※2024年1月10日11時00分更新
このレポートでは、ユーロ/円と英ポンド/円のテクニカル分析見通しに焦点を当て、今後数日間でサポートまたはレジスタンスとして機能する可能性のある重要な水準を検証する。
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ユーロ/円 テクニカル分析
先週のユーロ/円は、トレンドライン（サポート）と200日単純移動平均線から反発したものの、158.75近辺の主要な天井を突破することができず、回復の勢いは失速し、現在のやや軟化する動きにつながっている。
ユーロ/円の長期的な見通しは依然として明るいが、158.75を下回る水準での取引が長引けば、上昇モメンタムの弱まりが示唆されるだろう。弱い動きが続くと、155.40付近を再び試す可能性がある。
強気に反転した場合、上述したように158.75にレジスタンスが控えている。強気派が再び勢いを増すには、このテクニカル水準のブレイクアウトを確立させる必要があり、成功した場合は160.00に向けた上昇を促すだろう。さらに強含めば、焦点は161.25に移る。
ユーロ/円 日足チャート
資料：TradingView
| 変動 | ロング | ショート | 建玉 |
| 日次 | -15% | 7% | 0% |
| 週次 | -20% | 23% | 8% |
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英ポンド/円 テクニカル分析
英ポンド/円は先週、力強い上昇を見せ、2.5%近く上昇したが、以下の日足チャートが示すように、心理的水準184.00付近の収束レジスタンスを試したものの失敗に終わり、ここ数日で強気の勢いが衰え始めている。
184.00のレジスタンスが強気の動きを長く抑えられるかどうかはまだ不透明だが、上値抑制が続けば、売りが徐々に台頭し、181.00に向けた引き戻しへの道が開かれる可能性が高い。181.0の下では、180.00付近の200日単純移動平均線を維持できるかが注目される。
逆に、強気派が相場を圧倒的に支配し直し、184.00を上回って相場の押し上げに成功した場合、次に注目すべき重要なレジスタンスは186.75付近だ。このレジスタンスを上抜けることができれば、2023年の高値圏を再び試す展開につながる可能性がある。
英ポンド/円 日足チャート
資料：TradingView
--- DailyFX.com マーケットストラテジスト ディエゴ・コルマン著
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