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ドル/円見通し:日銀の利上げ観測高まる、日本の賃金上昇率が30年ぶりの高水準

ドル/円見通し:日銀の利上げ観測高まる、日本の賃金上昇率が30年ぶりの高水準

リチャード・スノー, ストラテジスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年3月18日11時35分更新

労働組合の中央組織「連合」は15日、賃金は平均で5.28%引き上がると発表した。これを受け、日銀が夏前に利上げに踏み切る可能性が高いとの見方が強まっている。ドル/円の見通しとは?

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ドル/円:注目のニュースと分析

  • 連合が過去30年で最高の賃上げ率を発表、日本の物価は上昇し続けている
  • 日銀は4月か6月の会合でゼロ金利解除か
  • 来週はRBA、FRB、BOEが金融政策決定会合を開く
  • このレポートは、チャートパターンと主要なサポート/レジスタンスを利用して分析しています。テクニカル指標に関する詳細は、学習コンテンツをご覧ください

過去30年で最高の賃上げ率 - 連合発表

連合(日本労働組合総連合会)は、今週の日銀政策決定会合を前に、過去30年間で最大の賃上げ率となる5.28%の賃上げが合意に達したと発表した。連合は労働組合の日本最大のナショナルセンター(中央労働団体)と言われており、日本の大手企業で働く約700万人の労働者を代表している。

日銀は以前、利上げの前提条件として、「賃金・物価の好循環(賃金と物価が相乗的に上昇すること)」が観察されることを挙げた。インフレ率は1年以上にわたって2%を上回っているが、3%をはるかに超えていたインフレ率はこのところ物価目標(2%)に向かって低下しており、長期的なインフレ上昇率の維持に対する懸念が高まっている。とはいえ、最近の経済動向は、日銀がゼロ金利解除に向けた道を切り開くための好材料に見える。

連合の発表直後の反応としては若干、円が買われたが、意外にもドル/円が上昇に転じるまでに時間はかからなかった。

ドル/円 5分足チャート

資料:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

ドル/円、長期上昇トレンドを維持

14日発表の米生産者物価指数(PPI)が予想をやや上回る結果となったことで、ドルは米国債利回り(2年物、10年物)の上昇とともに値を上げた。この勢いはロンドン時間も続き、ドル/円は4日続伸して前週を終えた。

力強いドルの上昇は、さらなる円高とドル/円の下落を狙う弱気派にとって、より有利なエントリーレベルを意味しているかもしれない。しかし、価格が200日単純移動平均線(SMA)と146.50で反発し、50日 SMAを上回った水準で取引されているだけに、このドル高は勢いを増している。当然ながら、150が次のレジスタンスとして再浮上している。146.50は、今後数日間に日銀の利上げがより現実味を帯び、センチメントが変化する際の水準として注目されよう。

円高期待の出鼻がくじかれる可能性があるとすれば、回復が緩やかであると指摘し、いくつかのデータを見ているという植田日銀総裁の日本の景気に対する評価だ。日本はテクニカルリセッション(2四半期連続のマイナス成長)に突入していないことが明らかになったが、第4四半期の国内総生産(GDP)は8日に下方修正され、日本の景気は鈍化の兆しを見せているようだ。

ドル/円 日足チャート

資料:TradingView、チャート作成:リチャード・スノー

米ドル/円 弱気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 6% 2% 3%
週次 -2% -9% -7%
プライスアクションとの関連性
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来週は残りの中央銀行が会合を開催

日銀は今週19日に金融政策の決定を発表する。利上げのサプライズとなる可能性も否定はできない(同レポート執筆時点で利上げの確率は41%)が、金利は据え置かれるというのが大半の見方である。より可能性が高いのは、日銀が4月か6月の会合でマイナス金利解除に動くお膳立てをする機会とすることだろう。3月25日に公表される議事要旨は、投資家によって内容が吟味されるだろう。

来週はオーストリア準備銀行(RBA、中央銀行)、米連邦準備制度理事会(FRB)、イングランド銀行(BOE、中央銀行)が金融政策決定会合を開く。

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--- DailyFX.com リチャード・スノー著

スノー氏に連絡するには、X(旧Twitter)で @RichardSnowFX までお願いいたします。

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サムネイル画像提供:ブルームバーグ

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