足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

ユーロ/円:小型ダブルトップのリスク

ユーロ/円は、4時間足チャートで200期間移動平均線と8月下旬の安値156.85が重なる重要なサポートを試している。これを下抜けると、ダブルトップ(8月高値で形成)が示現し、154.00付近が目標価格になる可能性がある。とはいえ、7月の安値151.50を上回る水準で推移している間は、ユーロ/円の上昇トレンドが脅かされることはないだろう。

メキシコペソ/円 (MXN/JPY) 月足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

メキシコペソ/円:調整局面入りの可能性

メキシコペソ/円のチャートを見ると、3年半の上昇についに亀裂が入ったように見える。月足チャートでは同時線のローソク足パターンが示現し、弱気のダイバージェンスが形成される可能性もあることから、2014年の高値8.72という主要なレジスタンスに直面する中、メキシコペソ/円は上昇の勢いを失いつつあることが示唆されている。4時間足チャートでは、8月末の安値8.65という小型のサポートを割り込んでおり、これも上昇の勢いが弱まっていることを示唆している。4時間足チャート上の200期間移動平均線を下回れば、7月の安値8.05という強いサポートに向かって下降する可能性がある。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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