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ドル、中国A50、金の見通し:FRB議事要旨はサプライズなし、米雇用統計に注目

ドル、中国A50、金の見通し:FRB議事要旨はサプライズなし、米雇用統計に注目

DailyFX, Research

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このページの内容

※2023年7月6日12時41分更新

祝日明け5日の米国株式相場は小幅安で取引を終えた(ダウ工業株30種平均は0.38%安、S&P 500種株価指数は同0.20%安、ナスダック総合指数は同0.18%安)。先週末、フィアー・アンド・グリード(恐怖・強欲)指数は「極度の強欲」の領域に戻り、投資家心理の過熱を背景に、短期的には適正な株価を超えている状況を示している。とはいえ、7月は1年の中で平均リターンが2番目に高く、プラス圏で取引を終えることが多いため、過去20年間の季節性は上昇トレンドの継続を支持している。

米連邦準備制度理事会(FRB)が5日に公表した6月13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はさほど大きなサプライズもなく、FRBのタカ派的スタンスを改めて示すものとなった。新しい情報としては、「ほぼすべての」FRB当局者が追加利上げを支持していたが、経済に浸透するまでに時間を要する現在の金融政策の影響を見極める時間を確保するため、6月の会合では金利据え置きで合意していたことが分かった。

FRB議事要旨公表後も利上げ観測はほとんど揺らいでおらず、7月以降に25ベーシスポイントの追加利上げを実施し、FRBの利上げサイクルは終了するとの見方が引き続き支持されている。とはいえ、5日の米国債利回りは上昇に転じ、10年債利回りは3カ月ぶりの高水準まで上昇した。ドルも上昇(0.2%高)し、103.12の重要なレジスタンスを再び試す展開となりそうだ。RSI(相対力指数)ではこれまでのところ、重要な50の水準が維持されており、6月中旬以降の高値圏での高値と安値の切り上げは、買い手が主導権を取り戻そうとしていることを反映している。103.12の水準をさらに上回れば、2023年5月の高値を再び試す展開が視野に入るだろう。

資料:IG証券

今後の注目は、米供給管理協会(ISM)が発表するサービス業購買担当者景気指数(PMI)だろう。5月のPMIは予想外に下振れたが、6月は51.0への小幅上昇が予想されている。FRBはサービス部門のコア価格指数(家賃・宿泊費を示すシェルター価格を除く)を重視しているため、サービス部門の価格指数の動向次第では、利上げ一時停止との見方が強まる可能性もある。今週は米非農業部門雇用者数(NFP)の発表を控えているため、きょう6日公表の米新規失業保険申請件数とADPが発表する雇用統計とともに、米求人倍率も注目されている。これらの経済指標が底堅い内容となれば、米労働市場の堅調さが示され、ソフトランディングへの期待につながりそうだが、7日の米NFP発表で示される賃上げ圧力が引き続き緩やかであるかどうかが焦点となろう。

アジア市場寄り付き

6日のアジア株式相場寄り付きは軟調な滑り出しとなった。本稿執筆時点で日経平均株価は0.94%安、豪ASX株価指数は0.63%安、韓国総合株価指数(KOSPI)は0.58%安で推移している。中国財新が発表する中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は年初来、6回中5回予想を上回る内容だったが、最新の6月は53.9と予想(56.2)を下回った。世界第2位の経済大国である中国の経済成長が鈍化していることを示唆する経済指標が相次いでおり、下期に何らかの策を講じる必要があるとの見方が強まっている。アジア太平洋地域できょう発表される経済指標は比較的少なく、注目はオーストラリアの貿易収支くらいだろう。

中国A50指数は年初来、安値圏で安値と高値を切り下げつつ下降トレンドを継続している。上値では、下降トレンドラインと一目均衡表の雲上端のレジスタンスが立ちはだかっているようで、RSIは依然として重要な50の水準を下回って推移している。さらに下値を切り下げると、12,300が目先のサポートとして意識され、この水準を維持できなければ、11,700に向けて下落する可能性がある。

資料:IG証券

注目ポイント:金価格は引き続き、上昇一服の兆しを示している

米国債利回りが上昇し、ドル高が進行する中、5日の金先物相場は1,940ドル台を回復するには至らなかった。これまでのところ、景気後退懸念が弱まっているため安全資産への資金流入が抑制されている。現在、利下げの実施は2024年以降との見方が主流となっており、利下げ実施は今年初めとの見方から金を買っていたトレーダーによる買いを巻き戻す動きも見られる。

テクニカル面では、RSIが引き続き50を下回って推移しており、売りが優勢であることを反映している。これまでの重要なサポート合流点である1,940ドルを割り込んだことで、売り圧力はさらに強まった。さらに下降すると、先週、日足チャートで強気のポイントが形成された1,900ドルが意識されそうだ。この水準を維持できなければ、1,850ドルを再び試す展開となる可能性がある。

資料:IG証券

5日 :ダウ工業株30種平均は0.38%安、S&P 500種指数は0.20%安、ナスダック総合指数は0.18%安、ドイツ株価指数(DAX)は0.63%安、英FTSEは1.03%安で取引終了

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