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ソフトバンクグループ、赤字転落見通し 13日決算 自社株買いは?

ソフトバンクグループ、赤字転落見通し 13日決算 自社株買いは?

小雲規生, IG証券ファイナンシャルライター

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このページの内容

ソフトバンクグループ(SBG)が13日に発表する2024年1-3月期決算は最終損益の赤字転落が予想されている。2024年3月通期としても1100億円を超える赤字になる見通し。ソフトバンクグループの株価は3月下旬の高値から16%超値下がりしており、決算発表に対しる投資家からの視線は厳しくなりそうだ。また、英半導体子会社のアーム・ホールディングスの株価上昇にもブレーキがかかっており、ソフトバンクグループが自社株買いなどの株主還元策を打ち出すかも注目される。

ソフトバンクグループの1-3月期は赤字転落の見通し

ソフトバンクグループは13日午後4時30分から決算会見を開く。LSEGのデータによると、ソフトバンクグループの1-3月期決算に関する市場予想は、最終損益が716.4億円の赤字。ソフトバンクグループは10-12月期、5四半期ぶりとなる最終黒字(9500億円)を計上したばかりだが、再び赤字に転落する見通しだ。また、2024年3月通期の最終損益も1153.7億円の赤字になると見込まれている。

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ソフトバンクグループの株価(9984)は2021年に32.56%下落。その後、2022年は3.86%高、2023年は11.50%高と持ち直した。9日の終値は7736円で、2023年末比での伸び率は22.93%となっている。黒字転換を果たした前回の決算発表があった2月中旬以降、株価上昇が勢いづき、3月21日には9263円をつける局面もあった。直近の株価はこの高値からは16.48%安の水準だ。

LSEGによると、直近の株価と今後12か月の予想収益から算出される株価収益率(PER)は24.46倍で、前回の決算発表前の水準(58.55倍)からは割高感が大きく薄れている。株価純資産倍率(PBR)は1.34倍だ。アナリストが提示する目標株価の平均は1万0382.14円で、現状よりも34%ほど高い。前回の決算発表前は8000円程度が目標とされていただけに、黒字決算を経て、投資家の期待が膨らんだといえそうだ。16人のアナリストのうち、2人は強い買い、9人は買い、5人は維持を推奨している。

英半導体子会社アームの株価上昇は減速か

一方、ソフトバンクグループが重視する経営指標である時価純資産(NAV)をめぐっては株高が追い風になりそうだ。1-3月期の株式相場では、日経平均株価(N225)が20.63%高、S&P500種株価指数(SPX)が10.16%高となっている。また、ソフトバンクグループ子会社で英半導体大手のアーム・ホールディングスの株価(ARM)もこの3か月で66.33%高となった。

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ただ、アームの株価上昇は今後、勢いが衰える可能性がある。アームがアメリカ株式市場の8日の取引時間終了後に示した2025年3月期の業績見通しが市場の予想を超えられず、投資家の失望を買ったからだ。8日の時間外取引でアームの株価(ARM)は一時10%安となり、9日の東京株式市場ではソフトバンクグループの株価が2.58%安となった。

株価浮上に向けた自社株買いの有無は?

こうした中、13日のソフトバンクグループの決算発表では株主還元策の有無も焦点になりそうだ。株主還元策をめぐっては、アップル(AAPL)が2日の1-3月期決算発表に際して、取締役会が1100億ドル相当の自社株買いを承認したと発表。4-6月期の増収見通しを示したこともあり、翌3日の株価は5.98%高となった。また、アルファベット(GOOGL)も4月25日に初の配当金支払いを行うと発表し、翌26日の株価は10.22%高となった。

ソフトバンクグループの自社株買いは、2021年11月から2022年11月にかけて1.4兆円相当の自社株を取得したのが最後。配当は2020年3月期以降は、年間22円のペースを維持している。後藤芳光CFOは2月8日の決算会見で自社株買いついて、株価を引き上げる効果は短期間しか続かない側面があり、成長に向けた先行投資に資金を回す必要性があることを指摘。そのうえで、ソフトバンクグループが過去5年間で4.5兆円の自社株買いを行った実績があることを強調し、「(自社株買いの)トレンドを維持しながら、それに先んじて先行投資もやっていく」と話している。

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