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よく使用される移動平均線の種類とその使用法をプロが解説!

よく使用される移動平均線の種類とその使用法をプロが解説!

リチャード・スノー, ストラテジスト

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このページの内容

よく使用される移動平均線の種類①単純移動平均線

移動平均線はその使いやすさと、トレードにおける複数の使用法のために、非常によく使用されます。数多くの人気のある単純移動平均線(SMA)がありますが、どれを使用するかはトレードスタイルとトレードに使用する時間軸により異なります。最もよく使用される単純移動平均線には、10、20、50、100、200期間の移動平均線があります。

短期の速い移動平均線はエントリーのトリガーに使用されることが多く、長期の遅い移動平均線は明確なトレンドフィルターとして使用されます。

よく使用される移動平均線の種類②指数平滑移動平均線

最もよく使用される指数平滑移動平均線(EMA)は、SMAに似ていますが、その計算方法ゆえEMAを構成する実際のデータポイントはSMAとは異なります。SMAは指定期間全体の平均であるのに対し、EMAの計算は、直近の価格の動きにより大きな加重平均をおこないます。最もよく使用される指数平滑移動平均線には、10、20、50、100、200期間の移動平均線があります。

フィボナッチ数に関心のあるトレーダーは、よく使用する移動平均線の期間をフィボナッチ数にする場合があります。

単純移動平均線の設定:

popular moving average

フィボナッチ移動平均線:

popular Fibonacci moving averages

数ある移動平均線はそれぞれに異なる計算式を持ちます。価格をより上手く追跡させようという長年の試みにおいて計算式は変化してきました。そのため移動平均線はかなりの選択肢があり、最も良く使用されるものは以下のものです。

  • ハル移動平均線(HMA)
  • 加重移動平均線(WMA)
  • 平滑移動平均線(SMMA)
  • 単純移動平均線(SMA)
  • 指数平滑移動平均線(EMA)

移動平均線がよく利用される理由

移動平均線は使い方がシンプルであり、トレンド相場、レンジ相場、調整局面の認識を効果的におこなうことができます。2本の移動平均線はトレンドのトリガーとして使用できるため、複数の移動平均線をよく使います。言い換えると、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けた時が、ロングでトレードをエントリーするタイミングとみなすことができます。ロングのトレードバイアスは、移動平均線が反転するまで、または目標に到達するまで維持されます。

成功するトレーダーの特長
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推薦者: リチャード・スノー
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下のEUR/USDのチャートは200日移動平均線(MA)が、サポートラインとしてまた明確なトレンドフィルターとして機能している様子を示しています。価格は200日MAを何度も試し、跳ね返されて元の長期トレンドの方向に戻っています。

プロのアドバイス: 使用する移動平均線は、特定の数本に限定する方法がベストです。これによりトレーダーが「完璧な移動平均線」を求めてさまようことを防ぐことができ、またトレンドが始まりつつあるか、加速しているか、衰退しつつあるか、に焦点を当てることが容易になります。

誰が移動平均線を使用するか

移動平均線が初心者のトレーダーの間で人気があることには理由があります。移動平均線はトレンドとトレンド方向での潜在的なエントリーを判断する上で役立ちます。しかしファンドマネージャーや投資銀行なども相場がサポートラインやレジスタンスラインに近づいているか、あるいは重要な期間の後反転する可能性があるかを判断するために、移動平均線をその分析に使用しています。

下のEUR/USDのチャートは、長期トレンドの上昇モメンタムが衰退しつつある様子を示しています。価格は下落し、200日移動平均線より下で終値を付けています。200日移動平均線より下の終値は、長期トレンドの反転の可能性を警告します。

移動平均線はFXにおけるサポートラインとレジスタンスラインを定義するシンプルなツールです。相場が強いトレンド相場で、移動平均線で価格が跳ね返っている間は、200 SMAより下でローソク足が終値を付けるまでトレンドに乗る機会があります。しかし価格が短期間のうちに何度も移動平均線を上下に交差している場合は、レンジ相場である可能性が高く、それらの反転はトレードの観点からは重要ではありません。

よく使用される移動平均線の活用法

よく使用される移動平均線には多くの活用法がありますが、シンプルな方法は、移動平均線のクロスを探すことです。移動平均線のクロスは短期の速い移動平均線が、すでに上昇中の長期の遅い移動平均線を上抜けた時を買いのシグナルとしてとらえます。通貨ペアを売る時は、短期の速い移動平均線が、下降中の長期の遅い移動平均線を下抜けた時を、売りのシグナルとしてとらえます。

最も良く知られている移動平均線のクロスは50(または51)期間と200期間の移動平均線のクロスです。

名称クロス出されるシグナル
ゴールデンクロス50期間の平均が200期間の平均を上抜ける強気のクロス
デッドクロス50期間の平均が200期間の平均を下抜ける弱気のクロス

下のGBP/USDチャートにはデッドクロスがあります。

移動平均線に関するよくある質問(FAQ)

移動平均線を使用してトレードする際、どの時間軸を使用するべきでしょうか?

移動平均線はどの時間軸でも使用することができます。しかし使用する時間軸はトレーダーのタイプにより大きく異なります。チャートの前に長時間座っていられるトレーダーは「スキャルピング」を好むため、1時間足または15分足のチャートを使用します。一方、時間のないトレーダーは、4時間足や日足などの長めの時間軸を好みます。

移動平均線はトレードのエクジットにも使用できますか?

はい。移動平均線は、エントリーに適しているのと同程度にトレードのエクジットにも適しています。ロングポジションを保有中にデッドクロスが見られたら、トレードをエクジットするサインと考えることができます。トレードのエクジット方法を知ることは、トレードにおいて非常に重要です。実際、当社が成功するトレーダーの特長を調査した際、これは主要なポイントの一つでした。

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