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米国債利回り上昇で米国株続落、APAC株に下落リスク

米国債利回り上昇で米国株続落、APAC株に下落リスク

このページの内容

S&P 500、NYダウ、ナスダック100、円、日銀 - APAC市場寄り付き

  • S&P 500、NYダウナスダック100は、米国債利回りの上昇を受け、下落
  • 市場はFRBがよりタカ派的であることを織り込み、APAC株式はリスクにさらされている
  • S&P 500は上昇ウェッジの下方ブレイク後も下降し続けており、さらなる下落が示唆されている
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APAC市場まとめ – 米国株のボラティリティ上昇で、APAC市場に警戒感

今週の株式相場はボラティリティ(変動性)をテーマに取引が開始された。週明け19日の米国株式市場ではS&P 500種株価指数が前週末比0.9%安、ダウ工業株30種平均は同0.5%安、ナスダック100指数は同1.5%安で取引を終了し、各指数は11月10日以来の低水準に落ち込んだ。中でも、比較的ベータ値の高いハイテク株の下げがきつかった。

下記の15分足チャートを見ると、S&P 500種指数は米10年債利回りに逆相関していることが分かる。実際、米10年債利回りは約2.9%上昇し、1日のパフォーマンスとしては10月19日以来の高い上昇率となった。米短期債利回りも上昇し、米債券市場の動きが、米連邦準備制度理事会(FRB)のよりタカ派的な姿勢を織り込む市場の動きと結びついていることを示唆している。

この動きは先週の値動きの延長線上にあったのかもしれない。過去5営業日間に、FRB、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BoE)などの中央銀行が政策金利を引き上げた。各中央銀行はまた、今後のさらなる利上げ実施も示唆し、特にECBは予想以上に引き締めに積極的な姿勢を見せた。

先週の金融政策発表後のFRBの金利見通しを見ると、市場が織り込んでいた以上に積極的な内容であることが分かる。予想通り、この温度差がボラティリティの扉を開いてしまったようだ。このことを考慮すると、ハイテク銘柄の多いナスダック100指数は今後さらに下振れするリスクがあると予想するのが妥当だろう。

S&P 500先物と米国債利回りの比較 – 2022年12月19日

資料:TradingView

12月20日のAPAC市場 - 日銀、センチメントに注目

20日のAPAC(アジア太平洋地域)市場では、日銀による金融政策の決定が注目される。政策発表時間は決まっていないが、2020年以降の発表時間から判断すると、日本時間午後2:45-3:15の間に公表される可能性が高そうだ。日銀は大規模な金融緩和を継続するというのが大方の予想で、円相場は今後も海外の動向に影響を受けやすい状況が続くと思われる。

さらに心配なのは、米国株のリスク回避の動きが、きょう20日のAPAC取引時間に広がる可能性があることで、豪ASX 200、日経平均香港ハンセンなどの株価指数が下落リスクにさらされることになる。センチメントのさらなる悪化は、資金の安全な逃避先と見られているドルにはプラス材料となるかもしれない。一方、リスク動向に敏感なオーストラリアドルやニュージーランドドルは弱含みの展開となる可能性がある。

S&P 500テクニカル分析

S&P 500種指数は、弱気なチャートパターンである上昇ウェッジを下方にブレイクし、その後も下降が続いており、今年初めからの下降トレンドの大きな流れが継続する可能性が出てきた。19日には50日単純移動平均線(SMA)を割り込み、下降の勢いをさらに強めている。当面のサポートは、フィボナッチ・リトレースメントの中間点である3,806となる。

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S&P 500先物 日足チャート

資料:TradingView

--- DailyFX.com シニアストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

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