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低下基調の米金利 ドル円127円割れ 次の下値ポイントは?

低下基調の米金利 ドル円127円割れ 次の下値ポイントは?

石川順一, IG証券マーケットアナリスト

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このページの内容

低下基調の米金利 ドル円127円割れ 次の下値ポイントは?

【サマリー】

  • 低下基調が続く米金利
  • サポートポイントの127円をブレイクしたドル円 次の下値の水準は?
  • ポンドドルは戻り売りを意識する状況が続く
  • ポンド円も下落リスクを警戒
  • 景気の先行きリスクと米金利の低下

米債市場では長期金利(10年債利回り)の低下基調が続いている。ドル円(USDJPY)のトレンドに影響を与えている5年債利回りも同じ状況となっている。5月に入り米国の株式市場では景気の先行きリスクが意識され下落幅が拡大し、S&P500指数とダウ平均は2月24日の安値レベルを完全に下方ブレイクしている。

この動きに連動するように、米金利も5月上旬から低下基調へ転じている。今のトレンドは、景気の先行きリスクが米債市場でも強く意識されている状況を示しており、良好な経済指標など景気の減速懸念を後退させる材料が出ない場合、米金利の低下トレンドが続くことが予想される。

米金利のチャート

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推薦者: 石川順一

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・ドル円は127円割れ 次の下値ポイントは?

米金利の低下基調に連動し、ドル円(USDJPY)もジリジリと水準を切り下げる展開が続いている。昨日は、サポートポイントの127.00レベルを完全に下方ブレイクし、安値126.36レベルまで下落する局面が見られた。上で述べた米金利の動きに加えて、テクニカルの面では短期レジスタンスラインが形成されている。通貨オプション市場ではドル・コールの動きが強まっている。これらの状況を考えるならば、現在のドル円は新たなサポートポイントを見極める局面にある。

この点について、フィボナッチ・リトレースメント(121.26-131.34)で探ると、目先は昨日の下落を止めた半値戻しの水準126.30レベルが新たなサポートポイントの候補として浮上している。すぐ下の水準には50日移動平均線(SMA)が上昇している。

だが、米金利の低下基調が続いている状況を考えるならばもう一段の下押しを想定し、125円台の維持が焦点として浮上する展開を意識しておきたい。125.11レベルは、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準にあたる。

一方、ドル円が反発する局面では、128.00前後がレジスタンスポイントとして意識されるかどうか?この点が焦点となろう。明日26日には、短期レジスタンスラインが128.00レベルと交錯する。

ドル円のチャート

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サポートとレジスタンス

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ポンドドルとポンド円 目先の焦点とチャートポイント

・ポンドドル

ユーロドル(EURUSD)は、欧州中央銀行(ECB)の早期利上げ期待を受け短期的な上昇トレンドを維持している。対照的にポンドドル(GBPUSD)は1.26レベルで戻りが止められ、昨日は陰線引けとなった。対ユーロでの下落(GBPEUR)の動きも考えるならば、今のポンド相場の焦点は金融政策よりも景気の先行きリスクにある。

1.26レベルは、テクニカルの面でフィボナッチ・リトレースメント(1.2154-1.3298)38.2%の水準にあたる。直近2日のポンドドルは、この水準で上値が抑制されている。昨日発表されたPMI指数(製造業 / サービス部門)はともに市場予想を下回った。英国経済の成長減速が今後も意識される可能性が高いことを考えるならば、ポンドドルは上記のようなテクニカルポイントでの反落を常に意識する局面にある。

ポンドドルが下落する場合、目先の焦点は相場をサポートする局面が見られた1.2450レベルの攻防となろう。この水準をも下方ブレイクする場合は、1.23を視野に下落幅の拡大を警戒したい。

一方、ポンドドルが反発基調を維持し38.2%の水準を突破しても、半値戻しの水準1.2726レベルで反落する展開を警戒したい。現在、50日移動平均線(EMA)が1.2730台まで下降している。また、来週には短期レジスタンスラインが交錯する。

ポンドドルのチャート

Refinitiv Eikon 日足(今年2月以降)

テクニカル分析入門

テクニカル分析チャートパターン

推薦者: 石川順一

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・ポンド円

ポンド円(GBPJPY)の焦点は、短期レジスタンスラインと89日移動平均線(SMA)の攻防である。ドル円(USDJPY)とポンド相場の地合いの弱さを考えるならば、89日線のブレイクを意識する局面にある。

ポンド円が89日線を完全に下方ブレイクする展開となれば、次は先週16日の安値157.41レベルのトライ&ブレイクが焦点として浮上しよう。この水準をも下方ブレイクする場合は、156.50レベルを視野に下落幅の拡大を警戒したい。

一方、ポンドドルが上昇する局面では、短期レジスタンスラインの攻防が焦点となろう。昨日はこのラインの突破に失敗し陰線引けとなった。

短期レジスタンスラインの突破に成功しても、ポンド円の反落リスクは残る。直近高安(155.58-168.41)の半値戻しの水準162.00前後は、今月9日以降、相場の戻りを何度か止めている。短期レジスタンスラインとともに、50.0%戻しもポンド円の反発を止める水準として意識しておきたい。

ポンド円のチャート

Refinitiv Eikon 日足(今年2月以降)

※このレポートは2022年5月25日に配信されました

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