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RSIの使用方法とは?

RSIの使用方法とは?

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RSI(相対力指数)は、価格の動くスピードや慣性を測定するために使用するシンプルなオシレーター系指標です。市場が買われ過ぎ/売られ過ぎの状態かどうかを認識することが目的です。コンセプトは非常にシンプルですが、この指標はしばしば、最も誤用され、十分に活用されていないオシレーター系指標でもあります。

まず、すべてのオシレーター系指標は、過去のプライスアクション(値動き)を説明する後方視的なものであって、前方視的ではないと捉えてください。このような謙虚な姿勢で、モメンタム分析にアプローチしてみます。RSIから得られるものはたくさんありますが、決して1つのテクニカル指標のみに基づいてトレードすべきではありません。もっと正確に言うと、RSIは、値動きに対する幅広いテクニカル分析アプローチの中の一つのツールとして使用されるべきです。では、さっそく見ていきましょう。

RSIが70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎというのは、誰もが聞いたことがあるでしょう。しかし、これはトレードする立場から見ると、本来、どういう意味を持つのでしょうか。買われ過ぎ/売られ過ぎの状態を示すサインをそのまま鵜呑みにするのは間違いで、それが最も陥りやすい、この指標の最初の落とし穴の一つです。単純に過去の値動きを調べた調査結果によると、大きな上昇トレンドの中、価格が最も力強く上昇するのは、しばしばRSIが70を上回って推移している時だと示しています。同様に、下降トレンドの局面では、RSIが30を割り込んだ後に最大の下落が見られることがよくあります。

金/ドル 週足チャート

チャート作成:マイケル・ブトロス、資料:Tradingview

RSIには時間的な価値がないため、買われ過ぎ/売られ過ぎの状態が無期限に続くことがあると覚えておくことが重要です。実際、上昇幅や下落幅が最大となるのは、勢いが極限に達した後であることがよくあります。つまり、30を超えるか、70を下回るかの極端な状態から戻ろうとする時が、勢いが衰え始めるシグナルかもしれないということです。この単純な事実を認識することで、RSIが変動したからといって、むやみに高値を掴んだり、相場を降りたりするのを避けることができます。

しばしば見落とされがちなRSIのもう一つの側面は、筆者が「モメンタムプロファイル」と呼ぶものです。経験則から言うと、強い強気トレンドでは、RSIは通常40以上に保持されており、同様に、弱気トレンドではRSIは60を上回らない傾向にあります。これらは微細な観察記録かもしれませんが、瞬間的な動きが広いトレンドの中で調整の動きなのか、反転なのかを知ることは、より大局的な方向性(バイアス)を見極めるうえで非常に有用です。

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英ポンド/ドル 週足チャート

ダイバージェンスについて説明します。ダイバージェンスとは、価格の新しい方向性が指標に反映されない現象のことで、しばしば相場の転換や反転を特定するのに役立ちます。しかし、重要なのは、その日の高値や安値を示すヒゲではなく、ローソク足の終値であることに注意してください。ノイズを除去する簡単な方法は、終値だけを考慮したラインチャートでダイバージェンスを検討することです。上図の英ポンドのチャートは、強気および弱気のダイバージェンスのシグナルと、より広範なモメンタムの動きを示しています。注目すべきは、ダイバージェンスが発生する水準が50に近ければ近いほど、シグナルは強くなることです。したがって、この例では、2021年に見られた弱気のダイバージェンスは、2022年の英ポンド/ドルの反発のシグナルよりも強いシグナルと解釈できます。

結論:すべてのオシレーター系指標は、あなたが活用するトレード戦略の中の一つとして使用されるべきであり、価格以外のいかなる指標であっても、一つの指標に過度に依存するべきではありません。とはいえ、モメンタムは正しく使用すれば、非常に有用なツールであり、単に買われ過ぎ/売られ過ぎを示す指標として使うよりも、その時々のトレンド局面において、はるかに多くの洞察を与えてくれます。型にはまった解釈は忘れて、指標が現実の値動きに対してどのように作用するかを知ることが、あなたのトレード戦略の一部として指標を効果的に活用するための鍵です。

--- DailyFX.com テクニカル・ストラテジスト マイケル・ブトロス著

ブトロス氏に連絡するには、Twitterで @MBForex までお願いいたします。

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